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グラコロの季節ですね

あれは2019年、わたしが24になる年のことだった。当時付き合って同棲していた彼氏と3か月で別れた。天職だった打ち込みのバイトも辞めた。それでよかった。だってそんなに好きじゃなかったしあえばあうほど嫌なところしか見えなくなって自分が自分でなくなるような気がした。でも生活は続けないといけないからわたしは今の状況を幸せだと思いこむようにしていた。ほんの3ヶ月で限界だった。だからお互いやめるってなったとき、肩の荷が下りた。気持ちの悪い行為も寝る前に必ず脳内でそいつを殺すことも毎日ご飯を作ることもなんもしなくてよくなったんだから。

実家に帰ってもう少ししたら働こう…もう少ししたら…って思ってた。でも体は動いてくれなくなった。ストレスで唇はただれ眠れなくて昼夜逆転、気圧のせいと言っていた体のだるさで布団から出られなくなった。

「あんたいつになったら働くの」

何度言われたっけ

「もう年号も変わるのよ、よその子は就活してるのよ」

じゃあ年号変わる前に死んじゃおっかって思ってた。

この間にレイヤーの友達から色々誘ってもらったけど、心から楽しむことができなかった。それどころか自分の写ったデータと向き合うことができなかった。だって自分の顔が嫌いだったから。

ある日突然目が覚めて原宿に行こうと思った。ロリータ服が欲しくなったから。
沢山お金を使った。
でも帰り道沢山の荷物を持って電車に乗ると突然よくわからない感覚になった。ほんとによくわからない、たぶん疲れてたんだろうな。これが最初に感じた躁状態だった。

心療内科にかかる 
流石にやばいと思ったので自ら心療内科を受診する。
親身に話を聞いてくれて気休めのような漢方薬をもらった。保険適応外だったので行くたびに5000円飛んだ。話を聞いてくれる人がいるだけわたしは救われたような気がしたがなんにもならなかった。

あとはだいたい鬱なんだけど鬱を抱えたままWordの資格とったりExcelの勉強をした。めちゃくちゃ金がかかった。貯金は底をつきそうになった。でも何かしないといけない強迫観念に襲われて辛かった。寝る前に貯金の残高を見るのが怖かった。
 
とあるパートに採用された。
社員食堂だ。久しぶりの職についた。ここで仕事しながら資格とって事務職につく予定だった。

なのにわたしの人生はここで狂った。

詳細はよく覚えてないけど常にイライラしてたし、頭の中に色んな人が入ってるみたいにコロコロ変わって社食に来た若い男性社員に媚を売った。自分でもこんなのは違うって思ってたのに自分じゃどうしようもないところまで来ていた。あとから見たらツイッターはめちゃくちゃなことを書きまくっていた。自分はアイドルになるなどとほざき変なアカウントまで作っていた。
だからフォロワーさんに「病院行け」ってリプ来てようやく自分で入院しようと思った。

「はい!真人間になって帰ってきます!」
ってリプを残して…

たのしい入院生活はまた今度

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