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ヨーロッパ文化教養講座(2023年11月25日 ベルリン・フィル 演奏会 鑑賞記)

2023/11/29
キリル・ペトレンコ首席指揮者率いる、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のサントリーホール来日公演。
ベルリンフィルを生まれて初めて生で聴いた。

幸い、最前列の中央席をゲットした。
開場直後に着席し、スマホで舞台を撮影(自分がどの席だったのかを記録するため)、いつものルーティンだったが、今回は、係員が直ぐに撮影禁止のプラカードを持って注意しに来た。
「本日の公演は、出演者の意向により、開演前から開演後の撮影を禁止させて頂きます。」とのことだった。

期日:2023年11月25日(土) 開場:13時15分 開演:14時
会場:サントリーホール
指揮:キリル・ペトレンコ
オーケストラ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
コンサーマスター:樫本大進
プログラム:
1)レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
休憩:
2)R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 Op.40

コメントと感想:
1.今回の来日公演のプログラムは、AとBの2種類。小生の好みとしてはAプログラムを聴きたかったが、日程の都合で、Bの公演を聴いた。

2.1)は、生演奏は初めて。2)は、2023年1月28日 小林愛美+東京シティフィルの演奏会の後半で聴いたので、2回目。

3.オーケストラメンバーが入場後、コンマスの樫本さんが1人で入場すると大きな拍手。音合わせのあと、テレビでよく見るキリル・ペトレンコ・マエストロが入場。目の前でおじきをして、指揮台に立ち、タクトをおろす。

4.その瞬間から、オケの芳醇な音が体を包み、今までのオーケストラの公演とは、違った感覚を得る。
ただただ、綺麗な音が体を包んで、気持ちよくなる。
もはや、曲のメロディーや構成などは、どうでも良いという感じ。
考えるひまなく、1)のレーガーが終わる。

5.この感覚は、特に大編成の2)では特に強く、樫本さんの綺麗なソロも交えながら、あっという間にR.シュトラウスの大曲が終わり、会場は興奮状態となる。

6.聴いた場所が最前列の中央席。サントリーホール。という絶好の位置だったのもあるとは思うが、やはり、ベルリンフィルという世界最高峰のオーケストラの演奏は圧倒的だった。
もはや、レーガーとR.シュトラウスのこの曲は、小生の残りの人生ではもうこれ以上の演奏はないと思うので、今後他のオーケストラのプログラムにあっても、聴かなくても良いと決めた。


■プログラムA(11/24、11/26)
モーツァルト:交響曲第29 番 イ長調 K.201
Mozart: Symphony No.29 in A major, K.201
ベルク:オーケストラのための3つの小品 Op.6
Berg: Three Pieces for Orchestra, Op. 6
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
Brahms: Symphony No.4 in E minor, Op.98

■プログラムB(11/20 、11/23 、11/25)
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
Reger: Variations and Fugue on a Theme by Mozart, Op.132
R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 Op.40
R.Strauss: “Ein Heldenleben“, tone poem Op.40

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