ピルを再開して気づいたメリット・デメリット

こんにちは!しぃです🌹

万年肌荒れや毛穴に悩み、お給料のほとんどを美容施術に費やしています。
総課金額500万円。

でも一向に良くならないんですよね。
良くはなっているんですけどやはり「赤ちゃん肌」的なものにはもうなれないのだなと課金額の分だけ実感しています。

生まれ持った肌質は変えられないので、誰かと比較することはせず「自分史上最高の肌」にしかなれないのだなと痛感しています。


ピルを飲み始めた経緯

でもそもそもなんで肌荒れるんだろう?こんなに毎日気を使っているのに。
ビタミン系のサプリは毎日飲んでいるし、スキンケアだって気にしているし、食事にも気を使っているし、何よりこんなに皮膚科、美容皮膚科に通っているのに…!!と思った時にもしかして?と思って始めたのがピルでした。

最初に飲み始めたのは2019年頃で、悩んでいたのは以下の点です。
・肌荒れ
・生理前にイライラする
・生理前の爆食

ピルは服用することでホルモンバランスを安定させてくれるんですよね。
そのため生理前の肌荒れもしづらくなる効果が見込めるみたいです。

選んだ薬剤「マーベロン28」

私が選んだ薬剤はマーベロン28というものです。
以下が選んだ決め手でした。

マーベロンは低用量ピル(経口避妊薬)の一種です。黄体ホルモン「デソゲストレル」を配合する第3世代のピルに区分されます。

第3世代は、他のピルと比べて男性ホルモンを抑えられる点が特徴です。皮脂の分泌を減少させることから、ニキビの改善効果も期待できます。

マーベロンは1相性のピルです。1相性とは、生理周期を通して服用する薬剤のホルモン配合率が変わらないことを指します。

期間によって薬を飲み分ける必要がなく、同じ薬剤を飲み続けるので服用のわずらわしさがありません。

ピルを飲んで感じたメリット

あくまでも私視点の感想です。

①ニキビが出来づらくなる
②生理前のイライラが減る
③生理前の爆食期間が来なくなる
④スケジュールの管理がしやすい

①ニキビが出来づらくなる(顔・背中)

これは私にとって一番の朗報です。
効果は半年ほど飲み始めてようやく実感し始めます。
今まで肌に必ず1つはニキビが常駐している状態でしたが、初めてニキビのいない肌を実感することが出来て本当に感動しました。

あと、私は小学生の頃から背中ニキビにも悩んでいました。
こちらも常にニキビが存在している状態。
しかも色素沈着しやすく、ニキビが少なくても色素沈着で茶色いのがデフォルトでした。

しかし、ピルを飲み始めて半年ほどでそういえば背中のニキビ出来づらくなってる…!と思い感動しました。

残念ながらこちらはニキビが存在しない状態は作れなかったのですが、それでも解決の糸口が見えた気がして本当に感動しました。

それまでは皮膚科や、美容クリニックで背中のピーリングやイオン導入にも通っていましたがそこまで大幅な改善は見受けられなかったので…

②生理前のイライラが減る

これもかなり大きいメリットです。
ピルを飲む前の生理前って、人格変わった?と思うくらいすべての事にイライラしてしまう事がありました。

毎回ではないのですが、3か月に一度くらいは過激な自分がやってきていました。

そういう自分がやってくるとわかっていても対処ができないことをもどかしく思っていました。

ピルを飲んで完全にそういう自分がいなくなったとまではいきませんが、かなり登場頻度がへりましたし、怒ってもすぐ切り替えられるというか。

ピルを飲む前は100%の力で怒っていたのが3,40%くらいになったという感覚です。

イライラ期に放ってしまう言葉はその時の自分は100%正しい!と思っていてもイライラ期を過ぎるとなんでそんなこと言ってしまったんだろう…と自己嫌悪し、自分が自分を振り回している状態だったので、そういうところから脱出できたことはかなりストレスがたまる要因を減らすことが出来たなと思っています。

