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ヨーロッパ文化教養講座(「DOCあすへのカルテ」シーズン2(9)「魔女」 鑑賞記)

2023/11/14
シーズン2も折り返し点を過ぎ、ハラハラ・ドキドキが続く。
今回は伏兵とも言える、神父のマッシモが大活躍する。
原題は、「Streghe (魔女たち)」。
単数であれば、受刑者の女性患者のことだと思うが、複数にしたのは他の女性の誰かも指しているのかも知れない。(チェチーリア・テデスキとか?)

1.アンブロジャーノ総合病院へ救急搬送された患者
今回も2人だが、2人とも薬物に関係する患者

1)娘をモルヒネで殺害しようとして収監されている受刑者の女性。
モルヒネ中毒と思われる症状で、手錠を掛けられたまま、アンブロジャーノ総合病院へ入院。
結果は、常用しているクスリをモルヒネに変えてしまう特殊体質(そんな人がいるんだ!)だったことがわかり、無事退院し無罪放免を勝ち取る。
このことが判明したきっかけは、アンドレアがこの女性に対する周りの偏見と戦ったことに加え、マッシモが神父として受刑者の支援をしているため、この女性が刑務所内の他の受刑者に暴行を受けていることを、エリーザに話したから。

2)元証券ディーラーで、コロナ渦で精神状態がおかしくなり、現在は農業をしている男性。
明らかに薬物依存による異常が行動をするが、本人は薬物摂取を認めない。
こちらも、最終的には、穀物の成分による依存症?(これも初めて知った!)のためだと解った。

2.Canebluチームが隠している、ロレンツォの死の真相について

1)前回、ダミアーノがジュリアの部屋で盗撮したロレンツォの死に関するメモについて、ダミアーノは、ジュリアを問い詰める。
既にジュリアを愛しているダミアーノは、ジュリアのためにこの件を忘れようとする。
ところが、ダミアーノがロレンツォの死について調べていることを知った、チェチーリア・テデスキがカルーソに報告した。
カルーソは、ダミアーノの父親の不利になる重大な秘密を握っていることをダミアーノにほのめかしたため、ダミアーノは、悩む。

2)アンドレアは、ロレンツォが0号患者なのに働き続けたことを、アニェーゼに白状した。アニェーゼは激怒するが結果は協力して隠し続ける道を選ぶ。ただ、ロレンツォの死について、カロリーナが関わっていることは、アニェーゼにはまだ話せない。

3.マッシモ、エリーザとガブリエル

マッシモは、何度かエリーザに「君とは付き合えない」と言いそうになるが、やはり心の中ではエリーザのことが好きなので、中々言えない。
ガブリエルとエリーザが未だ心が通じ合っていることをマッシモは悟っており、ガブリエルとの連絡先を交換する。

ガブリエルは、前回コロナ渦でエチオピアの元婚約者を死なせてしまったことのPTSDが癒えず、ついにクスリを多量に飲んで自殺を図る。

意識がもうろうとするなか、ガブリエルは、マッシモにエリーザのことを頼むと電話する。マッシモは、その電話でガブリエルの異常をさっし、ガブリエルの部屋へ急行し、救急車を呼ぶ。

4.リッカルドとアルバ

リッカルドは、未だに、カロリーナとの仲を疑っていて駄々をこねるアルバを何とかコントロールする。
一方、アンドレアにカロリーナの事を頼まれたリッカルドは、カロリーナの現恋人エドアルドの薬物依存について注意するが、そのことはアンドレアには話さない。

5.エンリコとテレーゼ

ガブリエルの送別会のときに、遂にエンリコと同居していることを、Canebluチーム皆にバラして、盛大な祝福を受ける。

6.今後の展開予想

次回は、原題が「Padri」。父親という意味と、神父という意味の両義なので、アンドレアとカロリーナ、マッシモが主役か?


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