見出し画像

自分の尺度。

長い時もあれば短い時もある。

人と比べることは
ただの妬みにしかならないから
極力、自分は自分で
自分という人間の価値は
自分で測るようにしている。

でもこれ。

結局自分を騙してる。

百も承知だ。

鬱は完治はしてないだろうし
年齢的にも自律神経の乱れもあるだろうし
そうやって自分に言い訳をしてあげて
逃げ道を作るようにしてきた。

だがごくたまに
鉄壁の壁にほんの少し亀裂が入る事がある。

ほんの少しで
そこから水がちょろちょろっと出るような。

どう直せばいいかはもう学んだから
その亀裂の修正は手間がかからないようになった。

昔は亀裂ではなく
ダムで言うと遮水壁という分厚い壁から
今にも水が溢れるのではないかくらい
水が溜まった状態で
そこにたった一滴が落ちたら
遮水壁は崩壊する。
そんな感じで
ほぼ毎日ふさぎ込んでいたし
気付けば涙が溢れていた。

今でも
この遮水壁を崩す事が正しいのか
極力崩さずにいられるようにする方がいいのか
どっちが正解かは分からない。

我慢などせず
私はイヤなんだよ!!!と
後先考えず口にも態度にも出す事が
自分にとって有益なのかどうか…と
考えてしまうことすら
心に負担をかけてしまうのではないか。

…と。

我慢を続ければ
この人は何も言わなくてもやってくれると
相手に思われてしまう。

かと言って
好き放題に感情丸出しにしたら
腫れ物扱いされるようになる。

仕事だから。
自分が生きていくために必要なお金を作れるのは
仕事以外にないから私は。

仕事に一生懸命になれるしか
私には能力がないから。
それ以外の売れる才能はないから。
生きる術はないから。

だから頑張る以外選択肢がなくて。

自分なりに一生懸命やってきたんだけどな。
途中、命削ったしな。
自分を殺してイエスマンになってきたしな。
私が教えてきた後輩たちが
私を追い越していくのを見続けるのって
辛いなあ。

私は何を頑張ってきたんだろうなあと思う。

私の頑張りは
価値がない頑張りだったんだなと
言われているような気がして。

その証拠に
私は社内で誰からも「頑張ってる」と
言われた事がない。

出来て当たり前、やれて当たり前と
多分思われている。

でもそれは私がそう言われる
思われるように必死で努力しているからであって
自然に出来ているわけではない。

でもそんな努力は
当たり前だろと言われているような気もして。

鬱の原因となった上司が
海外から帰任後に同じ工場へ戻ってきて
和解したはずだが
私はある日突然、別部署に引き抜かれた。

引き抜きは良い言葉だな。

上司にも思い切って確認した。

私はその指示に従っても問題ないですね?
前向きに捉えて大丈夫ですよね?と。

上司は、驚いた顔で
もちろん問題ないよ!と言った。

恐らく、その言葉が本当だとは思う。

だが、私に記憶には今も
この上司との軋轢が残っているから
セブさんがいたらやり辛いから
追い出そうと計画したと
どうしてもそう考えてしまう。

追い出されるほど疎ましい存在だったのかと。

本当のところは私には分からない。

でも肩書き連中は知っていて
私を陰でバカにしているのではないかと
定期的に思う。

だからずっと
従ってきた。

言いたいことは7割は言わせてもらったが
結局サラリーマンなので従った。
そして結果が出るように頑張ってきた。

結果、私は昇進の端にも乗せてもらえないのに
出来るよね?と部署を任された。
昇進もさせてもらえないのに。

何の取り柄もない私にとって
仕事を頑張って昇進することが
目標でもあるんだよ…本当は…。

出戻り君が再入社してきたら
肩書き連中はみんな…その出戻り君に
話をするんだよな…。

ここの部署リーダー私なんだけどな…って。

私なんでここにいるのかなって。

先日、コロナ感染し
臭いが全くしない事が続いて
これが後遺症か…と思ったが違った。

呂律が回らないような
上手く喋る事が出来なくなった。

考える事は出来るが
聞かれたことを喋るのになぜかどうしても
舌が回らない。
言えてるつもりもない。
なぜ回らないのか分からない。

これは以前からだが
様々な事柄を聞かれると
本来答えるべき事が上手く答えられず
口頭より文章の方が表現しやすい。
それにちょっとプラスして
言われた事の理解が少し遅れる事がある。
何と言うか…相手の発する言葉に
集中力がいかないという感じだ。
(頭痛や記憶障害とかではない)

それで自分の衰えを感じたのかもしれない。

置いてけぼり感をくらっていて
何で頑張ってきたのかなあと思っていたら
涙が溢れそうになったので
本日は早々に帰宅した。

個人的には
仕事でいっぱいいっぱいにはなっていない。
割と余裕がある生産で
基本的に私は生産に入らないようにしているから
歩く以外の疲れはない。

そんなに頑張りすぎてはいないはず。

でも
遮水壁に亀裂が入っている。

もう頑張りたくないなと思っている。

どこの誰だか分からない人をサポートする勇気は私にはありませんがアセクシャル46歳田舎で独身工場生活に共感いただけたら仕事もまた頑張れます。