結局この夏は暑さと台風でどこにも行けず、気づいたら彼岸花の季節になっていました。栃木県の彼岸花といえば那須の簑沢や茂木の城山公園が有名ですが、今年は少し外して鹿沼・佐野方面へ足を延ばしてきました。ここまでの栃木トークについて来られていますか？

　この日は丁度雨。場所も外しているので人も少ないし雰囲気もいい感じだしで、久しぶりに楽しいスナップ撮影ができました。「幽霊花」「地獄花」といった異名も持つ彼岸花ですので、ピーカンで撮るよりこういう雰囲気の方が味があっていいですね。手ぶれ補正バンザイ。AF最高。

　午前中は降ったり止んだりだったので、妖しい雰囲気も華やかな雰囲気もどちらも見せてくれる彼岸花を撮影できました。英語でSpider Lilyというだけあって、アップで撮るとちょっとグロテスクでもありますね。しかも有毒というのがポイント高め。

　彼岸花といえば赤が基本ですが、白や黄色もありますよね。そういう変わり種を見つけるとねっとり追いかけ回して主役にしたくなります。この日は雨なので片手で撮影できるAF単焦点を使っていますが、普段使っているオールドレンズ等でもグルグル・ふわふわして楽しそう。

　最後にちっと「大柿花山」という植物園に寄ってきました。整備された山、といった感じの植物園でしたが、下野しもつけ新聞にも取り上げられる程の名所だそうです。まさに穴場。他の季節には様々な花が咲いているそうなので、また改めて足を運んでみたいです。

　花盛りの春や新緑の夏と違い、秋が近づくこの季節は少し落ち着いた雰囲気のスナップが合いますね。もうすぐ紅葉ですし、陽が低くなる季節は街スナップも雰囲気が出て面白いですし。久しぶりにカメラ熱が入ります。そういえばXマウントの超広角ズームがSigmaから出るんですっけ。10万円か。。。

【撮影情報】
カメラ：富士フィルム X-T5
レンズ：EF50mmF1.8、XF18mmF2 R
撮影場所：栃木県 医王寺・録事尊（鹿沼市）、大柿花山（佐野市）
撮影日：2023年10月1日

おまけ

　彼岸花と黒揚羽。単焦点だったのが悔やまれます。