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【やはりリアル書店が凄い!】「紙の本が電子書籍に対して優位な点」を説いてくれた記事発見!

電子書籍は便利だが、紙の本のほうが優位な読み物もある。それゆえ紙の本がなくなることはない

、、、という意味のことを、私なりに、これまでも漠然と言い続けてきたのですが、それを補強してくれるような記事を見つけて嬉しくなりました!

松島恵介教授は「記憶」や「時間」や「裁判と冤罪」などの、ハードな哲学的議論を深めている方。その方から「読者の頭に定着するという点では紙の本が優位」という主張が出てきてくれたのが上掲の記事です。私としては大賛成な主張です。

これは音楽でいうライブとストリーミング配信の違いになるのかもしれませんね。電車の中とかでちゃちゃっと好きな音楽をなんとなく聴きたいだけの人は、定額制配信されるものでよい。そうでなくて、音楽から深い感動やアーティストとの共感までを含めたものを受け止めていたいという「本当に音楽を愛する人」は、ストリーミング配信がどれだけ便利になろうが、それとは関係なくライブへ行くお金を貯め、時間も作る。書籍にも同じことが起こるのかもしれません。

電子書籍の発展は、紙の本を終わらせるのではなく、「紙の本を、本当に『本が好き』な人たちの嗜好品に戻す運動」になるのかもしれません。

ドストエフスキーやらプルーストやらの「読み通すには時間がかかる上に、読み終えた後にいろいろ考察も深まる含蓄の多い作品」こそが、「紙の本として家に置いておくもの」として見直されることになるかもしれませんね。

私としては、そうなってくれたほうがいいなあ。だって「本がよほど好きな人でないと、読んでもきっとわからない文学作品」なんてものはいっぱいあるもので、そういうものを「世界の文学のおらすじだけをダイジェストで読めるシリーズ」みたいなものでパラパラと読んでいる人がいるのをみるとむしろ「それでいいのか」と戸惑ってしまう。「ホンモノの感動がある文芸作品は、どっしりしたハードカバーで時間をわざわざ作って読まないとそもそも読めるもんじゃありません。ダイジェスト版なんぞで読んで誤解をするよりはむしろ我々読書マニアに任せておいてくれ」というところです。いや、本当に。

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!