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教育移住は正しいのか?について考えてみた


こんにちはhiroimonoです。
今日は海外で子育てを選んだ1人の親として海外子育てについて書きます。
僕は教育者でもないですし資格もないので、ただの子をもつ1人の親の考え程度に読んでいただければ幸いです。

さて先に結論をかきますと
教育のために海外移住することが正しいとは限らない
しかし海外移住を選んだ時点で子育てとしては正しい、
というのが僕の意見です。

え、わかりにくい。。。新次郎構文のようですね。
早速ですが本題に入ります。


教育のために海外移住することが正しいとは限らないとは


僕はオランダに移住する前に、果たして日本の教育を受けさせなくてよいのだろうか?基礎学力は日本の方が高いのでは?と考えました。
移住後もまわりの親子さんは日本塾に通わせたりと、何かしら悩みを抱えながらオランダで子育てされています。

日本の義務教育はしっかりとしています。2018年は数学6位・読解力15位・科学5位ですが、学力という意味では先進国6位と日本は高いレベルだと思います。進学校であれば尚のこと。

海外で塾をなされている方にお聞きしても日本の教育はきっちりと教えているので、帰国前提の子供には日本の教科書を使いカリキュラムに沿って教えているようです。


一方オランダ教育といえば世界一子供が幸せな国、イエナプラン、無償教育、などがあがってきます。詳細は説明省きますがオランダの義務教育は、良くも悪くも子供を尊重しているようです。

勉強ができる子は飛び級させてくれますし、日本のように周りと合わせて勉学のペースが決まるということもありません。子どもは遊びが仕事、宿題なくストレスなく過ごせるのが幸せなのも間違いありません。


半面、宿題はほとんど出ないし、その子が追いついていなければ小学校でも留年させます。12歳になると進学コース or 就職コースに進むかを担任の先生が決めます。大学進学率は20%くらいです。しかし子供は無理することなく自分の得意なジャンルで、伸び伸びと過ごしていける。


ひょんなことから芽生える才能もあるでしょう。また子どもは遊びや自由な時間の中からたくさんの学びを得ることができます。学力ではなく生きる知恵や力。人間として健やかに人生を全うするのに必要なことは、むしろそういったことかもしれません。

一方オランダで一生暮らしていく場合はよいですが、いつか日本に戻ることを前提の外国人にとってはイメージだけではない面もありそうです。当然ですがオランダ人もコースによって将来の所得格差があります。だからオランダ人も子供を塾に通わせて進学コースに選ばれるように努力しているケースもあるからです


本人の希望ではどうにもならず冷酷なシステムにも感じます。中学校で開花する子もいるでしょうから。厳しく詰め込まれる方が合う子もいるでしょう。教育のために海外移住することが正しいとは限らないというのはそういう意味で書きました。

親の判断が吉と出るか凶と出るか。
結果がでるのは子供が大きくなる10年20年先のこと。
しっかりと考えた末の決断とは言え、親が不安になるのは仕方ありません。


海外移住を選んだ時点で子育てとしては正しいとは?



僕は子育てで最も大切なのは、「親がその子のことをどれくらい考え(向き合って)いるか」だと思っています。子どもは放っておいても勝手に育ちますが、親が自分のことをどれくらい見てくれているかは学業面の基礎にもなるからです。もちろん人格形成やEQにも影響するでしょう。


親は誰しも初めて子育てをします。手探りです。
もし仮にベストなご育て本があったとしても、時代背景、家族構成、年齢、性別など、変数が多すぎてピッタリのお手本にはなりません。
そう言った意味でお手本にできるのは、自分の育ってきた経験くらいでしょう。

だから海外移住だって上に書いたように正解かどうかは時間が経ってみないとわからない。しかしわざわざ移住を決めるくらいですから、真剣に子供の将来を考えて(調べて)いることに違いありません。

海外で暮らしていく経済的・環境的リスクもふまえて大きな決断をしていることでしょう。ご家庭により大小あれども子育てに人生を賭しているともいえます。

今回の問いについて僕が言えるのは子どもを育てるということは勉強面も大事ですが、親の子供へ向き合う姿勢がもっとも大事だということ。
教育論は様々ありますし、それぞれが正解だと思います。不正解もなければそれに対してはどうこういう意見も持ち合わせていません。

子どもは親が自分のことを見ているかどうかを敏感に感じ取ります。そしてそれが幼少期にとても大切なことだと思います。だから海外で子育てでなくても日本でもどこでもよいのですが、海外で育てるという生半可な決意で来ていないという点で愛情いっぱい、それはもう正しい子育てだろうと思います。あとは新しい環境に親が不安定にならないように気を付けることです。親が出来ることは子どもの前に立ち塞がらないことが最も大事ですから。


さて、うちの移住理由は以前こちらに書きましたが、子供の英語と環境を求めてオランダのインターに通っています。週1で日本語の塾にも通っています。ビザ取得可能な国で(海外の中では)安全な国にしましたので、オランダの教育にひかれて移住した訳でもありません。


オランダに来てインターというのにも賛否両論あるでしょう。
しかし僕の場合は、学力よりもこれからの世の中を生きていくのに英語と生き抜く力、世の中を知ることが必要だと考えて移住しました。


子について教育論は親と子の数ほどあり絶対の正解はないでしょう。また不正解もありません。時には甘やかす、時には機嫌が悪くなる、そして後悔して反省する親。妻と日々トライ&エラーを繰り返していますが、20年後くらいにこの答え合わせができると思います。(もちろん答えはないですが…)


それでは、拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
どなたかの移住の参考になると幸いです。


人生は拾いもの


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