串本町、紀伊大島のエルトゥールル通りを歩いて行くと見えてくる、トルコ記念館。

遭難したエルトゥールル号から回収した生活用品や、救出作業時の状況を説明する資料などが豊富で、たいへん勉強になりました。

ハイライトといえるのは、屋上のテラスから、エルトゥールル号が沈んだ場所を見渡せる展望台。

奥に見える岩のあたりで沈んだそうです。この事件に興味を持ち、追ってきた人間としては、ようやくここに立てて深い感動が全身を駆け抜けていきました！

そもそも景観が素晴らしい場所にある記念館なので、展望台のベンチに腰掛けて海風に吹かれているだけで、涙がこぼれそうなほど感傷的になります。まして私は夕刻に訪れたのでなおさら。

今もこの海原の下に、エルトゥールル号の船体と、たくさんのトルコの方々のご遺体が眠っているのでしょう。

おごそかに、合掌。

次回は、この旅が終わり、東京に戻った後に起こった、ちょっとした後日譚となります！↓