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育児を褒めらて、よろこんでしまう心もよう

シナリオ・センターのあらいです。

今日までほぼ4ヶ月、いわゆるイクメン的なことをしています。そこで気づいたことを、言語化してみようと思います。

我が家のしくみ

以前にもちょろっと書きましたが、我が家は、妻がフリーランスということもあり、産後2ヶ月目から軽い仕事だけ、やっております。
そのため、共倒れせず、仕事と育児を両立させんがために編み出したのが、シフト制スタイル。

・1週間の流れ
日:二人とも休み。
月・木:13時〜17時 妻は仕事。ぼくが育児。
火・水・金・土:15時〜21時 僕が時短で仕事。妻が育児。

・21時の帰宅後
ぼくが仕事の日は、21時半くらいに家に帰り、子どもと一緒にお風呂に入れます。お風呂から出たら、夕飯。22時半くらいから食べ始めます。

妻は21時前に、ご飯を食べ終えておきます。お風呂から出た子どもをキャッチして、その日の流れで、寝かせるか、ミルクをあげるかをします。

うまくいけば、23時から23時半には、子どもが寝て、ちょっとほっこりタイム。24時くらいに妻がお風呂に入って、25時半くらいに就寝。
妻は、子どもと寝て、夜中もしくは朝方のミルクを担当してくれます。
僕は、夜は寝て、8時半くらいに起きたら、妻と交代して、妻が仮眠を2、3時間取ります。
そんな1日の流れです。

母乳以外のすべて

ぼくが父親として、子どもにできることは、母乳以外のすべてだと思います。
生まれてから4ヶ月のいまに至るまで、変わりません。新生児の時は、さすがに妻が寝ている時間に一人で面倒をみるのは怖かったですが、考えてみれば、妻もぼくも、子育て素人なわけなので、条件は一緒です。

・おむつ替え 大も小も
・寝かしつけ
・お風呂(最初は、沐浴)
・着替え
・ミルク
・爪切り
・耳掃除
で、これらにまつわる作業も、やります。
・おむつの補充
・お風呂の準備(タオルの出し等々)
・着替える服選び
・ミルク後に、哺乳瓶の洗浄と消毒

という感じの子どもまわりのことに加え、妻と同じように、掃除や洗濯、お風呂掃除もやります。朝のコーヒーや妻用のデカフェの紅茶を用意したり。
時間の関係で、食事の準備はほとんどできませんが、仕事が休みの月曜日に食材があれば、ちょっとやったりもします。

母乳以外のすべて、やっている気がするんです。どうでしょうか。
ちなみに、妻代筆で、我が子から研修の修了証をもらいました。

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褒められると嬉しくなる

という感じやっているよ、という話を妻の友達やぼくの友達が来た時にすると、たいてい褒められます。

最初、それが、めっちゃ嬉しかったわけです。

はじめてのことで、緊張しながらやっていることを褒めてもらえるわけですし。
時短とはいえ、仕事もしながらですし。
あと、個人的には、昨年の突発性難聴から残るめまいの症状を抱えながらですし。

でも、ある時思いました。
これ、喜んでいいのかな、って。
心のどこかで、褒められ待ちしてる自分ってどうなのかな、って。

いや、褒められて伸びるタイプ、というか、褒められるのは好きなので、褒められたいのですが、イクメンって、そもそも、褒められる対象なのかなということです。

だって、同じようなことしてる妻は、特段偉いねぇ〜とは言われません。

たとえば、こないだ妻が美容院にいきました。その間、ぼくが子どもの世話をします。

きっとそれ、すごいねぇ案件です。
お父さんが乳幼児をワンオペなんて!って。

でも、逆だったら?
誰も、妻にすごいねぇはいいません。

なのでやっぱり、ぼくは、褒め待ちしてはダメなわけです。

だって、テメェの子を世話してるだけだから。
子どもからしてみたら、突然訳もわからなず、しかもロシアがウクライナに侵攻したきな臭い日に生まれてこのかた、頼るものは、ぼくら夫婦な訳です。

そのかたわれが、やるべきことをやっている。ただ、それだけなわけです。

好きでロン毛にしてる男性に、毎日のシャンプーたいへんでしょ?えらいねぇ

とは言わないのと、同じです。

日本の中での父親の立ち位置

だから、行為として、子どもを育てることじたい、別に何もえらいことではなく、当然のことなわけです。

でも、それを父親がやることを、えらいこと周りが思うこと、そして、父親自身の心の中にも、チラッとえらいことをしているという意識があることは、今の日本社会のなかでは仕方ないのかもしれません。

父親が、子育てにどれだけ関わるか、家族の数だけあると思います。ぼくは、いろんな幸運が重なって、いまのようにできています。

できることなら、それぞれの家族が望んだ形を受け入れられる、会社や社会だといいなぁと思うのです。

個人のどうありたいか、家族のどうありたいか、会社のどうありたいか、社会のどうありたいか、日本がどうあるべきか、を、具体的なイメージに落とし込む一つとして、父親と子育てという切り口もありなのかもしれません。

ここ最近、noteの更新が、慣れない育児と仕事の両立で雑になっていたので、今だから書けることを書いていこうと思っている次第です。

子ども向け講座、いざ開講!

シナリオ・センターは、1970年の創設以来、700名以上の出身ライターが脚本家や小説家として活躍しています。
あらいは、シナリオ・センターにて、映画やゲーム業界、一般企業から子ども向けまで、シナリオを広めるために、な~んでもしています。

シナリオ・センターは『日本中の人にシナリオをかいてもらいたい』と1970年にシナリオ講座を開始。子ども向けキッズシナリオも展開中。アシスト、お願いします!! https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html