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望遠レンズと梅ジロー 時々カワセミ

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports が届いた。

息子の運動会用という名目でMマウントのレンズ数本を下取りに出して手に入れた。
マ⚪︎プカメラの査定はなかなか厳しいものだったけれど、ちゃんとした値段を付けて買い取ってくれた。株を買って優待券をもらいたいくらいに感謝している。

運動会はまだまだ先。とにかくこの大きく重いレンズに慣れなくてはいけない。
今の季節に望遠レンズで撮るなら梅の花とメジロだろう。ということで練習と試写を兼ねて撮ってきた。

カメラはSIGMA fp。

カメラとレンズのバランスはこんな感じ。
EVFとブラケットをつけているので多少fpが大きく見える。
peakdesignのleashではストラップが細すぎるかもしれない(帰宅後に早速Slide lightを注文した)。

試し撮りだったので画素数は一番低いlowを、jpegの設定も最も軽いbasicにしている。カラーモードはvividを選択。ウェブ上で見る分には粗は見られない。梅も撮ったけど結局写真はvivid映えする河津桜ばかりに。








直進ズームは便利だ。ズームリングはほとんど使っていない。
150mm側でメジロの位置を確認。センターに捉えてそのままレンズを伸ばして画角を決める。シャッターボタン半押しでフォーカス。鳥認識機能がなくてもしっかりとピントは合う。
テレ端5.5段分の手ブレ補正は強力で手ブレでボツになった写真はない。


梅ジローの撮影に満足したので他の鳥も撮ってみた。

ツグミを遠くから。
前ボケが少しうるさい感じがするのと、後ボケが若干巻いているけれど、嫌いではない。


ジョウビタキ
ピントを外している。
枝の解像感が無駄に良い。


近づける被写体として安定のダイサギ。
露出をミスして白飛び気味。

30分くらい撮影すると左腕が限界に達した。
慣れていないので構え方も悪かったのかもしれない。
それにしても重い。筋トレしよう。


帰り道の川沿い。
ふと目線を下げると青とオレンジのツートンカラーが目に入った

カワセミだった。
初めて目撃した。
灯台下暗しとはよく言ったもので、まさか普段のランニングコースにカワセミがいたとは。
それにしても枝。


角度を変えても枝。

望遠レンズの持ち出し初日にカワセミに会えた。何という僥倖だろう。
こうなると被写体に被った枝まで縁起が良く見えてくる。
それにしてもカワセミは綺麗で可愛い。野鳥撮影にハマるのが理解できた。



翌日も望遠レンズの練習。
すっかり野鳥撮影の頭だ。

昨日カワセミを見た辺りを中心に川沿いを歩く。
コサギやジョウビタキを撮っていると目の前を色々な鳥が横切って飛ぶ。
飛んでいる鳥は流石に撮れない。
fpはそういうカメラじゃない。


ツグミ
背景と同化していたのでこれは少しトリミングして被写体を大きくしてみた。それでもよく見えない。きっとこれが保護色なんだろうな。


ジョウビタキ
対岸の小鳥を狙うには600mmでも足りないくらい。
ゆくゆくはテレコンバーターの導入か。




キセキレイ
尾羽を上下に振っている姿が愛らしい。
小さい鳥なので遠いと豆粒くらいにしか写らない。テレコンバーターか。


ムクドリ
たくさんいる。


ヒヨドリ
結構よくいる。



コサギ


ダイサギ


アオサギ


たまにアオサギが近所を歩いているところを目撃する。
大型の鳥なのでバッタリ出くわすとかなり驚く。
王禅寺で釣りをしているといつの間にか隣にいたりする。驚く。

そして帰りがけに再びカワセミと出会う。
こんなところにいたのかと驚いた。
まさかと思うくらい身近な場所だった。
人間は意識しないと色々なものを見落として生きることになる。





初日よりはレンズの扱いに慣れた気がする。
それでもやはり重いので、ストラップに続けて一脚も注文してしまった。

野鳥撮影はスポーツだ。
鳥なんてものは誰でもそれなりの機材を使えば撮ることができるし、撮った写真は大体同じようなものになる。被写体が被写体だけにオリジナリティが出しにくい。
それでも多くの人が野鳥の撮影に夢中になるのは、撮影行為自体が楽しく、練習すればするだけ上手く撮れるようになるからだろう。
LUMIX S5なんかを使えばもっと効率よく綺麗な写真が撮れるんだろうけど、fpで撮るところにアイデンティティを感じている。これからもfpで野鳥を撮るだろう。

2日続けてカワセミに会えた幸運にも恵まれて幸先が良い試写になった。
野鳥撮影にfpは向いていないと思うけれど、このままコンスタントに練習を続けて本番の運動会には万全を期して臨みたい。

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