【ア・サツバツ・カルタ・パーティー】
[2018年1月6日 投稿]
[2018年1月8日 改行や地の文・セリフの一部を追記・修正]
そこはタタミ敷きの四角い小部屋であった。それはシュギ・ジキと呼ばれるパターンで、十二枚のタタミから構成されている。四方は壁であり、それぞれにはボンズ、オイラン、サムライ、平安貴族の見事な墨絵が描かれていた。
タタミの上にはハイクが綴られた札が規則正しく並べられ、それを囲んで四人の男たちが座っている。彼らに共通するのはそれぞれ色の違うサムエスーツを着込んでいることと、その顔の下