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ヨーロッパ文化教養講座(「クラシック倶楽部 辻彩奈+阪田知樹」 録画鑑賞記)

2023/07/06
小生推しのバイオリニスト、辻彩奈さんのリサイタル。

伴奏も、2021年のエリザベート王妃国際音楽コンクール第4位の阪田知樹君(TOMOKI)という豪華な顔合わせ。

プログラム:
1) ロマンス 第1番 ト長調 作品40(ベートーヴェン)
2) Post Festum 無伴奏バイオリンのための 作品172(権代敦彦作曲)
3) バイオリン・ソナタ イ長調(フランク作曲)
【収録】2020年11月16日 NHK大阪ホール

コメントと感想:

1.コロナ渦のため、NHK大阪ホールで収録。つまり無観客。
舞台上に、細い柱を立てたような照明器具とマイクを
奏者たちを囲むように並べて、スタジオで収録しているような感じにしている。

2.1)ベートーヴェンのロマンスというと、ロマンス2番 ヘ長調が圧倒的に有名だと思うが、1番は冒頭が重厚で辻彩奈の深い音色と良くマッチングしていると思う。阪田君の伴奏もしっかりとした綺麗な音で素晴らしいと思う。
生演奏を聴いてみたい。

3.2)は、辻彩奈さんが、現代音楽の作曲家権代敦彦(コンダイアツヒコ)氏に委嘱した曲。
ヴァイオリン演奏のテクニックについては全くわからないが、聴いた感じではいろいろな奏法を取り入れているようだ。
曲想が瞑想的なのは、権代氏がカトリック信者であることも関係があるのではないかと思った。

コンチェルトを弾いた時のソリストアンコール用とのことだが、全曲弾くと少し長く感じるかもしれない。

4.3)バイオリ・ソナタの名曲中の名曲
辻彩奈さんは、第3楽章、第4楽章が好きだと言っていた。
その第3、第4楽章はその通り素晴らしすぎて、フィナーレでは涙した。

「庄司紗矢香サウンド」が特に弱音部における繊細な響きが心を打つのに対し、「辻彩奈サウンド」は特に低音部から中音部にかけての重厚なブレのない音が(誰もが心の中に持っているモヤモヤした)感情を根こそぎ取り除いてくれるような音だと思う。
この曲も是非生演奏を聴きたいと思った。

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