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【エッセイ】もう良い母親は目指さない!

今朝の私は鬼だった。
娘の心に傷が残ったかもしれない。
本当に申し訳ないことをした。

反省とこれからの抱負のために
このエッセイを書くことにした。


我が家には3歳の娘と9ヶ月の息子がいる。

昨日、娘はストライダーで通園し
葉っぱも拾って機嫌良く
ママ友にも楽しく挨拶し
保育園の中に入って行った。

しかし、教室の前で足が止まる。
大好きな担任の先生がいなくて
もう1人の先生に声をかけられる。
そう、この先生だけのとき
娘は保育園の教室に入りたがらない。

楽しい声かけではなく
「ごめんね、今来ないなら、
 先におやつ食べて良い?」
「申し訳ないけど、
 今日は時間がないから、、、」
と朝イチから謝られることも。

大好きな担任の先生に
髪ゴムを見て欲しくてつけてきたけど
今日の先生に見せても
反応が薄いのは娘も気づいてる。

「ママがいいー!!!」と
教室の前で叫び始めて
先生が来るとイヤイヤが止まらない。

少し時間をおいて気分を取り戻そうと
2人だけの時間を作り
「今日は少し遠い公園行くの楽しみだね!」
「どこ行ったかママにも教えて!」
と楽しくなるよう声をかける。

いくつか楽しくなることを言い
自分で気持ちの整理がつくよう
少しそーっと見守ってみる。

それでもやはりイヤイヤで。
先生からは
「ごめんね、先におやつ食べるね。」と
トドメを刺されて落ち込んで。
2人ポツンと廊下から
楽しそうなクラスメイトを眺める。

娘が行きたい気持ちになるように
頑張ってみるも虚しく
私にできることはもうないと
半ば強制的に娘を離して園を出る。

約15分。
辛い時間だった。

夕方、保育園にお迎えに。
楽しかったようでテンション高く
帰り道に公園に寄って友達と遊ぶ。
友達と一緒に帰った帰り道、娘が一言。

「●●ちゃんと、同じ時間に
 明日保育園に行きたい!」

楽しく保育園に行ってほしいと思ってたから
娘の提案を快諾し
ママ友と時間を決めて
翌日保育園に行くことに。

昨日はうちの夫は飲み会で
ワンオペ家事と育児をこなして
いつもと同じ時間にベッドに入る。

9ヶ月の息子は添い乳し
3歳の娘をトントンし
首がバキバキになりながら
絵本を読んで寝かしつけ。

私は2人目を産んでから
夜外出したことがほぼなく
外出した2回は21:30には帰り
寝かしつけは私がしている。
あーーーーー
これを経験したことない夫は羨ましい。

うとうとしていると、娘に
「ママ寝ないで」と言われながら
いつの間にか3人で寝ている。

息子が起きるたびに添い乳し
寝てるか起きてるか、
わからないまま朝がくる。

いきなり5:00頃娘が起きた。
「お漏らししちゃった。」と。
娘のおねしょは例外除いて初めてで。
2人で驚き、寝ぼけながら起きてみる。

パジャマを着替えて
シーツを拭いて、バスタオル乗せて
応急処置して再び眠りへ。
このタイミングでの二度寝だと
朝はなかなか辛い。

私もいつもより10分遅く起き
娘を起こすもなかなか起きず。
でも!!!
「●●ちゃんと行こう!」の言葉で
スッキリ起きてくれ
なんとか準備も頑張っている。

準備もできて出発!!と思ったときに
娘に「ベビーカーで行きたい」と言われ
迷った挙句ベビーカーで行くことに。

自転車だと5分で着くけど
ベビーカーだと10分はかかる。
普通に歩いて行くと
約束の時間には少し間に合わない。
3分くらい待たせることになる。

こちらから言い出したのに遅れたくない。

ここから私は鬼になった。
息子の靴下も履かせておらず
帽子も被せておらず
自分のApple Watchも手に持ち
ベビーカーを押す。

でもベビーカーを押すと両手が塞がり
息子の帽子も被せられず
靴下も履かせられない。
Apple Watchもつけられない。

ベビーカーをぽーーーんと押して
前に進んでる間に
息子の帽子を被せて
またぽーんとベビーカーを押して
進んでいる間に
息子の靴下を片方ずつ履かせて。

道路がフラットではないので
道路のくぼみの方向に
ベビーカーも曲がって行く。
「ママ、危ないよ!」と娘は言うが
3分のビハインドを取り戻すには
走り続けるしかない。

