介護福祉士@布目しんじのブログ

安城市議会議員選挙落選候補者ぬのめしんじ 獲得票数1052票 今後も皆様のご支援をお願…

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安城市議会議員選挙落選候補者ぬのめしんじ 獲得票数1052票 今後も皆様のご支援をお願い申し上げます。新たな未来への一歩 これからも皆様の応援を胸に頑張ります #安城市議会選挙落選 #2回目の挑戦

最近の記事

『帰り道がわからない』        見当識障害と空間認識障害

 認知症になると、外出中に道がわからなくなり、近所の道や家の中などよく知っている場所でも迷うようになります。  これは、場所の見当識障害が起こり、今いる場所がわからなくなることが一つの原因として考えられます。また、空間認識力をつかさどる脳の頭頂葉が萎縮して、” 縦・横・斜めの感覚 ”や距離感が把握しにくくなっている可能性もあります。  道に迷った場合、ご本人が立ち止まって引き返すことは稀です。不安のためか、ドンドン前へ前へ進んでいくケースが多く見られます。認知症の人も多くの

    • 「どこにいるのかがわからない」 〜時間と場所の見当識(けんとうしき)障害〜

      そもそも『見当識』とは?! みなさんは、『見当識(けんとうしき)』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。医療・介護現場ではよく耳にする「見当識」ですが、これから資格取得を目指す人は聞きなれない言葉かもしれません。  見当識とは、日付や現在の時刻、場所や周囲の状況、人物の把握などを総合的に判断し、自身が現在置かれている状況を把握し理解する能力のことをいいます。これらの能力が欠如してしまい、さまざまな日常生活を送る中で障害となってしまうと「見当識障害」と診断されます。    

      • 高齢者が及ぼす年間経済効果額は!?

        2021年度の発表より6万人増加  2022年度の65歳以上高齢者人口は、全国で約3,627万人おります。 単純計算ですが、この人たちが毎月1,000円プラスで買い物するとこうなります。  3,600万人×1,000円×12ヵ月=4,320億円 という経済効果が試算されます。もちろん、これは単純に数字を当てはめただけですが、増え続ける高齢者人口を考えれば、1人1,000円使えば、より大きな経済効果があると見込まれます。  では、この約4,300億円というお金はどのくらいの

        • 認知症の人は常に”忘れる事”が不安

          認知症の人は「記憶しよう」と頑張っている!! 認知症で最も多いのが、アルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症は、脳の海馬という領域の萎縮から始まります。その海馬の働きとは、脳に入ってきた情報を一時的に保持して、必要な情報を取捨選択する部位です。  海馬が萎縮すると短期記憶が苦手になり物忘れが増えたり、もの覚えが悪くなったりします。  短期記憶に障害が起こると、同じことを繰り返し言ったり聞いたりが多くなります。認知症の方々は、覚えたり忘れたりしてしまうので「あのこと

        『帰り道がわからない』        見当識障害と空間認識障害

          「認知症の人が見ている世界」と「家族やケアをする人が見ている世界」

           私はこれまで数多くの認知症の人と接し、認知症の方の心理状態について模索してきました。そうした中でわかってきたことは、認知症の人の目に映る世界と認知症でない私たちが見ている世界には少しズレがあることです。  70〜80代の認知症の人に年齢を聞くと、自分のことを40代と答える方もいます。これは、自身が今いる場所・日付や時間の把握が苦手になる「見当識障害」のせいで、自分の正しい年齢がわからなくなってしまうためです。  そこでみなさんに知っていただきたいことは 「認知症の人がみ

          「認知症の人が見ている世界」と「家族やケアをする人が見ている世界」

          認知症は誰にとっても身近なものへ

          認知症は長年誤解と偏見にさらされてきた! 認知症の歴史をひも解くと「痴呆」「呆け」などと呼ばれていた時代があった。その時代には、認知症の人を縛り付けたり、部屋に閉じ込めたりすることがありました。  現在ではそうした状態はかなり改善されたものの、依然として「認知症になったら何にもわからなくなる」と考える人は少なくありません。 確かに、脳の働きが低下して認知症になると生活にさまざまな不便が生じます。ただし、認知症になったからといって何もかもわからなくなるわけではないのです。

          認知症は誰にとっても身近なものへ

          介護保険制度を導入する中国の現状

           先日のドイツ・韓国の続編です・・・ 一人っ子政策で加速した高齢化問題 中国は社会主義国を建国したのち、長期にわたる人口の増加となり、高齢者問題は存在していませんでした。高齢者の介護は家族が行うものとされ、老後のために子孫を増やすということで、子世代が親の介護を担ってきました。  ただ、2000年になり、そんな中国も高齢化社会となり、以後は毎年、高齢者数は右肩上がりになってきています。  特に、1980年生まれの一人っ子世代の親世代も高齢者となり、加速度的に高齢化問題が進

          介護保険制度を導入する中国の現状

          日本をモデルとした韓国の介護保険制度

           先日のドイツを受けて、続編です。 日本よりも、一足遅れて始まった   韓国は日本同様、急速な高齢化による認知症発症者や要介護高齢者の急増のほか、核家族化の進行等もあり、家族による介護が難しくなった現実がありました。  そして、高齢者を社会全体で支えていく必要性が生じてきた中、日本から遅れること8年、2008年に韓国版介護保険制度「老人長期療養保険制度」が施行されました。  韓国では、日本の高齢化スピードを上回る勢いで、それが進行しています。この内閣府の資料は、高齢化率

          日本をモデルとした韓国の介護保険制度

          介護とは「笑顔を作るインフラ」である!!

