ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル4 (4)「不死の男 」+「厨房のありす(3)」鑑賞記)
2024/02/06
今回のアストリッドとラファエル4は、原題「Immortel」。
辞書を引くと、形容詞で「不死の」。 但し男性形単数形なので、邦題の名詞形でも問題はないのだろう。
コメントと感想:
1.さて、本筋の事件のテーマはクローン人間。テーマが重すぎて1つのエピソードで処理するのはどうかと思ったが、しっかりとまとまっていたと思う。
但し、あまり楽しくはなかった。
チャットGPTに代表されるAIの進歩が話題になったように、近い将来クローン技術が本格的に議論されるかもしれない、と思って観ていた。
2.本筋以外の話
1)アストリッドと(異母)弟ニルス
ニルスは、母が受刑中のため、伯父の家で暮らしている。
アストリッドの「思ったことを率直に口に出す」「他の大人と違う」ところが、好きになって、伯父の家をたびたび抜け出す。アストリッドの家に行くと、突然の訪問は止めてくれと言われて、今度はウィリアムの「社会力向上クラブ」に急に来る。
アストリッドは、ニルスが愛おしいが、自分の枠には急に入れられないため困惑する。
次回からもアストリッドとニルスの絡みは、本筋以外のメインテーマとなるだろう。
2)ラファエルとニコラ
ラファエルがニコラにノラとの関係を聞き、ニコラが「ただの同僚だ」と答えるシーンがあった。
3)アストリッドとテツオ・タナカ
今回テツオ・タナカは登場せず。
3.「厨房のありす」と「アストリッドとラファエル」
厨房のありすの3回目は、主人公ありす(演 門脇麦)が、親友の和紗(演 前田敦子))の生まれてくる女の子の名前をあれこれと考え抜くシーンや、スーパーでの正直過ぎる発言で、ASDの特徴を表現した。
ありすを引き取って育てた、ゲイの化学者((八重森心護(やえもり しんご)(演 大森南朋))が回想シーンの中で、問題児ありすのPTAに対して、ゲイの自分ではありすは1人では育てられないので、助けて下さいと言うシーンが感動的だった。
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