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【1001】厚労省ヤングケアラー実態調査

2022年からの3年間は「ヤングケアラー」に関する認知向上の集中取組期間に位置づけられているそうで、厚労省からそんなヤングケアラーの実態調査が方向されたそうです。

厚生労働省は7日、家族の介護や世話を担う18歳未満の子ども「ヤングケアラー」について、小学6年生の実態調査結果を公表した。約15人に1人に当たる6.5%が世話をする家族が「いる」と回答。このうち、平日1日に世話に費やす時間が7時間を超える負担が重い児童も7.1%いた。小学生を対象にした調査は今回が初めて。

上記記事より

とのことで、7時間以上をケアに費やす子どももいるそう。しかもその子達は「負担に感じることはない」という回答もしているそうで、当たり前の水準が高いのかもしれず、自身がヤングケアラー状態であるということに気づけないということもあるのかもしれません。家族で支えあえるということ自体は良いことだと思うけど。

厚労省では下記のような特設サイトも作っているそうです。

今回の小学生を対象にした調査の前の中高生を対象にした約180ページにおよぶ実態調査レポートも下記にあります。

https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2021/04/koukai_210412_7.pdfより

ヤングケアラーの定義は、「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」だそうです。

18歳になったら突然ケアをしなくてよくなったり、突然何でもできる大人になるかというとそうではないと思うので、ヤングケアラーを卒業してもケアラーとしての生活は続いてしまうかもしれず、ヤングケアラー以外も含めて社会全体での支え合いが必要なテーマだなと思います。

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