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Co-Active®が教えてくれた関係性の育み方

こんにちは!プロコーチKie(稲葉貴絵)です。

今日は、CTIコーチ仲間のてっちゃんが企画してくれた #Co-Activeアドベントカレンダー の1つとして、Co-Active®から学んだ関係性の育み方について書いてみたいと思っています。


なぜこのテーマを書こうと思ったか?

「Co-Active®について、なにを書こう?」と思ったときに、「Co-Active®の智慧から自分が最も恩恵を受けていることはなんだろう?」「自分が今書きたいこと/誰かに伝えたいことはなんだろう?」という問いが自分の中で生まれ、これらに対する答えがすべてこのテーマに帰結したからです。

もう少し言葉にしてみると、ここ最近自分の中で最もホットな話は子育て夫婦の対話を促すカードをつくりはじめたということ。そして、CTIでCo-Active®の智慧を学ぶ中で、私個人の人生に最も大きな恩恵を与えてくれたのは関係性の育み方だと思ったからです。

「関係性の育み方」はすべての人との関係性に関することですが、今回は子育て夫婦の関係性に限定して書いています。

なぜ、子育て夫婦の関係性が難しいのか?

それは、子育て夫婦の会話は、業務連絡ばかりになりやすいから。これは、私自身の実体験としても、私たちの周りの友人夫婦の話をきいていても、かなりの発生確率ではないかと考えています。
(実際に、先日コーチ仲間のママ専門コーチきぃちゃん(戸川悠希さん)と”そのLINE、業務連絡になっていませんか!?笑”というテーマでインスタライブしましたが、かなり共感の声を頂きました)

子供が生まれるまでは、夫婦二人で自分たちの時間の流れの中で個々人でいられる時間をもてますが、いざ子育てが始まると子供の成長は待ったなし!怒涛の毎日の中で、母は母の役割を、父は父の役割を果たさなければならなくなる一方で、私たちは「関係性の育みかた」を誰かから教えてもらう機会がないまま、この状況に直面していると思うのです。

もしかしたら、自分たちの理想と重なるロールモデルのようなご両親や身近な大人がいれば、誰かから方法として学ばなくても感覚的にできるのかもしれません。でも、そういうラッキーな人でない限り、恐らく多くの人はこのような機会がないまま、この状況に直面しているのではないでしょうか。

私たちはみんな、誰かとの関係性の中で生きているのに、関係性の育み方を知らない(再現性があるものとして獲得していない)。そして、最も身近なパートナーと,、個々人としての繋がりではなく役割としての関わりの比重がグッと増す状況に直面する。

だとしたら、子育て夫婦の私たちは、かなり過酷な状況にいると思いませんか?

実際、私たち夫婦は大変でした。2人めが生まれたあとの1年は、私たちが最も危機に陥った時期でした。夫は仕事で毎晩遅く、毎日出社していたので夫婦で話す時間がない。LINEは業務連絡が多くなり、気持ちはどんどんすれ違っていきました。久しぶりにちゃんと会えたと思ったら、同じ部屋の隅と隅に立って言い合いをしたこともあります(今となっては懐かしいのですが・・)。

そう、つまり何が言いたいかというと、意識的に対話の機会をもとうとしたり、お互いにその必要性・重要性を感じて同じ土俵に乗って向き合う意志と行動を続けなければ、子育て夫婦は容易に役割(母として、父として)だけの関係になりやすいということなのです。

Co-Active®から学んだ関係性の育み方

ここで、私がCTIでCo-Active®の智慧を学び、上級コース中にその学びのまとめとして書いた内容の一部をシェアさせてください。

「Co-Active®の智慧が、私たち夫婦にどのように息づいているか?」について書いたものです。(太字にした箇所はCo-Active®における大切な概念です)