          介護の仕事を始めて18年を超えました。この18年間で感じてきた事を少し話そうと思います。 介護職になるきっかけはほんとうに何気なく「介護の仕事をしてみよう」と思ったからで、高い志もなにも無く始めた介護の仕事でしたが、実際に初めてみると多くの気づきと発見がありました。 介護職と一言で言ってもそれぞれの方がそれぞれの思いを持って取り組んでいる事を知る事が新鮮でした。 一方で、年を重ねるなどの理由があり、ご自身の力だけでは生活が難しい方たちが沢山いて、それぞれ抱えている苦労があ

          介護とは「笑顔を作るインフラ」である!!

          ドイツに学ぶ日本の介護保険の今後

          日本よりも、一足先に始まったドイツの介護保険制度は、日本で施行される5年前、1995年に始まりました。80年代のドイツでは、介護に対する費用の支払いができない世帯の増加が大きな問題となっており、 そこで、公的な保険制度による介護保障へのニーズが非常に高まっていたことが、大きな導入の背景です。 最大の特徴は「現金支給」があること日本では、要介護者の家族による介護は「対価を得るものではない」という考え方が一般的だと思われています。 しかし、ドイツでは介護を行っている家族には

          ドイツに学ぶ日本の介護保険の今後

          訪問介護と訪問医療(看護)の報酬格差を考える

          介護と医療の報酬の格差について考えてみます。 訪問介護員が身体介護として行ったリハビリ行為の報酬は、 概算で介護員=30分2,500円程度です。 同じことを訪問看護師が行うリハビリ行為の報酬は、 概算で看護師=30分5,000円程度です。 ほぼ同じリハビリ行為をしても、介護員と看護師では報酬差はあります。 さらに、医師に至っては、数分間自宅に訪問をして診療をすると報酬は、 概算で医師=30,000円程度です。 この医師への破格の報酬を少しでも介護へと移行できないだろうか

          訪問介護と訪問医療(看護)の報酬格差を考える

          次期安城市議会選挙までの道

          次回、安城市議会議員選挙まで4年を切りました。 残り3年と362日くらいしかありません。 選挙が終わってホッとしてる方も多いと思いますが、 視点を変えるともう次の選挙は4年後ではなく 4年を切ったと言えます。 今回の選挙でわかった自分の強み・・・ そして、自分の弱み・・・ 次の選挙までの間に反省と行動を繰り返し進化させます。 やることはたくさんあります。 政治をするために立候補して、支持を受けてその立場になりました。 だから政治をしっかり邁進するのは、ただ義務であって特

          次期安城市議会選挙までの道

          安城市議会議員選挙の報告

          令和5年4月23日に実施された安城市議会議員選挙において、 布目しんじに託してくださった1052名のみなさま、 支えてくださった多くの皆さま 私に関わってくださったすべての皆様に 感謝の気持ちでいっぱいです。 至らない候補者で申し訳ございませんでした。 ひとりの人間として 介護従事者として 教育者として 市民の皆様の力になれるよう もっと精進して参ります。 また出発式に足をお運びくださったり、 選挙運動にご協力くださった少数精鋭の方々にも、 改めて深く御礼申し上げます。

          安城市議会議員選挙の報告

          安城の人口減少について

           日本の中小企業の倒産件数は2016年以降、毎年4万件を超えています。中小企業が時代の変化に適応し存続していくには、大企業の下請けから脱却し、主体的に地域創生に介入していくことが大切です。少子高齢化に人口流出…。 日本の人口は43年後には約30%減。1億人以下に    昨今、日本の中小企業を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。受け身体質のまま危機感をいっさいもたず悠長に構えていては、日本経済の屋台骨を支えている中小企業はどんどん消失していきます。  高度経済成長時代

          時代を担う子どもたちに安心・安全な学校給食を!

          資本主義経済のもとで日々の生活を営んでいる私たち。否応なしに、モノ・サービスの効率化・コストという論理に絡めとられ、文字通り「生きる糧」であるはずの食べものでさえ、例外ではなくなっている。 だが、次世代を担う子どもたちにはせめて安心・安全な学校給食を食べてもらおうと考えています。 次代を担う子どもたちに、なるべく体によいものを食べさせたい。食べ物は人の体も、そして心も作ります。私たちは今、持続可能性という世界共通の極めて手強い課題に直面しています。これを乗り越えてい

          時代を担う子どもたちに安心・安全な学校給食を!

          安城市の介護改革!!

          新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、要介護の方たちが居宅介護サービスの利用を自粛する動きが高まっています。 その結果、経営状況が悪化し、倒産せざるを得ない介護事業所が100ヵ所以上と深刻な状況です。 「老人福祉・介護事業」は、食材や光熱費、介護用品などが値上がりする一方、価格転嫁が難しいうえに、慢性的な人手不足に加え、顧客の減少で経営の危機に瀕しています。 介護業界全体を健全化の方向に立て直すための唯一で最大の施策は、思い切って安城市行政予算を投入し、介護従事者の手取り月