息子に両方の靴下を履かせたとき
予期していた悲劇は起きた。

くぼみに沿ってベビーカーが曲がり
その先の段差にベビーカーが躓き
ベビーカーごと娘が前に倒れた。

娘が痛いと怒っているけど
私には残された時間はもうない。

大丈夫?とも聞かずに
娘を起こして
再びベビーカーに乗せ
ベビーカーを押して走って行く。

目の前に約束してた親子が現れて
あーーーーー間に合った!
と安心し、私たち親子も笑顔になる。

娘は喜んで保育園の中に入っていき
大好きな担任の先生もいて
私も安心して肩の荷がおりていく。

そのとき担任の先生から
「娘さん口から血が出てますが
 何かありましたか?」と。
私は一瞬血の気がひいた。

「さっき転んじゃって」と咄嗟に嘘をつき
嘘をついたことを悪く思って
「ベビーカーから落ちて」と
また嘘をつく。
いや、本当のことを言いたいが
ダメな母親すぎて言えない。

娘が大丈夫か心配になり
全身確認したいけど
全身確認すると不審がられるから
全身大丈夫かも確認できない。

「大丈夫?痛いとこある?」と聞くけれど
娘は平気な顔で
「どこも痛くない!」と言うばかり。

はーーーーーーー。
ダメな親だ。

目の前の時間のことに囚われて
娘のことを犠牲にし
誰にも言えないような恥ずかしいこと
子どもの前で平気な顔してやっていた。

ベビーカーごと倒れた後も
大丈夫?と心配するわけじゃなく
「自転車で行ったら良かったのにね。」と
嫌味を言って
自分のことを肯定してた。

誰の目もなければ
娘に全力で謝りたい。
「怖い思いさせてごめんね。」と。

娘の怪我は少し歯茎が切れてたけれど
大事には至らず
そのまま保育園で過ごすことに。


ダメな親と言われたくなくて
いつも頑張っているけど
そのせいでどんどんダメな親になる。

保育園の事務員さんに
息子が薄着で行ってると
寒そうね〜と言われてしまい
気にして次の日から厚着させたり。

娘には
髪の毛エルサみたいに可愛くして!
と言われるから
娘の髪の毛編み込みにしたり。

朝ごはんしっかり食べなきゃ
便秘になると思って無理矢理
納豆ご飯と味噌汁と、
バナナ、ヨーグルト食べさせて。

楽しく保育園に行かせてあげたいと思い
必死に説得したり
お友達と約束したり。

いい親にならなきゃ!
こうしてあげなきゃ!
と思うほどに
自分も苦しみ
やることが自分のキャパを超えていく。

やめられることがないままに
しなきゃいけないことが増えていく。

あーーーーーーー
良い母親になろうとするのやーめた!!

人にいい母親と言われたくて
頑張ってるなと思われたくて
そのために何かするのもやめる。

娘の髪がぐちゃぐちゃでも
口に納豆ついたままでも
息子が裸足で抱っこされてても
私がすっぴんでも
誰も何も嫌な気にもならない。

背伸びするのもやーめた!!

私は元々自由な人間で。
宿題しなくて先生には追いかけられて
家がぐちゃぐちゃでも気にしない。
ご飯も食べたり食べなかったり
夜は毎日飲みに行ってた!

今は毎日家を掃除して
娘のくもんの宿題必死に頑張って
息子に童謡歌って
ご飯作って、、、、
あれ?それくらいしかしてない。笑

どうせ何もできない育休中。
ゆっくり楽しく過ごそう。

そして、
毎日の「しなきゃいけない」を手放して
「しない」ことを決めていこう。
「しない」ことについてはまた次回。


これを読んでくださったパパ、ママ。
読んでくださってありがとうございます。
毎日育児も家事もお疲れ様です。

思ったよりも育児大変ですよね。
そうじゃない方は
私にぜひアドバイスください。笑

私のダメさ加減を知って
こんな人もいるんだーって
安心してください。

世の中のみんなキラキラしてるけど
大変なこといっぱいなのが現実で。

でも子供は元気に育ってるから
まあいいやーって思いながら過ごしてます。

はっぴーなママ、
はぴままにいつかなれますように。

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