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春の風に殺される

2021年2月20日、今日はとても春のような陽気で、それこそ日が出ているうちは元気だったものの、夜になった瞬間にとてつもなくさみしくなり、春の威力にまんまとやられてしまった。

春の風、夏の夜、秋の夕焼け、冬のため息
四季をつけるだけでどこかノスタルジーな気持ちになるのはなぜだろう。

途中、Indigo la Endの「夜行秘密」を聞きながら歩いているとますます切なくなってしまう。四季と音楽の相性は最悪だ。

ひとりが好きな理由は、誰かと過ごしたあとの孤独が怖いからなのかもしれない。それだったらもうずっとひとりでいる方が随分幸せなのではと思ってしまう。

ひとり坂元裕二ごっこ(缶ビールを飲みながら道路沿いを歩く)をしようかと思ったが、正直なところ二日酔いでそれどころじゃなかったし、コーヒーを飲めるほどほっこりとした気分でもなかった。

冬に突如訪れる春は誰も幸せにならない。


缶ビールが買えるくらいで十分です。あわよくば一緒に乾杯しましょう。ありがとうございます。