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第二回 宮尾節子賞の発表

第二回、宮尾節子賞が12月24日に決定いたしました。
浅葉爽香氏(山梨)・雨音氏(静岡・イギリス)・猫道(猫道一家)(東京)
の三名(順不同)です。おめでとうございます。

各受賞者へ贈ることばを、お読み頂ければ幸いです。

浅葉爽香 殿


2018年PSJ全国大会にてパフォーマンス中(宮尾撮影)

あなたをはじめて拝見したのは、2018年UPJ6(ウエノポエトリカンジャム6/UPJ6実行委員会主催)でした。ラッパーのゆうまさんの舞台にとつぜん登場して、からだに電流が走っているようなヤバイ動きをするダンサーがあなたでした。その衝撃を忘れません。

その動きは自ら動いているというより、何か得体の知れない力に「動かされている」という感じでした。ゲリラ的なその動きは相当ヤバイのですが、その過激さとは裏腹に、追い詰められた小動物のような、孤独で真摯な瞳が印象的でした。

二度目にあなたを見かけたのが、同じ年2018年PSJ(ポエトリースラムジャパン/村田活彦主催)全国大会の舞台でした。各地の大会を勝ち抜いてきた詩人たちのファイナリストのひとりとして、舞台に立っていたのでした。だれもが釘付けになるような、圧巻のパフォーマンスで、会場を呑み込んでいました。

全国大会のファイナリストとなれば、誰が一位になってもおかしくないハイレベルなプレイヤーばかりの舞台です。そして、すぐ目の前には優勝とパリがあった。

(*後日、あなたはPSJのインタビューで「そこに(出演)にかける情熱は?」と訊かれて「勝ちたいからじゃないですか(笑)」と答えていました。それは、ちょっと驚きでした。舞台の上のあなたは、そんな野心を木っ端微塵にした姿で、自由に解き放たれていたから。)

それでも、舞台に立つと、彼方から稲妻のように降りてくる力と、内部から奔流のように噴き上げてくる力の、なすがままに身を任せて突き進むあなたは、
3分の終了ゴングがなっても、留まることがなかった。

留まれなかったのだと思う――すでに制御できない詩の官能の魔境にあなたは居た。多くの詩人が墜落してはつぎつぎ溺れ、ごく稀な詩人だけが昇り詰めて桂冠するのも、この魔境の淵だ。

しかし、制御できるものの中に、詩はあるのだろうか。
とわたしは、思う。制御できない「美しい破綻」こそ、真の詩の姿ではないかと
問いたい。

こんなことを書きました、とあとで言えるようなもの。
たくらんで破綻をして、生きて見せたもの。
こちらに詩を、引っ張り込もうとして
おおくのわたしたちは、そんな詩のようなものの中で、生きている。

だから、詩に引っ張り込まれて、制御できなくなる
詩の暴れるままに身を任せたその姿は、果てしなく尊く、懐かしく
そして、堪らなく愛おしく感じました。

時間を超えても、鳴り止まないその声、留まらないその姿こそ、
詩の声、詩の姿だと思いました。

その「美しい破綻」を、天晴れな破綻、詩の姿を。あなたはあの日、目の前に披露してくれたのでした。わたしは、ずっと鳥肌が立ちまくっていました。

はんぱない時間オーバーで、もちろん、減点となり優勝はパリは逃したのですが。
いいモノをというか、眼にモノ見せてくれた存在があなたでした。

そして(さきほどの)
「ポエトリースラムジャパン」のサイト(note)に、ファイナリストのあなたの紹介(インタビュー記事)があり、はじめて浅葉爽香がどんな方であるかを知ることになりました。

あなたは大学で中村文昭と福島泰樹、両氏のもとで現代詩を学んだとのことです。中村文昭氏の「肉声の復活」という考え、「肉体がしゃべっていない言葉、肉体が思っていない言葉を書くな」という教えに強く刺激を受けたとあります。そうか、そういうことかと、あなたのルーツを知る思いでした。


そして、三度目。

2019年11月にDJ K.T.Rさん主催のBlue Mountain で初めて演者として、ご一緒しました。そして、初めて対面で話すことができました。
目の前にいるのは、舞台上のあなたとはまるで違う、なんの破綻も感じさせない、明朗で明晰で、礼儀正しく感じの好い、ひとりの若い女性だった。

