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節分の恵方巻きを家で作ったらお米4合じゃ足りなかった

昨日は節分。うちではこの5年ぐらい、海苔と具材を買ってきて酢飯を炊き、各自が太巻き(恵方巻き)を自分で作って食べるようにしている。そのための「巻きす」もちゃんとある。

近年は関東でも太巻きが知られるようになったが、以前はそうではなかった。私は大学を卒業してしばらく関西に暮行ったときまで、太巻きというものを知らなかった。恵方に向かって無言で食べるということを最初に聞いたときには、変わった風習もあるんだなと感じた。もちろん今では、毎年の恵方(今年は東北東)をしっかり調べ、そちらを向いて食べている。

作るのは簡単で、手巻き寿司をもう少し大きい海苔で巻くような感じだ。お米を乗せすぎると上手く巻けないので、薄く伸ばして乗せるところがポイントだろうか。せっかくだから海鮮巻きにしようと、奮発して刺身やカニかまぼこ、カンピョウなどを準備した。大体、4人分で材料費が4000円ぐらいだったらしい。一人当たり約1000円。

自家製の恵方巻き

この週末、スーパーのチラシでも恵方巻きが大きく出ていた。私が見たものでは海鮮巻きで一本980円ほど。それなら家で作っても買ってきても変わらないと思うかもしれない。でも、作ったものは食べる量が違う。

年々、子どもたちの食べる分がすごい勢いで増えている。昨日は大きな海苔を使った太巻きを四本ずつ作ってペロっと平らげていた。

あまりによく食べるから、余裕を持って4合炊いていた酢飯がなんと足りなくなってしまった。急遽、追加で4合炊くことにしたが、まさか一食で4合以上なくなるとは、、。恐るべし、成長期の胃袋。

子どもに合わせて、私も太巻きを四本作ることにした。ただ最後の一本はかなり満腹で、お米をかなり少なめにしないと食べきれないほどだった。日中にランニングしてお腹を空かせていたのに。

妻はさすがに二本で満腹。全員で十二本の太巻きディナーとなった。もしこの本数をスーパーで買っていたら12000円。とても出せたものではない。

食欲旺盛な子どもに満腹まで食べさせようと思ったら、家で作るのが一番だ。これを続けていくと、多分子どもたちの中には「節分には恵方巻き。それは家で自分たちで作るもの」として記憶されていくことだろう。それがいつか、さらに次の世代へ伝わっていくことがあれば、とてもうれしい。

料理は、身近でおいしい体験学習である。




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