③生理前の爆食期間が来なくなる

生理前って無限に食べられませんか?
彼氏とご飯に行っても生理前は余裕で私の方が食べる量が多かったです。

食べる=太る&肌荒れる要因が増える
と思っているので基本的には良い事ないですよね。

なので、底なしの胃袋状態を脱出できてよかったと思っています。

④スケジュールの管理がしやすい

私は比較的安定して28日-32日に1度生理が来るタイプでしたが、具体的に「何日に来る」ってピルを飲んでいないと中々わからないですよね。

なんとなく生理が来そうな日になるとソワソワして、寝るときにナプキン付けて寝てみたり。でも結局その日は来なくてナプキン無駄にしたりとかあるあるですよね。

ピルを飲んでいると確実に決まった日にやってくるので、そういった無駄なソワソワや消耗品がなくなったのは大きいです。

またお泊りの予定とかも立てやすくて良いなと思います。

ピルを飲んで感じたデメリット

①飲みはじめの体調不良が最悪
②なんとなく血栓の不安がある
③コストがかかる

やはり医薬品ですのでデメリットはあります。

①飲みはじめの体調不良が最悪

ピルを飲み始めると体に不調が訪れます。
当然個人差があるので全員同じ症状が出るわけではありません。

私はピルを服用して次の日から、以下の症状が強く出ました。

・頭痛
・強い足のむくみ

私は普段頭痛に悩まされたことがないので、「頭割れそう!!!!」と思うほどの強い頭痛に襲われて本当に生きた心地がしませんでした。

また、足のむくみも強く出ていていつもの靴がきつくなるくらいだったので不安になり、処方してもらったクリニックに思わず電話しましたが、やはりよくある電話なのか「皆さん出る症状です」「もし長引くようでしたらクリニックにお越しください」という対応で、悲しくなったことを覚えています。

それと同時にピルを飲む人はみんなこういう症状を乗り越えているんだ…!と思ったら急に世の女性へのリスペクトが高まりました。


②なんとなく血栓の不安がある

基本的にピルを飲むと血栓のリスクが上がるといわれています。
リスクの無い人が血栓症を発症する確率は10万人中で1〜5人に対して、低用量ピル内服者では1〜10人の割合になるそうです。

滅多にならない症状ですが可能性が0ではないだけに定期的な検査が必要とされています。

ピルを飲むことで自ら病気のリスクをあげているって不思議な気持ちになりますよね。

血栓の症状として、足のむくみや痛み、しびれがあります。

私は心配性な性格なので少しでも足がむくんだり、手がしびれたりすると、血栓かも…と心配になることが多々ありました。

実際に心配で検査に行ったこともありましたが、数値的には何の問題もなかったので別の要因で症状が出ていたことがわかりましたが、毎日服用しているので、毎回症状が出ると不安がよぎる状態でした。

③コストがかかる

ピルは保険適用外の薬です。症状が重い場合などは保険適用となる事もあるようですが、私はどちらかというと美容目的で飲んでいましたので自費での購入となります。

選ぶ薬剤によりますが月に2500円から3000円はかかります。

半年から1年に一度血液検査に行くことが推奨されているので検査代やクリニックの料金やクリニックに行く時間もコストとしてかかってきます。

月当たりの金額がめちゃくちゃ高い!という訳ではありませんが、年間でみると4万円程度かかることになるので、決して安いとはいえないですよね。

 個人輸入を試してみた

実は「個人輸入」で海外で発売しているピルを購入することができます。
マーベロンの場合1シート800円ほどでした。

国によって販売している金額が異なるため日本より安く売っている国もあるんですよね。

日本で自費で購入した場合:2500円
個人輸入で購入した場合:800円

なので3分の1の料金で購入できることになります。
しかもクリニックに行く必要がないので時間も浮きます。

しかし、以下がデメリットだと思い辞めました。
・本物である保証がない
・血液検査だけ受けられる病院は少ない

1年ほど個人輸入していて幸いにも毎回本物が届き、効果を実感することが出来ましたが、本物である保証はどこにもありません。

また、定期的に血栓の検査を受けたいと思っても普段ピルを処方していないクリニックだとなんで血液検査だけするの?という感じで受け入れてくれないところもあります。

また、薬を個人輸入していることは医師にとってあまり好ましい状況ではありません。

費用は抑えることができるかのように思えますが、何が入っているかわからず何か症状が出た場合結果的にコストがかかってしまうので、個人輸入はオススメしません。

休薬した理由

2019年から飲んでいたピルですが、2021年に一度休薬することにしました。理由は美容整形を受けるからです。

これは美容クリニックや医師の判断に寄りますが、
施術によってはピルNGなようです。

恐らく何かあったときに問題の切り分けがしやすい、
血が固まりやすいと不都合 なのかなと想像します。

施術1か月前から休薬してくださいとのことでした。

施術が終わればまた再開しても良いのですが、デメリットに挙げた「なんとなく毎日血栓の心配に追われていなくてはいけないこと」が嫌で、何よりニキビができなくなったので、良いタイミングだし一度やめてみようと思えました。

休薬してみて改めて気づいたピルのメリット

①肌荒れしない
②生理前イライラしない
③爆食しない
④予定通りに生理が来る

①肌荒れしない

ピルを辞めて数か月はニキビが全くできない状態を維持できたので、「私はもうピルなしでもニキビのできない肌を手に入れられた!」と思っていたのですが、休薬して半年ほどで徐々にニキビができるようになり、1年たった頃には元通りまではいきませんがすっかりニキビができやすくなっていました。

ピルによって肌が支えられていたことを痛感しました。

背中も同じく休薬期間に荒れやすくなってしまいました。

②生理前イライラしない

こちらもピルによって症状を抑えられていたことを痛感しました。

また過激な私がやってきてしまうと思うと本当に憂鬱でした。

③爆食しない

こちらもピルによって症状を抑えられていたことを痛感しました。
無性におなかすいてたくさん食べちゃったな…という日が続くと気づいたら生理前だった!みたいなことがよくあります。