そうだよな、と思った。詩を生きるとは、変容の舞台を生きるということ。そして、その舞台を降りるとは、まともな人に戻ること。なかなかその切り替えが、難しいところだけれど、また、その切り替えを周りもゆるさないところだけれど。詩にも甘えない、人にも甘えない。詩を愛し、人を愛するとは、こういうことではないか。これができるか、できないかではないか。

「詩って、化学変化かな」誰かの詩人が言いました。化学変化、つまり化けるということです。どちらの、あなたも、天晴れでした。

年の功で、ひとつ助言を許されるならば
「やっちゃいけないことなど、何もないし、
やらなくちゃいけないことも、何もない。」
それが本当の詩の自由だと、わたしは思います。ますます、あなたが自由であることを、こころより願っています。

さまざまなシーンで、詩の姿を見せてくれたあなたに、これからもエールを送り続けたく思います。よって、ここに宮尾節子賞を贈ります。受け取って頂ければうれしいです。  宮尾節子

◎浅葉爽香プロフィール
 
詩を纏うキメラ

浅葉爽香

◎浅葉爽香さんのツイッターはこちら

***

雨音 殿

雨音さん/ツイッターアイコン

あなたとは随分、長いお付き合いになります。MixiというSNSが全盛だったころにネットの世界であなたと出会いました。あなたと出会うことはあなたの小さな娘さんと出会うことでもありました。それほど、誰憚らず包み隠さず片時も離れず最愛の存在に、最愛と最善を尽くすあなたの姿があなたの言葉からあふれていました。

言葉をもつことは、娘をもつこと。言葉と生きることは、娘と生きること。言葉を愛することは、娘を愛すること。言葉を育てることは、娘を育てる――そういうことかもしれない。そんなふうに思ってしまうほど、あなたの詩の言葉と、あなたの暮らしの、すべてがひとりの娘に捧げられているふうでした。

いろんな荒波もあったでしょうが、あなたの娘に注ぐ無条件の愛は、ひとときも曇ることはなかった。あなたは自分の愛を疑うことはなかった、その愛をまっすぐに娘と詩に注ぐことにも、躊躇がなかった。

それでも、人生には光と陰がある。でも、あなたが陰ると娘も陰る……ただ一点、それだけは許せない。その一心で娘を照らす光に、あなたもまた明るく照り返されているようでした。

親子の愛は、得てして思い過ぎる親の片思いが相場ですが、あなたの場合はどうやら両思いのようでした。まっすぐに思い、まっすぐに思われる。そんな幸福なあなたがたが、たいへん素晴らしくもあり、またすこしばかり、心配でもありました。

ふたりはこの愛の巣を、おたがいに巣立ちあうことができるのだろうか――。
そんな老婆心をよそに、ながいあいだ、不通だった音信がせんじつ届きました。

詩集のかたちで。

詩集 ドロップス(純和屋)

『ドロップス』という名前の。そうです、昔あなたをはじめてネットで知ったころの名前が「しずく」さんだったことも、思い出しました。なつかしいです。しずく、という名にはどこか哀しみが宿っていました。明るく振る舞うあなたにときどき哀しみが透けているのを、わたしは見逃すことができませんでした。それでも、娘を育てること、詩を書くこと、の両方の愛を手放さずに、生きつづけることに、いつのまにか鍛えられた力が

一滴のしずくを、甘やかな「ドロップス」に姿を変えていたのですね。わたしは、このあなたそのものである詩集を読ませてもらって、なんども胸が熱くなり、熱い胸からあがってくる、しずくに頬を濡らしていました。ひとりの娘を巣立たせた、母親の愛とその愛で育まれた言葉で編んだ、やさしい眼差しの詩集です。

 わたしの中には
 一羽の蝶が棲んでいます
            ――――「蝶」

どんなに愛しく抱きしめても、いつか
夢に向かって娘を
飛び立たせるための、ちゃんと覚悟ができていたのですね。

 定刻通りに
 飛び立ったまっ白い両翼を
 ほんの少し傾けて
 小さくなっていく

 その空はきっとおまもり
 あなたの夢を包みこんで
             ――――「おまもり」

 だっこ!
 おいで!

