社会人1ケタ年目がSK∞-エスケーエイト-を観たら

高校を卒業し、社会人になり早n年。
今年7月に入ってからが本当に仕事で心が折れそうで仕方なかった!!
結構自宅で泣いちゃったりもして。

7月末、小学校からずっと一緒の友人と遊んでリフレッシュして、私は思い立ちました。

新しい「好き」「楽しい」を探そう!!!!!

SK∞との邂逅

とはいえ、何から始めたら……


だいぶ前に買ったアニメディアで気になってたアニメあるじゃん!!!!
SK∞-エスケーエイト- 

TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」公式サイト (sk8-project.com)

原作の漫画や小説が無いタイプの作品だし、1クールものだから今からでもとっかかりやすそう。コンセプト的にスケボーでバトルしたり青春したりするっぽい。スケボーはよくわからないけど…調べたところ丁度8/8にニコニコで一挙放送が!なんたる幸運!!観てみよう!!!

SK∞を観た感想


結果としては総合的に「めちゃくちゃ好き!!!!!!!!」でした。
もうハマってしまった。自分史上最速のハマり方しました。
じゃあ何にそんなに惹きつけられたのか?という点を言語化していきたい。
(語るうえで結構ネタバレっぽくなってる箇所ありますので注意)

・キャラクターが個性豊か(過ぎる!?)!

やっぱりここ!!一挙放送前に公式サイトのキャラクター紹介眺めて予習してたんですけど、アニメで観ちゃうとほんと、更にすごい。
私的に本作の主軸だと思うのはスケボー大好き!自分でも整備できちゃう高校生スケーター暦くん、そんな暦くんと出逢ってしまったちょっと読めないカナダからの転校生ランガくんなのですが…
そんな2人の周りのスケーター達、とんでもなくキャラが立ちすぎている。
THE・悪役!!な見た目だけど素顔は心優しいお花屋さん、スケボー日本代表候補で猫耳でゲーム好きでツンデレみある中学生、和服で眼鏡な理論派AI書道家(…って、何ですか!?)お兄さん、難なく女性を口説き落としちゃうマッスル料理人お兄さん…って属性、多すぎ…!?と思ったら、怪しすぎる仮面・気に入ったスケーターに超執着・スケボーの上でダンス・表の顔はなんと政治家!?まで登場しちゃうし、終盤にはまさかまさかのダークホースまで現れちゃう。
詳しくはアニメを観てください!!百聞は一見に如かず。

・様々な視点で作中の世界に引きずり込まれる


ここは暦くん・ランガくんの2人が大いに生きている、物語を動かしてるなって思ったところです。

私自身スケボーに乗ったことがないのでスケボー知識皆無のまま1話から視聴開始。序盤…特に暦くんのスケボー・Sのレクチャータイムはランガくんの視点で観てました。ほ~~~…。そしてこれまた暦くんが熱心に、楽しそうに教えてくれるのでなんだかスケボーしたくなってきちゃいます。
特に2話、3話。暦くんの兄力もとい面倒見の良さが最大限に出てるし、この作品の揺るがない根幹を表す言葉が多いので、ここで心ぐわっと鷲掴みにされた同志、多いんじゃないでしょうか。

ただ、話が進む_ランガくんがどんどん上達していくのにつれて、ランガくんの視点に立つのが少しずつ難しくなってくるというか…ランガくんが遠く感じることが増えてきます。(そもそも遠かったかもしれないけど…)観てるだけの私ですらそうなら、ランガくんの傍にいてスケボー教えてた暦くんはもっと…と想像するだけで遣る瀬ない。上達するのは喜ばしいことなのに喜べない自分がいることに罪悪感。
5話辺りからこのモヤモヤをはっきり認識しちゃっていよいよランガくんから離れていく感覚を無視できなくなり。この時点で今度は自分の視点が暦くん寄りになっていきます。

そして来る7話。
感じていたランガくんへの劣等感とSのギャラリーの言葉で瓦解していく暦くんを観るのが本当に辛かったです。極めつけのタイトル回収「俺とおまえじゃもう つり合わねーんだよ…」で私は完全に迷子に。どちらの気持ちがわかる、わからないの前にただただ冷水を浴びせられたような気持ちで放心状態でした。
(一挙放送の時このシーンの後あまりにも辛くて離脱してしまい、しっかり観ようと決意した時には12話のランガくんの祝勝会でした。ちゃんと全話通して観たのはそれから1週間後…)

7話以降は誰の視点でもなく私の視点であの世界を見ることが多かったかな…と思っています。もちろん良い意味で!この後のことは後述の通りなので割愛。

・「好き」「楽しい」を貫くこと

喜屋武 暦くん。
メタ的に言ってしまえば主人公という立ち位置にありながら、彼が決闘_ビーフで結果としての勝利を掴んだ描写はありません。
けれど、私は彼が一番強いと思いました。
実力や勝敗は目に見えます。それに対して好きだとか楽しいとかそうしたものって、目には見えにくいというか不確実なもの。

スケボーの楽しさをもう一度教えることで愛抱夢さんの救済の役割を担ったランガくん。そんなランガ君にスケボーの楽しさを教えたのは、他の誰でもなく暦くんです。間接的だとしても、暦くんの「好き」が、結果を出すことが全てだと、そうしないと愛されないと思っていた愛抱夢さんを救っている。


自分の好きを否定されたり、否定したり。大なり小なり、誰しもそんな経験をしてきたのではないかと。
好きを貫くことが思う以上に難しいと知ってしまったからこそ、全12話を通して暦くんが「好き」を貫いたことを眩しく、羨ましく思いました。


「好き」「楽しい」ってやっぱりエネルギーだ

一通り語ったので一旦終わらせます!!!
社会人になって、学生の頃よりも多くのやらなければならないことに日々精神を費やしている中で「好き」「楽しい」があるのとないのとでは気持ちが結構違うな~というのが最近の感想です。

また仕事で擦り切れそうな日々に舞い戻っていますが、SK∞なんと2期・OVA決定してるのでそれを支えに頑張っていきます!!

SK∞ 最高~ッ!!!

                   

                                苺々


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