④予定通りに生理が来る

把握できることは多いに越したことはないなと実感しました。
生理前になると何となくいつ来るのかなとソワソワしている期間って無駄だな…と思います。

再開した理由

2021年後半から休薬していたピルですが、2023年に再開しました。
再開しようと思った理由は以下の3つです。

①メンタル改善
②肌荒れ防止
③イライラ防止

①メンタル改善

2023年に入ってメンタルが崩れ気味になってしまったんです。
2022年までは私の人生最高!自殺なんてありえない!!みたいなマインドで生きていたのですが、
2023年に入って燃え尽き気味というか、どこかエンジンがかからないような感覚で、今まで一切思わなかった「死にたい」みたいな感覚が急に出てくるようになりました。仕事でも環境が合わないことがあり2か月ほど休職もしていました。

2022年もピルは飲んでいませんでしたが、休薬の余波が時差で出てきたのか…?と思いピルでメンタル(ホルモンバランス)の改善が出来ればと思いました。

②肌荒れ防止

ピルを飲んでいた頃のニキビのない肌に戻りたい思いは強くて、再開しようと思えました。

ニキビはいいのですが、跡になってその治療をするのがつらいんですよね…
美容施術と比べたらピルは断然安いので、コスト的にも許容できるなと思いました。

再開してみて改めて気づいたピルのデメリット

①トラネキサム酸が飲めない
②飲み始めの血栓のリスクが上がる
③肌荒れ防止効果が出るには時間がかかる
④やっぱり血栓は心配

①トラネキサム酸が飲めない

トラネキサム酸は血を固める作用があるとされているため、同じく血を固める作用があるピルとの併用は基本的にNGとなっています。

ニキビ跡治療で受ける治療はどれもパワーが強いので、施術後の色素沈着が出やすくなっています。

トラネキサム酸を飲んでいると色素沈着しづらかったり、しても早く治る効果があるので美容クリニック通いの私としてはトラネキサム酸はマストな存在でした。

休薬期間中はトラネキサム酸を飲んでハードな美容施術を受けていました。
トラネキサム酸を飲んでいる時はあまり効果を実感していませんでしたが、飲むのを辞めて初めてトラネキサム酸のありがたみに気づくことが出来ました。

飲むのをやめてから肌がくすむようになり、レーザー治療で出てしまう赤みも引くのが遅くなりました。また、日焼けを真に受けてしまうというか、以前は日焼けしても焼けが定着しない感じがありましたが、今年はもろに焼けてしまいました。

美容皮膚科の先生は併用不可、
産婦人科の先生は併用可という先生が多いです。

それぞれスタンスや科によってスタンダードな考えが違うこともあるかと考えられます。

トラネキサム酸を併用するより生活習慣が悪い方がよっぽど血栓できるよ、とも言われましたが私はやはり心配性なので併用はできません。
トラネキサム酸のメリット部分はぜひ享受したかったですが、やはり医薬品なのでデメリットも受け入れて何を重要視して天秤にかけるかというところが大事になってきますね。

②飲み始めの血栓のリスクが上がる

ピルを飲み始めて3か月から6か月の間は特に血栓のリスクが上がるといわれました。

ピルを飲む→休薬する→ピルを飲むという事を繰り返していると余計リスクがあがるようですので、あまり何回も休薬はしない方が良さそうです。

また、飲み始めて2週間ほどはまた強いむくみに襲われて、心配な期間が続きました。
初回よりは症状が緩和されるはずだよと言われ、言われた通り初回よりはマシでしたが心配なものは心配です。

この飲み始めの症状も再開する度に出るようなので、やはり頻繁に休薬、再開することはあまり良いことではなさそうです。

③肌荒れ防止効果が出るには時間がかかる

このnoteを書いている現在2023年8月31日ではピルを再開して3か月となっています。2か月ではそこまで大きな肌質改善は見込めていません。

毎年8月に肌が荒れやすいという私の体質もありますが、肌質改善の効果が出るにはもう少し時間がかかりそうです。

④やっぱり血栓は心配

わかっていたことですが、やはり不安との同居生活がはじまりました。
血液検査をして数値を見てようやく安心できましたが、
毎日飲むものなので、血液検査をしたその日はよくても今日は状態が違います。

そういった心配からは性格上逃れられないのだと痛感しました。

まとめ

メリットもデメリットも私の中でちょうど同じ重さなので、辞めるのも再開するのも難しい決断です。

肌荒れには一定の効果があったので、ニキビに悩む方は一度試してみても良いのかなと思いますが、あくまでも個人の意見なので十分に調べて、医師と相談をしたうえで検討してみてください。

皆さんのピルに対する考え方や付き合い方もぜひ聞かせてください。


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