 伸ばされた両手に
 伸ばした両手で答えるのは
 簡単なことだった
           ――――「両手」

 今。手放すというむずかしい親の仕事を、あなたは立派にやりとげたのですね。

詩集より(挿絵:雨音)

 いま手を離して
 ひとり歩き出していくあなたに
 お願いしたいことがある

 大切な私の恋人を
 あなたに任せようと思うんです

 空がきれいな日には
  いっしょに眺めようねって
  隣に立って深呼吸して
 元気が出ない日には
  おいしいごはんを作って
  いただきますって大きな声で
 嬉しい日には
  誰よりも喜んで
  きれいな花を一輪飾って
 泣きたい夜には
  あったかい毛布にくるんで
  大丈夫だよって抱きしめてあげる

                ――「はじまり」

「はじまり」というこの詩は、そのあと、次のように続く。
 
 これからはすぐに傍にいて
 手を差し伸べてあげることができないの
 だからお願い

 恋人になりなさい
 あなたがあなたの

 胸を衝かれた――。わたしの恋人を誰かに託すのではない、恋人を恋人である娘自身に託しているのだ。この展開には胸が震えた。このような、自立を促す親のことばを初めてわたしは、目にしました。正直、ぎょっとした。見たことのない、ことばのアクロバットだから。

 恋人になりなさい
 あなたがあなたの

 誰よりもあなたを慈しみ
 誰よりもあなたを愛して
 

母親のわたしがあなたの傍で、娘のあなたにそうしてきたように。これからは、あなたが、あなたの恋人になりなさい――「わたしがあなたを愛したように、あなた自身をあなたが愛せ!」娘を巣立たせる母親の、これ以上の贈る言葉があるだろうか。見事です。

どんな難解な言葉も言い回しも使っていないのに、深くて大きな言葉の仕事と人の仕事をしている。詩の仕事をしている。――そう思いました。

庭の花を飾り
雨の音を聞き
そっと頬に手をあてて
やさしくなでながら

 ありがとう
今まで
がんばって生きてきてくれて と

今日初めて
自分に声をかけた
           ――――「甘露」

ありがとう。わたしからも、「がんばって生きてくれて」。あなた一人のやさしさと愛で、娘さんと娘さんの夢を育てあげてくれて。ありがとう。
そして、やさしい思いのいっぱいつまった、はじめての詩集を、おめでとう。

あなたとあなたの詩集に、宮尾節子賞を贈らせてください。受け取ってくださるとうれしいです。            宮尾節子

***

あなたが娘さんを旅立つまで寄り添って、育んだように。あなたの詩集が旅立つまでの、あなたの詩が育まれた場所があったのですね。それが、「ネット詩誌 MY DEAR」(管理人 島秀生)だと知りました。サイトを拝見して、たくさんのネット詩人のかたが投稿を続けていることをうれしく思いました。
その方々の詩を島さんのご尽力によって支られていることに、敬意を払います。
またトップページの下方にある、小さな「■special thanks」の文字をクリックして、このサイトを立ち上げられた経緯にも、胸を打たれました。ことばの生きる場所は、いのちの生きる場所。自由詩の裾野の広がりをこうして、きっとたいへんな思いをして、支えてくださることにこころより感謝です。わたしからもありがとうございます。  宮尾拝

◎雨音プロフィール

雨音(あめおと)

詩人・静岡県出身在住ときどきイギリス在住
日本詩人クラブ会員、静岡県詩人会会員、
ネット詩誌MYDEAR所属 詩誌Marubatsu参加
中学生の頃よりいつの間にか詩を書くようになる。20歳くらいから、綺麗なノートを見つけて、詩を書き綴るようになった。2003年よりネット詩誌MYDEARに所属。毎月新作の発表を続け、また2007年よりMYDEAR掲示板にて評者をつとめている。MYDEAR主宰島秀生氏編・著「ネットの中の詩人たち4」「ネットの中の詩人たち5」「ネットの中の詩人たち6」「ネットの中の詩人たち7」(アマゾンにて販売中)に参加。2020年詩集「ドロップス」(純和屋)
誰かの心の片隅にそっと飾る一輪の花のような詩をかけたらと、書き続けています。

