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英語のリスニングができるようになるには?~発音できる音は聴きとれる♪~

歌って絵を描くTOEFL講師の水月むつみです。

海外留学したい人のために、TOEFLのスコアアップの英語術や留学について書いています。

英語のリスニングは苦手ですか?

こちら↓の記事でも書きましたが、私もTOEFLのリスニングは全然できませんでした。何回聞いても、何回聞いてもちっとも聞き取れない笑

いろいろ勉強をして、私もそれなりにTOEFLのリスニングのスコアが取れるようになり、今では大学で教えたりしていますが、先ほどの記事では、英語のリスニングができるようになるには、英語と日本語では音の分類が違うので、英語の音の分類ができるようになればいいと書きました。

では、英語の音の分類ができるようになるために、具体的にはどんなことをしていったらいいのでしょう?

有名なものに「シャドーイング」があります。

シャドーイングの具体的な説明は後にして、なぜシャドーイングをするのかを説明すると、リスニングの原則として大切なことの1つに、

「自分で発音できる音は聴きとれる」

ということがあるから。

たとえば、方言のことを考えてみると分かりやすいかなと思います。

あなたが東京生まれ、東京育ちの日本語の標準語を話す人だとして、それ以外の日本語の方言は話せないとします。

で、ある時、青森、津軽に行きました。
お食事処に入って、近くの人たちがしている会話が何を言っているか全然わからない、となったとします。津軽弁で話していたわけですね。
こんなに聞き取れない日本語があるんだなあと。

で、それからしばらくして、ひょんなことから津軽に転勤になりました。何年も津軽で暮らすことに。

そうして何年も津軽で暮らしていたら、周りの人たちが津軽弁で話すので、いつのまにか、あんなに訳がわからなかった津軽弁の意味がわかるようになり、津軽弁で話すようにもなっていました。

こういうストーリーは想像できますよね?

この人は「津軽弁が全然、聞き取れない」状態から、津軽弁で話すように変わりました。この状態の人は当然、以前とは違って、津軽弁の聴き取りもできるようになっていますよね?

英語も同じようなもので、自分で英語の発音ができるようになれば、当然、その英語の音は聴きとれます。

でも、その逆は真ではないんですよね。

たとえば、他の方言、全国によく知られている関西弁は「聞き取りはできる」けれど、「話せない」人が多いと思います。

なので、「聞き取れるけれど、話せない」という状態はあり得ます。が、「発音できる音が聞き取れない」というのはないんですね。

なので、自分で英語の発音ができるようになってしまえば、リスニングの聴き取りは容易にできるようになる、というわけです。

そのために「シャドーイング」は効果があるとされています。

どうやるかというと、「シャドウ」は「影」なので、影のようにくっついていく、ということで、「カエルのうたがー カエルのうたがー」みたいな輪唱のような形で、聞こえたそばから音を口にだしていきます。

今、リスニング編の記事で扱っているものでやると(私が私の音声にくっ付いていく感じになっているので、すこし分かりにくいかもしれませんが笑)、こんな感じ↓になります。

これはどんな音声でもできるので、興味があるものでなんでもまずやってみたらいいかなと思います。

やる時の注意点としては、上級者の人は音声を聞いて、そのまま口に出せる人もいるとは思いますが、それだと何にも出来ないという人もいると思います。

その場合はスクリプトを見てやるのがいいです。ただ、その時に「スクリプトを読む」状態になってしまうと意味がなくなってしまうので、スクリプトはあくまでも「補助」として使って、耳から聞こえた音を再現してするようにしてみてください。

そして、途中で「全然ついていけなーい」と迷子になる時もあると思いますが、その場合はできなかったところは飛ばしていいので、また聞こえたところから口に出すようにしてみてください。最初はところどころできるくらいの感じでも大丈夫なので、ぜひやってみてください。

また、英語の細かな音の分類については次回以降で解説しますね♡

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