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ヨーロッパ文化教養講座(題名のない音楽会 角野隼斗「ラプソディ・イン・ブルー」の音楽会)

2024/04/18
題名のない音楽会60周年記念は、「ボーダーレス」がテーマとのこと。

第1弾は、「かてぃん」こと角野隼斗君のガーシュイン。
「ボーダレス」にふさわしい、ジャズとクラシックの融合。
1924年(ちょうど100年前)の初版はピアノ+ジャズバンドという構成だったのを、ピアノ2台版とか、この日、角野君が指揮した東京交響楽団のピアノ+オーケストラ版が編曲されたとのこと。

この曲を生で聴いたのは1回だけで、それも1980年代くらい。
久米宏のニュースステーションに、よくゲスト出演していた、
羽田健太郎さん(2007年に58歳で死去)の演奏を、(たぶんサントリーホールの)かなり後ろの席で聴いたのを覚えている。
そういえば、羽田健太郎さんは、題名のない音楽会の司会もしていた。

角野君は、指揮に初挑戦とのことだが、忙しい中でも相当練習を重ねたのか、それとも、何でも直ぐに出来てしまうのか、とてもオケと合っていたと思う。

また、曲中でアドリブもかなり披露していたようだ。

クラシックとジャズ(を含むその他のジャンル)の融合というと、どちらも中途半端になることが多い感じがして、小生は敬遠することが多いが、角野君は、ピアニストとしての基礎が出来ているので、正に「ボーダーレス」な新しい分野を切り開くのではないかと、番組の短い時間の間に考えた。

先日の、藤岡マエストロと演奏した、モーツァルトのピアノ協奏曲第26番(戴冠式)の演奏もそうだったように、開かれた(「戴冠式」のように作曲家の音符が少ない、指示が少ない、演奏家の自由度が大きい)楽曲は、角野ワールドと呼ばれるような世界を展開することができるかも知れないと思った。


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