在宅ワーク、始めました。

 在宅ワークをやってみた。
 というのも今はコンビニのパートに出る時間も体力も捻出できないし、忙しさを言い訳にして、文章を作らなくなった自分に発破をかけたいなと思って。あとは普通にお金ほs

 まぁ何はともあれやってみたのです。
 一つは文字起こし。『RASHISAワークス』という虐待サバイバーに在宅でできる仕事を紹介、依頼してくれる会社に登録して、zoomでウェブ面談を受けて、文字起こしテストを受けて、2件、依頼していただいた。
 もう一つは自分でアプリで登録しているもの。こっちは一昨年には登録もしてて、やってみようと思ったけど、全くそんな余裕のないまま去年を過ごしたので、そのリベンジ、みたいな。

 結果から言えば、大成功とは言えないものの、どうにか納品までできた。去年までの私なら途中で自分にはやっぱりできない、とギブアップしていただろうから、おそらく進歩だと思う。
 やってみる、という目標だけはちゃんと果たせたし、納期は守れなかったものの、それでもめげずにやり遂げる、納期守れなさそうだということをきちんと相談できたこと、それらは本当によかった。

 分かったことが幾つかあった。
 人の言葉の聞き取りが本当に苦手だと言うこと。生活音、環境音もかなり気になってしまうということ。タイピングのスピードが速いのか、それとも繰り返してる間に速くなったのか、自分で思っているよりは速く文字が打てているということ。その分、時間に対する作成できた文字数は効率よくなっていること。でもそれを上回るように聞き取れないので、聞き取りには時間をかけなくてはならないこと。それを計算して計画を立てないと、思った以上の時間を文字起こしには必要としてしまうこと。結果、ご迷惑をおかけしてしまう可能性があること。それがレシート入力の作業だと、人と話しながらでもできるし、文字をひたすら打ち込むだけなので、子供たちの会話やご飯に付き合いながらでも作業はできること。(ただしストレスフルになるので、イヤホンで音楽を聞くことで相殺するか、耳栓で声からの負担を軽減する必要がある。)文字を打ち込むだけだと思って油断していると、頚椎椎間板ヘルニアからの右手首の痛みが出てくるので、追い込み作業はなるべくやらない方がいいということ。
 一番分かって、大きかったことがあった。

 仕事で認められることの喜びは、今までの人生で一番だったこと。

 子供の成長での喜びもまた、とてもとても大きいものだった。実家にいた時、そのままだったら味わえなかっただろうという感触の違う喜び。でも、どうもそれらとは質が違う喜びを、仕事で味わったようだった。
 多分、自分自身のことで喜んだことが、今まで皆無だったのかもしれない、と思った。仕事は丸切り自分のこと。子供のことはあくまでも私は傍観者。自分自身じゃないのだから、所詮他人と言ってしまえばしれだけの関係だし、それでも彼らがいたから生き延びてこられたのは事実だけど、私が子供のできたことで自分を褒めたりはしなかったな、なんて思い出して、ちょっとだけ自分が「親としてこれはどこまでセーフな感情なんだ?」と疑心暗鬼になってしまうことも少なくなかった。でも今は周りの人達のおかげで、「子供と自分は別のにんげん」を呪文みたいに唱えてどうにか踏ん張っている。
 で、在宅ワークは実際私に向いているみたいだった。一人で過ごす方が楽だし、遅刻魔なのと、出かける前に限って家の中のことが気になっちゃので、段々出勤すら嫌になってしまう現象で、そうしているうちに仕事にいけないほどの精神ダメージを受けていて、いつの間にか休職して、そのうち一身上の都合で辞めることになってしまうんだから、本当にメンタルがクソ雑魚ナメクジって感じです。  
 一つ問題があるとしたら、私は時間の管理も苦手なので、在宅だと「まだ平気」を連呼して、締切寸前でパニック状態の中でやることを片付けなくてはならなくて、本当に過去の自分を毎度呪っているのだけど、一向に直らなくて苦労してました。それが在宅ワークと家事を両立させるためにざっくりとした時間割を作ってみたりして。
 それが本当に効果がありました。迷惑をかけたくない、役に立つと思われたい、そんな欲求を落ち着かせるために、自分の時間割を守る努力を重ねたし、健康体じゃないと仕事に向き合うことも難しくなるということを知りました。自己責任、というやつをしっかり目の当たりにして、なるほど、自分が今までどんなに自分をほっといたのかも理解して、改善しなくちゃな、という思いだけは出てきました。一瞬だけだったけど。

 話がそれまくったけれど、とにかく私、生まれて初めて、自分のことで喜べました。純粋に、心の底から。頑張った、という自己認知もあったかもしれない。とにかく嬉しくて、嬉しくて、ああ、勇気出してみてよかったな、と心底思いました。今後もやっていきたいな、在宅の仕事。ジャンルも増やしてみたい。 仕事、というものは、今の私の目標の一つになりまりた。 未来への希望があると、人間って、ちょっと強欲になっちゃう所あると思ってる私が欲に飲まれないようにだけ、気をつけなくちゃ。
  いつか、自分が、誰かに仕事をお願いできるくらいの余裕をもっていけるように。 まずは自分の心身の安定を目指します!!

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