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なんでも野球に例えてしまうサッカー初観戦!広島プライド(4/7)

今日はなんと初めてピースウィングHIROSHIMAに行ってきた。サンフレッチェ広島の新しい本拠地で、広島市内では工事中からちょこちょこと話題に上がっていた新施設。なにせ、商店街からも平和記念公園からも広島城からも近い神アクセス。

真新しい建物とあって、先月訪れたエスコンフィールドに近い空気を感じた。近代的なオペレーションを想定した構造とか、時代を投影している設計(デザイン)は国際空港っぽさもある。

なお、今日はマツダスタジアムで対中日戦もあったので全く無意味に後ろめたさを感じてしまい、観戦前にはカルピオに寄ってお買い物。
新入荷した新井監督のステッカーや、ブロマイドなどを購入する。(どのみち定期的に行くんだけどもな!)

サッカーの試合は初めて観るのだが(リバプール本拠地 アンフィールドに行ったことがあることを今思い出したわ(あったんかい!しかもわざわざリバプールまで行っといて!))それもかなり前のことだし、しばらくサッカー観戦には無縁の人生だった。

まず一時間近く早めに到着したにも関わらず、止むことのない凄まじい応援が始まっており、圧倒された。沢山の大きな旗が振られている様は圧巻!保育園の鼓笛隊でカラーフラッグをやりたいと立候補していた私なので、昔からの憧れも上乗せされているだろう。

サンフレッチェ広島は千葉ロッテマリーンズみたいだった。応援の印象の話なのだが、なんというかビーチや磯の匂い、パラソル的な何かを感じた。"俺ら感"的応援というやつだろうか。声質とかビートとか、野球で例えるならマリーンズのオラつきとか若さを彷彿とさせたのだ。あれは、広島東洋カープにはない空気感だ。同じ広島という街なのに不思議である。

そうなってくると、サッカーってすごく男の子による男の子のためのスポーツなのかという疎外感も感じなくはなく疑問に思えてきたので、是非とも女子サッカーの試合も観てみたいなと思った。

当たり前だが色々と野球とは勝手が違って、段取りがいちいち新鮮で楽しく、子供のようにはしゃいだ。

サポーターの方々との距離の近さとか、子供たちへの夢の与え方に、サッカー業界の未来への投資とか長期的発展を見越した(願った?)姿勢をクレバーに思ったし、そりゃあこんなに人気が出るよねと納得もした。

そういう積極的かつ社会的な意思表示/コミュニケーションそのものが野球とはかなり違っており「サッカーとは文化なのだ」みたいな、広い視点の基本理念に感銘を受けた。(「そんな理念ないっすよ。世武さんの思い込み解釈っすよ。」と多くのサッカーファンから指摘があった場合は、あっさりと訂正させて頂きます。ご一報を。)

恥ずかしながらルールがほとんど分からないので、意外なところで対戦チームのGKがレッドカードで退場になったり、イエローカードを出す基準も謎だった。(押した邪魔した触ったなどのグレーゾーン判断も難易度が高い)
サンフレッチェ広島側で応援していたのだが、いつも大橋選手がシュートを決めているな!と思ったら、FWなんだからわりと当たり前(高確率でそうなる)だろうという話も、後々になって認識した。だいぶ初歩的な話だ。

各人の背番号については、「⚪︎⚪︎さんが51番、要するに小園ね。」「九里(11番)がまたあそこでパス貰ったな!」などして観るとわかりやすかった。

向こう岸では、中野就斗選手の横に川村拓夢選手の看板が並んでいたものだから、パッと見、阪神の中野拓夢やん!などといちいち野球脳が反射的に働いてしまって、マツダスタジアムではまさかの三日連続無得点のまま3タテを食らっているなどと、この時の私は想像もしていなかったのである。

試合を終えたあと、対戦チームであった湘南ベルマーレのサポーターにえらく人気のあるサンフレッチェの選手がいて、よほどのスターなのかしら?キャプテンかしら?と思っていたら、まさにゴールを決めまくっていた大橋選手は元々湘南でプレイされていたようだ。色んなドラマがあるんだなぁと幸せのお裾分けをして頂いたようだった。

サッカーでは完全試合的にゴールを決めることを「クリーンシート」というらしい。私はてっきり「その日一番シートを埋めて空席を一掃した人気選手」を発表しているのだと想像したため、大橋選手はゴールを決めた上に、席まで沢山売ったんだな!などと感心していた。

ひとつ気になったことといえば、新しいスタジアムを作ったけれども野球ほど試合数もないことだし、もっとガツガツと物販を作って回収して行けば良いのに... という点だろうか。
心配になるほどグッズ展開はあっさりしており、ユニフォームやTシャツなども品薄(というか、在庫なし?)状態で、広島東洋カープの貪欲さを見習って欲しいところであった。

"Pride of Hiroshima"というメッセージが光るタオルを買って、コーナーキックの際に振り回した。
その仕草が湘南乃風さんのようだから、ビーチをどことなく感じていたのかも知れない。海の家で焼きそばを食べるのもいいな、などと思った。

フランスはパリサンジェルマンやらマルセイユやらサッカーが盛んだが、今日で調子づいてフランスではサッカー観戦にも積極的になろうかしらと思いながら、桜の綺麗な広島の土手を歩いた。

広島プライド上等!
ピースウィング広島からの眺め
とにかく応援がすごかった!
令和でもカメハメハポーズ普通にするんだね(安堵)

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