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本当に役に立つライフハック〜反応しない練習

どこかの記事でこの本がとてもいいよと読んで、Kindleで購入して、通勤途中とかに耳で聞いて読んでいます。まだ最後まで読んで(聞いて)いませんが、序盤に書かれていたことがとても役立っています。

この本に言語化されているのを読むまでも、薄々自分の中では気づいていたことではあるのですが、自分が今とても苦しいという、その苦しさを分析すると、まず、客観的に置かれた状況がそこそこハードモードであるという事実があります。
この苦しさをたとえば10として、それだけでも十分大変なんだけど、自分自身の気質や考え方などによって、その10を12か13くらいには増幅している部分がきっとあるだろうなという感じです。
(ポジティブな人だったらむしろ考え方次第で緩和して、8とか7とかにできるのかもしれませんが)

思考の癖で、つい10の苦しみを0にできない自分を責めるという、無理ゲーなことをしてしまうのですが、そいうとこやぞオマエ、ということです。
はたまた、夫や会社に辛い仕打ちを受けたとき、そこに日本のジェンダーギャップの根深さや過去から連綿と続く苦しみの連鎖といった、一人では抱えきれない壮大な問題意識を持ち出してしまって余計に義憤に駆られて絶望と無力感に苛まれるとかですね。*

こういうことで、10だった苦しみに何かをオンしがちな自分がいます。

他人や環境は変えられませんから、夫や会社に変わってもらうのは難しい。
さりとて自分の性格を愛と感謝で不遇も幸福に感じるスーパーポジティブに変えるのも難しい、と、そこで詰んでいた私ですが、
シンプルに考えて、まず、そのオンしている分を止める。
それならば、今、自分にできる範疇のことかもしれないと思いました。

上の*印のついてる段落に書いてあるようなことは、この本の中では、すべて「判断」だと書かれています。
この「判断」が、苦しみのオプションを付与するということです。

夫に嫌なことをされて、嫌だった瞬間、苦しみは10です。
その次に、こんな仕打ちはひどい、私の人権は無視された、日本のジェンダーギャップのせいだ、理不尽だ、、、という考えがどんどん続くのですが、これらは全て「判断」で、やればやるほど苦しみに1点、2点とオンされていくのです。

実際に、自分の日々の生活の中で「判断」に気づいてやめてみると、元々の苦しみのところでストップするので、明確に楽ですしホッとします。

自分で実感して初めて、ああ、本当に自分で自分を余計に苦しめていたな、と気づきました。
もちろん、元の苦しみは無視しません。
「ああ、嫌だな。嫌だな、うん、嫌だ。」と、そのポイントから動かずに、オリジナルの苦しみだけをシンプルに味わい、認めます。
そこに「判断」や「反応」はしません。

そこで止めることができると、それ以上苦しくならない、というのは私には大発見でした。
これを知れて本当に良かった!!
これこそ、本当に役に立つライフハックだと思いました。

ただ、忘れやすいのが玉に瑕です。
折に触れ思い出し、判断を止める。これを続けていきたいと思います。

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