ヨーロッパ文化教養講座(フィガロの結婚シナリオ読破プロジェクト1 スザンナとフィガロの二重奏)

2022/10/16
10月9日放送のNHKプライムシネマ(毎週録画している)でフィガロの結婚を鑑賞した。
NHKオンデマンドサイトによると、

パリ・オペラ座「フィガロの結婚」(モーツァルト)。 
演出:ネイシャ・ジョーンズ 
指揮:グスターボ・ドゥダメル 管弦楽:パリ国立歌劇場管弦楽団
出演:
クリストファー・モルトマン (伯爵)イギリス出身 バリトン 1970年生
マリア・ベントソン(伯爵夫人)スウェーデン出身 ソプラノ 1975年生
ルカ・ピザローニ (フィガロ)イタリア ヴェルディの街ブッセートの出身(但し生まれはベネズエラ) バリトン 1975年生
イン・ファン(スザンナ)中国出身 ソプラノ 30歳くらい
レア・デゾンドレ(ケルビーノ)イタリア・フランス出身 メゾ・ソプラノ1993年生

NHKで放送するくらいだから、出演者は全て素晴らしい歌唱力。
個人的には、イン・ファンのスザンナが1番好きだった。
演出は無意味に服を脱いだり着たりするシーンが多くて、演出の意図がわからなかった。

フィガロの結婚は、登場人物も多く、エピソードも詰め込んでいるので、いつも、頭がついて行かない。今回は、ビデオだったので、途中で夕食をはさんだせいで、終盤もはっきりと味わうことができた。

フィガロの結婚は、コジ・ファン・トゥッテと共に小生が1番好きなオペラ。旅行移動中などのBGMに良く聴く。

第1幕第1景

noteを始めた機会に最初から、音楽之友社 小瀬村幸子訳 フィガロの結婚で復習(ただし、セリフにあたる、Recitativo は除く)して見たいと思う。
訳はもっと直訳的に小生が修正(ごめんなさい。小瀬村先生)

フィガロの結婚は、1786年(モーツアルト30歳)に作曲した
(原題:Le Nozze di Figaro, K.492)
Sinfonia 序曲 有名な「歌劇フィガロの結婚序曲」
Atto Primo 第1幕
Scena 1 第1景
部屋の中で、フィガロが物差しで何か測っている。スザンナは帽子を頭に合わせている。

No.1 Duettino 第1曲 小さな二重唱
Figaro: Cinque, Dieci, Venti, Tranta, Trantasei, Quarantatre
 5,10,20,30,36,43
Susanna:
Ora si' ch'io son contenta;  son->sono
これで、はい、わたしは満足。

Sembra fatto inver per me. inver->inverso
私のために作っているみたい。

Guarda un po', mio caro Figaro
ちょっと見て 私の愛しいフィガロ
Guarda adesso il mio capello.
見て、今、私のこの帽子

Figaro:
Si' mio core, or è più bello .  or -> ora
うん、ぼくの恋人。それは、最高に素敵だ。

Sembra fatto inver per te.
君のために作っているみたいだ。

Susanna e Figaro
Ah il mattimo alle nozze vicino
ああ、結婚式の朝まですぐだ

Quanto è dolce  al mio (tuo) tenero sposo. tenero->tender (Love me tender) 
わたしの(きみの)優しい花婿には何と甘いのだろう

Quanto  bel cappellino vezzoso. 何と愛らしい素敵な小さな帽子

Che Susanna ella stessa si ' fe'        fe'-> fece 
スザンナが彼女自身がはい、作った。


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