見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル4 (4)「不死の男 」+「厨房のありす(3)」鑑賞記)

2024/02/06
今回のアストリッドとラファエル4は、原題「Immortel」。
辞書を引くと、形容詞で「不死の」。 但し男性形単数形なので、邦題の名詞形でも問題はないのだろう。

理論派×熱血コンビが事件を解決!フランス発ミステリー、シーズン4。
被害者は6か所も刺され、凶器は離れた所に捨てられていた。なのに自殺?家族も知らない別の顔が?

住宅街の公園で刺殺された男性が発見される。6か所刺され、現場から離れたスーパーのゴミ箱で凶器の包丁が見つかる。アストリッドの指摘で、公園の砂場からUSBメモリーが見つかったが、中にはなんのデータもなかった。

被害者が家族に伝えていた勤務先はウソだったと判明。状況から他殺と思われるが、凶器には被害者の指紋とDNAしか付いていなかった。一方、アストリッドは異母弟のニルスが突然家に来ることに困っていた。

© FRANCE TÉLÉVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Télévision belge) – 2023

NHK海外ドラマホームページ

コメントと感想:
1.さて、本筋の事件のテーマはクローン人間。テーマが重すぎて1つのエピソードで処理するのはどうかと思ったが、しっかりとまとまっていたと思う。
但し、あまり楽しくはなかった。

チャットGPTに代表されるAIの進歩が話題になったように、近い将来クローン技術が本格的に議論されるかもしれない、と思って観ていた。

2.本筋以外の話
1)アストリッドと(異母)弟ニルス
ニルスは、母が受刑中のため、伯父の家で暮らしている。

アストリッドの「思ったことを率直に口に出す」「他の大人と違う」ところが、好きになって、伯父の家をたびたび抜け出す。アストリッドの家に行くと、突然の訪問は止めてくれと言われて、今度はウィリアムの「社会力向上クラブ」に急に来る。

アストリッドは、ニルスが愛おしいが、自分の枠には急に入れられないため困惑する。

次回からもアストリッドとニルスの絡みは、本筋以外のメインテーマとなるだろう。

2)ラファエルとニコラ
ラファエルがニコラにノラとの関係を聞き、ニコラが「ただの同僚だ」と答えるシーンがあった。
3)アストリッドとテツオ・タナカ
今回テツオ・タナカは登場せず。

3.「厨房のありす」と「アストリッドとラファエル」
厨房のありすの3回目は、主人公ありす(演 門脇麦)が、親友の和紗(演 前田敦子))の生まれてくる女の子の名前をあれこれと考え抜くシーンや、スーパーでの正直過ぎる発言で、ASDの特徴を表現した。

ありすを引き取って育てた、ゲイの化学者((八重森心護(やえもり しんご)(演  大森南朋))が回想シーンの中で、問題児ありすのPTAに対して、ゲイの自分ではありすは1人では育てられないので、助けて下さいと言うシーンが感動的だった。

親友・和紗(前田敦子)の生まれてくる赤ちゃんの名前を一緒に考え始めるありす(門脇麦)。和紗の母・明希子(阿南敦子)が言うには、親は“こういう子に育ってほしい”という気持ちを名前に込めるようだけど…「私の名前には、どんな気持ちが込められたんでしょうか…」。ありすは、自分の名前を付けてくれた母親の思いが知りたくなってしまう…。
スーパー三國谷で買い出しをするありすと倖生(永瀬廉)は、店の常連客・優奈(新井郁)の家族とバッタリ鉢合わせ。厳しい義母・陽子(円城寺あや)の前で萎縮している優奈…。一方、店長・優作(前原瑞樹)は、ありすの正直すぎる言動に困惑し、倖生に八つ当たり。「愛想が悪い」「ありすの店で足手まといになっている」と言いたい放題の優作に、何も言い返せない倖生だったが、ひょんなことからホールをひとりで回すことになり、汚名返上しようと奮起する。
そんな中、ありすは優奈の体調の異変に気付き、あるメニューを考案。息子のお受験に思い詰める常連客・優奈(新井郁)に、心護(大森南朋)は苦労だらけの子育ての思い出を話す。心護はひとりで、どうやってありすを育ててきたのか?
頑張る倖生に思わぬ疑惑がかけられる!その時、ありすは…!?
ひとりで抱え込みすぎる人の心を軽くする心護の言葉とは?
そして、五條製薬の意外な人物が、心護に会いに来て――!?

厨房のありすホームページ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?