ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル4 (3)「密猟者 」+「厨房のありす(2)」鑑賞記)
2024/01/30
いきなり、飛行機内に居るラファエルとアストリッドの電話から話が始まった。本筋の事件の顛末だけでも十分楽しめるエピソードだった。
原題は、「30 000 pieds (3万フィート)」もしくは「10 000 mètres(1万メートル)」のどちらか。どちらにしても、飛行高度を示している。
コメントと感想:
1.事件の流れ
機内で突然死亡した連続殺人犯「密猟者」ことノワゼは、リモート検死される。
監察医フルニエは、DOCのリッカルドが足を失う原因となった「減圧症」だと言ったが、アストリッドは直ぐに、水素を注射された「殺し」であることを見破る。
犯人は当然機内に居ることになり、乗客名簿をニコラと新加入のノラ・マンスール(演 ソフィア・ヤムナ)が仲良く精査して前列3人(ジャーナリストたち)が怪しいと機上のラファエルへ報告。
しかし、映像からこの3人に注射を打つチャンスはなかったことが判明。
その後、客室乗務員の1人が逮捕されるが、彼女は誰とも解らない依頼者から金で雇われただけだと判明。
依頼者は見つかりノワゼを殺そうとしたことは認めたが失敗したと自白。
他にもノワゼを殺そうとした人間がいた。
一方、地上のアストリッドは、何かに導かれるかのようにノワゼの家に行き妹と会う。
その後、アストリッドは、ノワゼの家に残された被害者たちの遺物から、ノワゼは実際8人でなく、7人しか殺しておらず、1人は、模倣犯だと見破り、犯人を特定する。
2.アストリッドとテツオ・タナカの囲碁対決
アストリッドは、テツオ・タナカから囲碁を打たないかと誘われる。
アストリッドは、パズルなら自分1人の力で解けるので得意だが、囲碁はゲームであり、相手の出方を読まなければできないので、苦手だと最初は断る。
しかし、ラファエルから励まされて、ゲームに挑むことになった。
3.ラファエルとアストリッド
事件解決後、アストリッドがラファエルがニコラのことを気にしていることに気がつき励ます。
ラファエルが意を決してニコラに話しかけようとしたところ、ニコラは良い感じになりつつある今シーズンから登場のノラ・マンスールと一緒に出て行ってしまう。
4.「厨房のありす」と「アストリッドとラファエル」
厨房のありすの2回目は、自閉スペクトラム症(ASD)の主人公ありす(演 門脇麦)の家に、バイトの(酒江倖生(さかえ こうせい)(演 永瀬廉)が住み込むことになり、ありすのこだわりの強いルールで困惑する。
ありすとアストリッドは基本的な行動パターンは本当によく似ていて、2人の女優の演技力が高いことを示していると思う。
ありすを親友の((三ツ沢和紗(みつざわ かずさ)(演 前田敦子))が支えている姿がラファエルと重なってとても興味深く鑑賞することができた。
以下 「厨房のありす」第二話のあらすじ
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