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ヨーロッパ文化教養講座(「NHKクラシック倶楽部」 ソフィア・ブルゴス ソプラノ・リサイタル 録画鑑賞記)

2023/02/24

2017年 ナディア&リリ・ブーランジェ国際声楽コンクールで、ドイツ・リート賞受賞(と言われてもどれくらい価値のあるものかは知らないが)ソフィア・ブルゴスのリサイクルを聞いた。

ソフィア・ブルゴスは、「ぶらぼお」のWEBによると、プエルトリコ系アメリカ人だと書いてある。なるほど、インタビューの映像はアメリカン・イングリッシュだと思った。

【曲目】
歌劇「フィガロの結婚」から 恋とはどんなものかしら、
魔法使い K.472、
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から 恋人よ、さあこの薬で、
小鳥よ、もしも毎年 K.307、
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」から 男たち、まして兵士は、
ほか(全てモーツァルト作品)
【演奏】ソフィア・ブルゴス(ソプラノ)、浅野菜生子(ピアノ)
【収録】2022年12月6日 武蔵野市民文化会館大ホール

NHKクラシック倶楽部のWEBより

すべてモーツァルトの歌曲、及びオペラアリアだが、驚いたのは、
「フィガロの結婚」では、ケルビーノ、スザンナ、伯爵夫人、バルバリーナ
の主要4人の登場人物のアリアを歌い分けていたことだ。
「コジ・ファン・トゥッテ」のデスピーナも加えると5人の役となる。

今回のリサイタルで、小生の聴いた感じでは、ソフィア・ブルゴスの声は、スザンナ・デスピーナのような軽い声の役より、伯爵夫人のように重い声の役の方が向いているのではないかと思った。
さらに、ケルビーノのように、通常メゾ・ソプラノが歌う音域まで声がちゃんとでるのも凄いなと思った。

器用貧乏に終わらないように、いろいろな役に挑戦しながら、「ソフィア・ブルゴスと言えば○○役」だと言われるような、ソプラノ歌手に成れたらいいなと思いながら聴いていた。

やはり、小生はモーツァルトが1番肌に(耳に?)合うようで、あっという間に、1時間弱の放送は終わってしまった。

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