*雨音さんのツイッターはこちら

「こちらも雪です」とイギリスから雨音さんの写真

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猫道(猫道一家)殿

夜空★猫道節/飯能河原

みなもとには、いつもあなたが居た。はじめに、ことばがあったように
ことばの源(みなもと)をたどれば、いつもあなたという存在があった。

「えーーーっ!」と何度も、わたしはオドロキの声をあげました。何度、それを繰り返したことだろう。さまざまなジャンルの、ことばの舞台で、あるいは、ことばに関わる人々の間で、誰もが「実はねえ」と振り返りながら、ポロっと口にする名前。わたしの耳にする名前が、「猫道さん」あなただった。ポエトリー系のひと、ヒップホップ系のひと、スラム系のひと、そして、詩を書くひとたちからも――

きっと。お芝居や話芸などの演芸分野にと、わたしのまだ知らない、ことばまわりにも、はばひろく、猫道はゆき渡っているのだろうと思われます。いつのまにか、「言葉の道は、猫の道」と、わたしは思うようになっていました。

(猫道。猫の皮をかぶった、この男は、いったいぜんたい、何者だろう?
 という、好奇心に掻き立てられながら……)

現在。ことば周りで活躍するひとを、そっと導き、背中を押したのが彼だという事実を、何度も現場で知らされました。でも。ほんとかなあ、と思うほど(思わせるほど)後陣に蒙を啓いた、ご当人はその足跡というか、爪跡を消しているのです。

(猫は足音を消すけれど、愛らしい肉球の、足跡ぐらいは残すものですが……)

表現者のせかいは。はっきり言って「オレが、ワタシが」のせかいです。
(宮尾節子賞……ほらね、こんなふうにですよ。すんません。)
彼も表現者のひとりです。もいちど、はっきり言って、彼はキャラが濃いいです。
それなのに。出すと消すのふたつがある。彼の「なぜ」を、しばらく考察する時期がありました――そして、突然。そのなぜが、わかった!ような気がしたのです。

あれはわたしの勘違いでなければ、確か2018年のUPJ6だったかと思います。
あのポエトリーフェスで、あなたは演者と司会の両方を受け持っていました。

(ちなみに当時の、あなたは結婚式をはじめさまざまな催し物の「司会業」を生業にも、されてもいたようです。)

2018.UPJ6

舞台と会場を自在に駆け巡り、ちからいっぱいオーラ全開の、元気なパフォーマンスで。演者としてのあなたが、おおいに、会場を盛り上げたあとの、ことでした。

そして。つぎの演者に、バトンタッチするときのこと。つぎの方が、すこし出遅れるか、機器の小さなトラブルか何かが、おきて。すこしだけ、間が空いたのです。

そのとき。流暢な司会のときのあなたと、全開の演者のときのあなたの、どちらでもない。いわば端境期(はざかいき)の、あなたが現れた。そのときの、あなたがとても印象的でした。それは、自己表出(演者)と自己消滅(司会)のどちらにも所属していない、あなたの直で生(なま)の存在がそこに露出していたから――

それは。ちっともあなたのせいでは、ない。小さなアクシデントでした。まだ演者の役割を終えてない、あなたは一瞬うろたえた。でもすぐさま演者を振り切って、司会にと役割を取り替えて。つぎのひととのあいだを、トークでつなぎはじめた。

わかった!と、さきほど、言ったのは。このときに図らずも、出すあなたと消すあなたの、フェードイン、フェードアウトが、くっきりと見えた、気がしたのです。

話は、ここで終わるのではなくて、じつは、これからが、本番なのです。

演者でも司会でもない存在の、あなたはそこで、何者でもない場所からそれでも、ひっしで、つぎに、つなごうとしていた。つながなければ、舞台が途切れるから
――流暢でも全開でもない、それでも、つなごうとする、あなたの姿を見て…

ああ、これだ! この姿だ。
わたしの、いまの、姿は、これでいいんだ!と思ったのでした。
あなたが、思わせてくれたのでした――。

じつは。わたし自身も、詩人としての立ち位置に、戸惑っている時期でも
ありました。机に向かって、詩を書いて文字にしてきたわたしが。舞台に立って、
人前で、マイクを握って。いったい何をしたくて、何処へ行こうとしているのか。

