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国際人ではなく、国際派日本人を目指せ

外資系半導体企業で働いていた時は、英語を話せる人がたくさん周りにいました。私はあまり話せない方でした。

日本人は海外で自己紹介するときは、自分のことを話そうとする。英語ペラペラな人でも日本のことは触れずに話をしていることが多い。そういう人に限って、英語ペラペラだけど特別な能力はない。流暢にコミュニケーションとれるというだけ、

私は日本代表として参加しているのでfrom Japanと言います。英語は微妙だけど成果は出すので、私が話をすると耳を傾けてもらえます。これは流暢に英語を話せる人よりも私の独自の発言や行動できる人を尊重してくれているということです。

世界で一番売り上げのなかった日本を世界一の売り上げ、世界一の採用件数にして、事業部の黒字化に貢献したこともあり、年に2度サンノゼに呼ばれて戦略会議に参加させられました。参加しても半分くらいしか英語は理解できない、なんとなく言っていることはわかる。

私の考えがまとまったタイミングで「お前の意見は」と聞かれ、ホワイトボードに図を書きながら説明すると大体それが採用される。ということがありました。

初めはそんな感じではなかったです。英語はもっとわからなかったし、外野は黙っていろ、日本の売り上げなんか期待していない、という雰囲気で、売り上げは伸びる気配もありませんでした。そんな時JAPAN as number 1とふと思い始め、マーケティングやコーチングを勉強し駆使して3年かけてやっと世界一になりました。結果3億円の売り上げを5年で50億円まで伸ばしました。

では、ふとJapan as number 1を思い始めたきっかけは何かというと、出張で日本に来ていたアイルランド人との会話です。日本の歴史を聞かれて、何も答えられなかった。その場では、僕は理系だから歴史は勉強していないと答えながら、日本人としてこれで良いのか?と痛烈に思いました。

それからです。テレビや飲む必要のない飲み会をやめて日本の歴史、マーケティング、コーチングを勉強を頑張り始めました。

日本人であるという看板を背負うことで、人一倍力を発揮できるような気がします。それまでは、外資系で働くサラリーマン、誰がやっても結果は同じサラリーマン、という意識でした。国際派日本人という意識が私が他の人以上に成果を出せるようになったきっかけだと思います。

後日それを実験する機会がありました。
筋反射テストです。横に伸ばした腕を人に下げようとしてもらった時に、
自分のため
日本のため
とそれぞれ言いながら腕を下げようとしてもらったとき、日本のためと言いながらの時の方が下がりにくかったのです。

おもしろいですね。同じように力を入れているはずなのに、

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