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【ひとやすみきろく16】母と京都&仕事についての正直なところ

休職最後の1日。金曜は、母を誘って小雨降る京都に行ってきました。
仕事のことを考え始めたからか、昨日はここ最近では一番体調が悪く、動悸・疲労感が結構ありました。
うーん、正直なところを言うと、仕事がしたいかどうかって言われると、わかりません。できれば仕事なんてしないで、気ままに暮らしていたいというのが正直なところ。でもそんな子供じみたことは、流石にあかんやろうと思って、復職するわけですけども、仕事にさしたる情熱もやる気も、実はないんです。
その割に仕事を一生懸命やっていたのは、優等生アイデンティティと強迫観念によるもの。そこに逆戻りはしたくないし、できないと思うんですが、中途半端にまた引っ張られるのかもなぁと思うと、嫌だなぁ。

ポンペイ展とジブリ展の両方に行きましたが、どちらも写真撮影してOKで、最近の美術展ってそうなんですね。

ポンペイ展は古代ローマの遺跡なんですが、火山の噴火で灰が積もったため真空パックで残されていて、2000年も前とは思えない素晴らしさに驚嘆しました。
というか、2000年前の人類も、今の自分達とちっとも変わらないと思いました。
母がしみじみ言ってましたが「本当に、昔から、人間は変わっていないのよ。同じような生活をして、同じようなことで悩んで、同じように未来を憂えたり、過去を懐かしんだりして」「そう思うと、どんなこともなんてことないんよね」

ほんと、私もそう思いました。
長い目でみたら、私の人生に起こる大ごとだって、どうってことない。
かわいいもんです。どうこうしなくてもいい、なるようになるし、どう生きたっていい。

今の時代に生きていると、いかにも未来には大変なことが起こりそうで、不安です。
こんな悩みは現代に特有のもので、本当に解決の難しい難題に直面していると、考えがちです。

だけど、2000年前の人々の生活をふと垣間見てみた時、なんとなく感じたんです。

きっと2000年前の人たちも、この悩みは今を生きる自分達に特別なものだと感じてたんじゃないかなって。人間はずーっと、そうやって生きてきたのではないかと。少しずつ違いはあっても、奴隷制がある時、ない時では全然違うと思うけれども、それすらも、形が違うだけで、体感としては今と似たような葛藤だったのかもしれないし。

こうして俯瞰してみると、考え方が変わってよかったです。

もう一つ、ジブリ展にも行きました。
こちらはプロデューサーの鈴木敏夫さん展と言う感じ。

母が鈴木さんと同年代で、学生運動のあった時代の話から、どんな本に影響を受けたかなど、興味深かったです。
赤毛のアンが並べてあったことに共感しました。

その後就職して雑誌編集者になられたあたり、私もそうだったので面白かった。
私は今のようなデジタル編集になる前の編集部、最後の世代でした。

ナウシカがどうやって生まれたのか、などもすごく興味深くて、私が昔、憧れた世界で活躍してきた人の具体的な活動が見られて、複雑な気持ちにもなりました。

若い人がおおくて、皆すごく熱心にみていて、驚きました。

母と2人でお出かけもしたいと思っていたので、叶えられてよかったです。
さあ、月曜はついに会社に出社(月曜は上司との面談)です。
ドキドキする汗

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