ひとにも言われ。また、ひとに言われるまでもなく
これでいいのかと、悶々と自問しつつ、答えを見出せないでいた、わたしに

ああ、つなごうとしているんだ。
ただ、つなごうとしているんだ。

あなたが、あのとき、何者でもなくなりながらも
舞台をつぎの人に、つなごうとしたように。
人と人を、人と詩を、詩と詩を
命とつぎの命を、つないで、いけばいいんだ。

それらが、けっして
とぎれないように――

わたしでもない、あなたでもない、ぶんだんされた、さむい
ふゆのばしょでも、ひをたせ、ひをたいて
わたしでもあり、あなたでもある、あたたかい、ひをかこむ。

ひをつなげ、詩をつなげ。

ゆーれいか!あのひ。
あなたによる、そのような、わたしの、発見もあったのです。

(ほらね。ことばの道には、
やっぱり、あなたが、いるのでした。)

**

コロナ禍で、さまざまなイベントが中止になり、たくさんの表現者たちも
表現の場を、舞台を、居場所を失い、元気をなくしていました。そんな時に、
なんと。ばったりと
わたしの住む、電車の終点の、山里のまちで、あなたと遭遇したのです。

野外で朗読を配信する企画【夜空★猫道節】で、二人の詩人を引き連れて
あなたは丁度、わがまち飯能に、やって来たのでした。
(*その頃は、まだデルタ株も出現していなくて、野外ならという状況でした。)

舞台の河原に向かって、商店街の舗道を歩いてくる
あなたが、びっくりした声で「宮尾さん」と呼んだ、その瞬間でした。
あなたの顔を見て、第二回 宮尾節子賞は、あなただと、こころに決めたのは――

(ことばの道を、たどれば、ほらね。
かならず、あなたが、いた。いてくれて、どうもありがとう。)

飯能河原

宇宙は晴れている」あなたの、パフォーマンスを拝見するたびに、
そのことばを、思い出します。宇宙のように、あなたの
「晴れた声」を聞くたびに、みんな、元気をもらいます。

詩の道、人の道、猫道よ、永遠に、と願いをこめて
ここに、宮尾節子賞を贈ります。受け取って頂ければうれしいです。
                      宮尾節子


2021.国会前 イットクフェス /ここでもご縁がありましたね。

◎猫道(猫道一家)プロフィール

猫道(猫道一家)

1980年生まれ。東京都調布市出身。18歳から演劇を始め、20歳で路上やライブハウスなど劇場以外での公演を行うユニット「猫道一家」を旗揚げ。脚本・演出を担当し、浅草花やしきや歌舞伎町アシベ会館の廃墟フロアなどでの公演活動を行う。
28歳よりソロパフォーマーに転身し、一人芝居・ラップ・ポエトリーの要素を合わせた新しい話芸「猫道節(ねこみちぶし)」のライブ活動を始める。現在は明治大正時代の演説歌をカバーするイベント「演歌の猫道」、野外で朗読を配信する企画「夜空★猫道節」主催。
ライブ活動やイベントオーガナイズと並行して、2015年から2019年まで朗読競技の日本選手権大会「Poetry Slam Japan」で司会を担当。2021年から新たな大会「KOTOBA Slam Japan」でも司会を担当している。
SHINJUKU SPOKEN WORDS SLAM チャンピオントーナメント優勝
YOKOHAMA SPOKEN WORDS SLAM チャンピオントーナメント優勝
NHKラジオ第1放送「渋マガZ」番組内スラム「コトバKING」優勝
即興演劇バトル THE SAN-DAI 東京大会優勝

*猫道さんのツイッターはこちら。

【告知】2021.12.30(THU)
猫道一家20周年記念 猫道ワンマンライブ 【ペンよりも強い声と素顔】
が、開催されるようです。20周年の猫道集大成を、是非!

注:当日券はなくて、ご予約はあと2名さまのみ
とのこと。ご参加希望の方は、 nekomichicあっとまーくgmail.com
で、お申し込みくださいとのことです❣️

宮尾節子賞
*宮尾節子賞については。こちらをごらんくださいませ。

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