【第1回 オープンキャンパス開講レポート!〜育成課題の整理と目的・目標設定〜】
こんにちは!
Schoo人事学びゼミ教務課です。
今回は、2021年11月18日(木)に実施したSchoo人事学びゼミ オープンキャンパス 「“学び続ける組織づくり”」実践コースの第1回セッションのレポートをお届けします!(テーマは、「育成課題の整理と目的・目標設定」)
第1回は19社総勢60名の人事・育成メンバーが参加し、1社から複数名参加される企業も多く、チャット欄でも非常に盛り上がりました!👏
第1回オープンキャンパスでの学びハイライト✍️
1. 人材育成における課題の解決手段として、因果ループ図を活用した課題の可視化が効果的
2. 介入の効果が大きい「レバレッジポイント」探す
また、今回はリコージャパン株式会社 長谷川さんにご登壇いただきました。
ありがとうございます!
【第一回目メンターご紹介📌】
リコージャパン株式会社 人財本部人財開発室 シニアスペシャリスト
長谷川 廣明さん
1990年顧客向けプログラマーとして入社。SEの経験を経て、株式会社リコーの基幹システム要求開発を担当。 2015年慶應SDM研究科システムエンジニアリング学を履修。現役研究員として人材育成と事業創発を同時に行うメソッドを研究。事業開発型の人材育成プログラムを開発し、リコー内で展開。要素開発対象アイデアは年間30以上出す講座に成長。現在はリコージャパン㈱にて、人財開発戦略、社員と組織の自律的成長をテーマに活動中
▼本コースの詳細はこちら
https://note.com/schoo_manabi/n/n6ea3b0ef5fce
企業の垣根を超えた人材育成
変化が激しいVUCA時代において、人材育成の新しい姿を模索するにも、分析をすることが必要だと言われています。
企業が目指す「自発的学習の促進」や「学び続ける組織づくり」に対して、どのような人材育成が必要か、また現状それが難しい理由を考えてみました。
結論として、本来、企業独自で取り組む人材育成の課題を様々な方法論を活用しながら、参加者同士で連携し合い常識の枠を超える&捉え直すことで新たな人材育成の手法を創り出すことができると学びました。
「システム思考」を使って人材育成を考える
まず、人材育成における様々な課題を構造的に捉えるために、「システム思考」と呼ばれる思考のフレームワークについて学びました。
下記のような理不尽な状況下の場合、どのような解決策が導き出せるか参加者同士でディスカッション。
▼参加者のコメント
隙間を探す / 床に穴を空ける / 手前に来る / しゃがむ / 壊す / 叫ぶ!
参加者のコメント
鉄格子の箱を用意する / ゴミ置き場の場所を変更してもらう / ネットをかける / 対策をしてもカラスは慣れるのでは? / 効果がなさそう....
参加者全員で考える時間が設けられ、秀逸な解決策が飛び交い、非常に盛り上がりました!笑
ただ、これらすべて、その原因にアプローチしない限り、その場しのぎの施策となり、根本的な解決に至らない場合が多い
ループ図とは?
ここで、課題解決の手法の一つとして、課題の因果関係を図る「因果ループ図」というフレームを活用して分析します。
因果ループ図は、現状の相互関係を分析する際に大いに役立ちます。
例えば、ロジカルシンキングの分析で使うロジックツリーは、各要素間の時間の流れが分かりにくい一方で、因果ループ図は、時間の流れを伴う矢印に書き換えることができるため、各要素の因果関係が分かりやすくなります。
▼参加者のコメント
「 定性的でフワッとしたものに対して、仮説立てて、検証できることが因果ループ図の強みなのかなと感じましたm 」
「課題についてディスカッションするときにこういった可視化から始めると、参加者皆の理解が揃うので、捗りそうですね 」
人材育成にループ図を転用してみると?
因果ループ図の仕組みを理解した後は、実際にループ図内のレバレッジポイントを探します。レバレッジポイントとは、ループ図内にある解決ポイントのことであり、そこに着手することでループから抜け出すことができます。なるべく、介入の効果が大きいことや介入がし易いポイントを探してみます。
例えば、「人材育成における成長実感」に当てはめてみると「モチベーション」がレバレッジポイントになるであろうと仮定します。
仮定後は、「どうしたら社員のモチベーションを上げることができるか?」を考え、解決のアイディア出しの流れになります。
いかがでしょうか?
いきなりループ図を書くことは難しいので、他のメンバーと協業しながら一つずつ課題を見つけ出してみましょう!
▼次回セッションのご案内
第2回目のセッションでは、『Schoo for Business』活用方法のレクチャーと研修ロードマップの作成を学びます!
オンライン研修サービス『Schoo for Business』の使い方を学びながら、3ヶ月間の研修ロードマップを策定し、実際に『Schoo for Business』をトライアル導入することを目指していきます。
セッション終了後の放課後、21時以降の相談会をしてくださり、各参加者が事前提出いただいた課題のループ図作成などを議論し合い、最後まで白熱した時間となりました!
長谷川さんありがとうございました!
■PR times プレスリリースhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000152.000006391.html
■Schoo人事学びゼミ
https://schoo-jinji-manabi.studio.site/
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