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【カウンセリング日記2】夫問題の原因探しにも終止符を打てた日

前々回の日記で書いた通り、プロの臨床心理士さんのカウンセリングを受け始めました。前回の初回で、自分自身が「なぜこうなのか」の原因探しに終止符を打ち、これからは「WHY」という問いかけと、それに付随する「理由が分かればある日奇跡が起こって一気に生まれ変わるようなことが起きるかもしれない」という淡い期待とお別れして、地道に、まだまだ脆弱な自分の根っこを育てていこうと思い、ようやくスタート地点に立てた感じがしました。

2回目までは1.5ヶ月空いたので、次は夫問題の話をしようと指折り数えていました。
そして巡ってきた昨日、久しぶりでも温かく迎えてくださったSさん(先生とは呼ばないで、さん付けでいいですよ、とのこと)に2度目のカウンセリングを行っていただきました。

夫はモラハラなのか、それとも発達特性があるのか、私はカサンドラではなのか、私じゃなく他の人が妻だったら彼はこうでなく、こんなに打ちのめされることもなかったのか?私が私でさえなければ、つまり私自身が変われば夫も変わったりするのだろうか??と、これまで夫がなぜこうなのか?について、たくさんの原因探しをしてきました。

人生の中で出会ったことのないタイプ、悩んだことがない悩みだったので、藁をも縋るつもりで、夫婦仲改善オンラインサロンにも2年ほど入会し、がっつり夫婦関係について学んだりもしました。そこでは、モラハラの旦那さんには褒めが足りない!ということで、徹底的に夫を立てる、誉める、自分はポンコツなドジっ子に徹して、夫が何かしてくれるたびに褒めちぎって感謝のシャワーを浴びせるということを教えられました。

その思想にも自分のキャラにも解釈違いを感じつつも、藁にもすがりたい状況だったので2年ほど真面目にやってみました。たまに効くこともあるけど、なんかちょっと違うんですよね。普通のモラハラともちょっと違うかんじ。

あと話の通じなさが宇宙人クラスで、それもずっと意味不明でした。ある時ストローマン論法という詭弁法のことを知って、ああ彼がやってたのはこれか、と腑に落ちましたが、意識的にやってるというより、生まれつきそういうやり方ができる感じ…ちょっとしたサイコパスみも感じます。

前置きが長くなってしまいましたが、結論から言うと、私はカサンドラになっちゃってたし、彼は何らかのトラウマがある人だし、自己愛の人だということでした。

「あなたが旦那さんとこれからも一緒にいるかどうかは、あなたが彼のトラウマに付き合えるかどうかだと思いますよ。このくらいなら付き合えると思うならいいけど、手に余ると思ったら離れた方がいいです。あなたが治せるようなものではありません」

その後、自己愛というキーワードで色々調べてみて、自己愛性パーソナリティ障害というものの存在を知りました。そのつながりで他の色々なパーソナリティ障害を調べるうち、自己愛性以上に、強迫性パーソナリティ障害が非常に彼にピッタリ来るということがわかりました。

ともかくこれまで、私の知るどの状況にもぴったり当てはまらず、しかし確実に私自身はすり減ってきている、理解の範疇外にある彼の在り方、人格というものが一体何なのか、これまで生きてきた人生で最大といってもいいくらいの障壁であり謎であったものの糸口がようやく見えてきたわけです。

プロすごいなと思うと同時に、これまで私は、それでも愛されていると信じていたけれども、実はそうではなかったのかもしれない、本当にただの共依存なのかもしれないと思えてきて、非常に絶望的な気持ちにもなりました。

合わせて、上の娘にも夫と似たわからなさ、サイコパスみを感じていただけに、余計に恐怖を覚えました、、、パーソナリティ障害は遺伝も結構あるみたいで、、、
娘は可愛いし大事だし幸せになってほしいけど、本当に私は一生理解できないかもしれないし、場合によっては夫と共に人生をどこまでも奪う存在になるかもしれない。

そんなことまで考えてしまって、、、

その後二週間ほど経ちますが、夫を見ていて思うのは、彼らは常にパーソナリティ障害やトラウマ持ちとして振る舞うわけではないのですね(当たり前か)。
普通っぽい人の時も結構ある。そういう時は、話も通じるし心も通い合うような気がします。本当に通じてるか、通い合っているかは、正直、よくわからない。
でもまるで通じ合えているように感じるわけです。

そういう時には、彼の中に、幸せになりたい、家族と幸せに暮らしたいという切なる思いを見てとれるような気がします。
しかし一度スイッチが入ったり、コンディションが悪くなると、いとも容易くその家族を敵と見做して攻撃してきます。全てを壊すようなことを言ってきます。
そしてしばらくするとまるで何もなかったかのようにケロッとしています。

でも傷つけられたこちらの心は、そんなに簡単に元に戻りませんねん…

だいぶ長くなってしまいましたが、原因探しは終わりました。それはよかった。
これからは、「で、どうするか」「どう考えるか」の段階に入っていきたいと思います。

自分が置かれた状況が、自分が思っていた以上にひどいということに打ちのめされもしたが、それでも、前にすすんでいます。
これもまた、希望の光の一筋、と考えていきたいと思います。

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