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ヨーロッパ文化教養講座(クラシックTV   作曲家の「恋バナ」)

2023/10/27
今回のクラシックTVは、再放送で、芦田愛菜さんがゲストの作曲家の恋バナの話。

1.ベートーヴェンは、「エリーゼのために」を誰に送ったかという話し。
悪筆のベートーヴェンが、「テレーゼのために」と書いたのを「エリーゼのために」と読み違えてという説を信じていたが、最近では、エリーザベト(上の写真)というソプラノ歌手に送ったという説が主流になっているそうだ。
清塚氏が、「誰に贈ったかによって、弾き方も違いますよね。」と言ったのが興味深かった。

2.ショパンは、ジョルジョ・サンドに出会う前に何人もの恋人がいたらしいが、ポーランド時代の恋人に、「ピアノ協奏曲第2番」の美しいアダージョを贈ったとのこと。このアダージョは本当に美しいので、恋人もさぞ喜んだと思った。

3.ベルリオーズは、アイルランドの女優ハリエット・スミスソンに思い焦がれて、「幻想交響曲」を作曲した。標題音楽という歴史的な作品だが、発表は1830年と思ったより古い。
ベートーヴェンが亡くなったのが、1827年だから、まさにロマン派音楽の先駆けだったのだろう。
特に第5楽章「ワルプルギスの夜の夢」は、曲想も表題も非常にユニークで、ベルリオーズが麻薬でもやっていたんじゃないかと思うほど。
ハリエット・スミスソンと結果、結婚して破綻する現実も、映画になりそうだと思う。

この企画は、モテ男(のハズ)の清塚氏ならではだと思った。

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