育児はママならない 8 「お父さんでも泣かないんですね」への妻とぼくの反応
もうすぐ6ヶ月になる息子の育児を、母乳以外はやっていると思っているシナリオ・センターのあらいです。
先日は、ぼくが褒められて、お互いにちょっとだけイラッとしたことがありました。
8月15日に、貸ロッカールームの見学に行った時のことです。
ぼくと妻と、赤ん坊の3人で見学に行きました。赤ん坊は、ベビーカーに乗せていました。
で、ロッカールームの見学中に、ちょっとグズリそうな気配を見せた息子を、ぼくが抱っこをしました。
抱っこのまま、5分くらい2帖の部屋を見学し、さらに5分くらい別の部屋を見学しました。
その間、息子を抱っこしていたわけです。2つ目の部屋を見に行った後に、エレベーターで1階の事務室に戻る際に、女性のスタッフの方が、言いました。
このセリフ、今日の重要なやつです。
「お父さんでも、泣かずにいい子にしてるんですね〜」
はい、これ。全然、相手には悪意もありません。むしろ育児に、積極的に関わってるであろうお父さん=ぼく、を褒めているセリフです。
見学が終わり、少し散歩して帰ろうということになり、ベビーカーを押しながら歩いていると、妻が言いました。
「なんで、父親が抱っこして子どもが泣かないと、褒められるんだろうね。だって、『お母さんでも泣かずにいい子にしているんですねぇ〜』なんて、絶対言われないじゃん」
これ、世の奥様が思う、男の育児あるあるではないでしょうか。親として、当たり前のことをしてだけなのに、旦那だけ誉められるっていう例のやつです。
で、ちょっと前までは、ぼくもそんなふうに誉められると、嬉しかったりしたわけです。でも、6ヶ月も育児をやっていると、変わってきます。
「いや、それを言うならね。『お父さんでも、泣かずにいい子にしてるんですね〜』って言われたでしょう。『いや、当たり前だろ』ってこっちは思うのよ。どんだけ、愛情注いで育児してると思ってんだって。悪気がないのはわかるけどさぁ」
そういう反応になるわけね。
と、妻は妻で、妙に納得しておりました。
一つのセリフに対しても、妻とぼくのリアクションは違います。シナリオの技術でいうところの、『リトマス』ってやつですね。
そんなことを思った終戦記念日なのでした。(終戦という言葉への、思うところもそれぞれ違う気もしますね〜)
シナリオ・センターのあらいでした。
▼褒められて、よろこんでいた頃の話▼
▼リトマス、についてはこちら▼
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