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SDGsを語れるようになる! -SDGs概論-

こんにちは!
SDGs講師の小池礼人(こいけ あやと)です

今日は、「SDGs」の言葉の意味について書きます。
シーズを読み終わるこには「SDGs」を語っているでしょう。

今回は、
・MDGsについて
・SDGsについて
・まとめ
まとめから読んでいただくのも良いと思います。
※スクロールしていただくと最下層に「まとめ」がございます。

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MDGsについて

SDGsを知る前に
2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された「持続可能な開発目標」がSDGsですが、SDGsに似た目標が2015年より前にありました。
それは、ミレニアム開発目標(MDGs:Millennium Development Goals)。
国連は極度の貧困に取り組み、世界中の人々の暮らしを改善するため、8つの目標からなる「ミレニアム開発目標」を掲げました。
簡単に言うと、MDGsはSDGsの前身!!

MDGsの目標

MDGsの8つの目標は1990年〜2015年を達成期限としていました。
達成期限の2015年にMDGsの達成状況が報告されています。
報告例① 「目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅」

1990年は 開発途上国の半数に近い人口が一日1.25ドル以下で生活していまいした。2015年にはその割合が14%まで減少しました。
つまり、10億人以上の人々が極度の貧困から脱却したと解釈できます。

報告例② 「目標5: 妊産婦の健康状態の改善 」
2000年以降、妊産婦の死亡率は45%減少しました。
2014年には、世界の71%以上の出産が医療従事者の立会いの下に行われています。1990年は59%でしたので目立った上昇だと言えます。

下記のリンクにはこのような報告をわかりやすくまとめてあります。
「国連ミレニアム開発目標報告 2015」

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SDGsについて

MDGsでも解決や改善をしきれなかった課題や、新たに発生した環境問題や社会課題に対して対応するために、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)が誕生しました。MDGsでは、開発途上国の課題が多く掲げられていましたが、SDGsでは、開発途上国など限定されておらず「誰一人取り残さない」といったビジョンがあり、私たちが直面している課題を解決するためには、政府、企業、NGO、そして、地域や個人がともに力を合わせることが必要とされています。

SDGsの目標

SDGsは8の目標(MDGs)から17の目標(SDGs )に増えました!
しかし、ただ目標が増えただけではありません。
目標達成に関わる169の主なターゲットがあり、具体的な指標(232)があります。つまり、取り組み主体や本質がMDGsとSDGsは異なります。

【取り組み主体】→MDGsが国連や政府が主体でした、SDGsは国や自治体だけではなく民間企業や個人等が主体としています。
【本質】→MDGsが主に発展途上国の課題解決を目的としていたのに対して、SDGsは発展途上国だけでなく先進国の課題も解決することを目的としています。
SDGsは17の目標、169ターゲット、232指標があります。
しかし、ターゲット、指標に沿っていないといけないという訳ではありません、指標は世界及び各国におけるSDGsの達成に向けた進捗度合いを測るものであり、企業がESG評価やサステナビリティ報告等で活用する指標のように、企業のSDGsへの取り組みの成果を図るものではありません。両者は完全に異なるものですので、混同しないように注意しましょう。

ESGやサステナビリティなどの用語が出て来ましたね!
次回は、SDGs関連情報で良く見かける用語について触れていきます。

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今回のまとめ

・SDGsの前にはMDGsがあった
ミレニアム開発目標(MDGs:エム ディ ジーズ):国連や政府が主体となり8の目標の解決を目指しています。
持続可能な開発目標(SDGs:エス ディ ジーズ):国や自治体だけではなく民間企業や個人等が主体となり17の目標の解決を目指しています。

「1人の100歩より、100人の1歩」
みんなで協力して、17の目標に取り組みましょう!!

次回はSDGs関連用語集
次々回は私たちがすぐできるSDGs


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