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先週の国債利回りの上昇から、株式市場全面安を引き起こすまでの流れの整理

株式投資初心者の鈴木です(自己紹介についてはyoutubeその他をご参照ください)。
先週木曜日に起きた、国債利回り上昇に伴う下落の流れについて、少し記事の形で整理も兼ねて共有させていただこうかと思いました。
具体的な引き金を引いた原因はいくつかあると思われ、なるべく時系列に沿って(具体的な時刻は覚えておりませんが)丁寧にトレースしようかと思います。
なお場が始まる前には、ARK関連銘柄がTSLAの下落を発生点として、軒並見更に値を下げるのではないか、とみる動きもあったかと思われますが、主要因ではないとも思われました。記事の流れは以下のとおりです。

なおこちらのyoutube映像でも一度口頭でざっくりとお伝えしていますので、よろしければ併せてご参照ください。

【 利回り急上昇の原因 / MBS & 国債 】 コンベクシティヘッジとは / 企業価値の評価への影響 / リーマンショック時との相違点 https://youtu.be/5kmOMmMZ-LI

今回の記事の目次は以下のようになっています。

1.<リーマンショックとの共通点> MBSの急落
2.<材料なき投売り?> 7年国債入札の不調
3.コンベクシティヘッジとは
4.企業価値(valuation)の低下からの株式投げ売り

なお年明けからここ数日に至るまで、"バブル"がそろそろ崩壊するのではないか、といううがった見方をする、主に日々の値動きを追ってない”外野”の第三者や、評論家的な立ち位置の方々が多く見受けられますが、先に結論から言うと、マクロのファンダメンタルズを見る限り、根拠のない決めつけの印象は否めません。そういう粗雑な話ではない、ということはあらかじめ明示しておきます。

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