まず、自分の両親が60代で離婚したという体験から、近くの関係性こそ、日々の小さなずれを放っておくと気づ いたときには戻せないほど大きな距離があいてしまうのだと実感した。 だからこそ、 日常の中での小さなずれを 見逃さずその都度丁寧に関わりたいと思っている。 
レベル3の傾聴は、 相手が本当に話したいことや本音に寄り添うキッカケをくれるものだと思う。 レベル3の傾聴 で相手の真意 ・本音を感じたり聴いたりして、 相手へのNCRW(※)を心のなかに持ちながら好奇心をむけて関わって いくことが、夫婦の関係性を「過去に一度、一緒にいると決めたから」 「ただなんとなく一緒にいる」 というも のではなく、「一緒に創り続けていくもの、育んでいくもの」 「お互いに応援し合うことで、チームとしても個人としてもより充実した人生となるもの」というものへと変える力を与えてくれ、このような関係性を意識的に育み続けていくためにとても役立つと感じている。 
(※)People are Naturally Creative, Resourcesful and Wholeの略(人はもともと想像力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である)

また、これからきっと、 両親の介護や子ども達の成長など 「初めて」 の出来事に2人で対応していかねばならない場面が生じるはずで、そのときにはきっと 「NCRW」 「今この瞬間から創る」 「その人すべてに焦点をあて る」「本質的な変化を呼び起こす」の4つの礎は、私達個人の単位でも、夫婦というチーム・関係性の単位でも、 様々なアイディアが湧く源泉となったり、視点を変えたりすることを助けてくれると思う。

そして、不安や恐れに翻弄されるのではなく、 不安や恐れを感じるような初めての出来事を経験として受け入れ、私たちが本当に願っているもの・関係性の実現に向かう 「行動と学習」 へと変えていくことで、私たちが人生の光と影のすべてを味わい、昇華し、私達個々人と私達の関係性のそれぞれが成長していくための力を与えてくれると思う。 

「子育て夫婦の対話を促すカード」を開発しはじめました

このような自分の実体験や周りの夫婦のお声から、子育て夫婦が、役割ではなくお互いの本音を率直に言い合えるきっかけとなるようなツールを開発したいと思い、カードを開発しはじめました。

今のところのイメージは、このカードがあることで本音の対話が進み、2人の関係性もそれぞれの人生もより豊かに深まっていくことを目指しています。

外装は、北欧暮らしの道具店のような落ち着いたトーンのデザインで暮らしに馴染み、夫婦2人の時間にワインとチーズ、おつまみを並べる流れでこのカードも一緒にテーブルへ。ドライブで、運転席と助手席で横並びに座ったときにもいいかもしれない。
ランダムに引いたカードに書かれた問いに答えるうちに、今まで知らなかった相手の一面が見えたり、自分も本音が言いやすくなったり。
「それで、それで?」 「へぇ〜そんなことが!」と話していくうちに、知らず知らずのうちに自分の中にもっていた「この人はこういう人だ」という固定概念に気づいたり、それが薄れていったり。相手への純粋な好奇心がムクムクと湧いてきたらいいな、と思っています。

好奇心をもって聴いてもらうこと、心を開いて話すことを通して、父・母の役割同士の関係性になってしまいやすいところから、それぞれが個と個で繋がる関係性へシフトしていくことを願っています。

まだまだはじめたばかりなので、さまざまな方のお知恵・お力を頂きながら進めています。X(旧Twitter)でも発信していくので、ハッシュタグ #子育て夫婦の対話カード  で応援、シェア頂けると嬉しいです。

最後に

明日以降も、クリスマスまで毎日CTIで学んだ誰かがCo-Active®、 Co-Active® Coachingに関する記事を書いてくれるので、そちらもぜひお楽しみください。詳細は、X(旧Twitter)でハッシュタグ( #CoActiveアドベントカレンダー )と検索すると見られると思います。

Co-Active®の智慧や、Co-Active® Coachingに興味が湧いた方は、ぜひCTIの体験会に参加してみてください。CTIのメルマガは、いつも学び・気づきに溢れていて私も楽しみにしています。

皆さまの人生にも、Co-Active®の智慧や Co-Active® Coachingの恩恵が降り注ぎますよう願いを込めて。

稲葉貴絵
Certified Professional Co-Active Coach

私もメルマガ、体験コーチングなどをしているので、ご興味をもってくださった方はこちらから詳細をご覧いただければ幸いです。


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