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Team Fortress2からはじまったコミック風FPS


おはようございます。

#KENMAYA です。

現在、FPS(ファーストパーソンシューティングゲーム ※一人称視点で銃火器を扱い敵プレイヤーを倒すゲーム)プレイヤーは主に3つのゲームを遊んでいると思います。

1.PUBG(Player Unknown's Battle Grounds)通称、パブジー
2.Apex Legends 通称、エイペックス
3.Fortnite 通称、フォートナ

これらは、「バトル・ロワイヤルゲーム」に分類され、
「ラスト・マン・スタンディング」、つまり最後まで生き残ったプレイヤーが勝利するゲームとなっています。

ちなみにわたしはどれひとつとして遊んだことはありません(笑)


今回はそんなバトル・ロワイヤルゲームの流行の前に、
流行していたチーム制FPS「Team Fortress2」についてお話したいと思います。


1.Team Fortress2とは


Valve Softwareより2007年10月10日に発売されたファーストパーソン・シューティングゲーム。以下、TF2と呼称。
対応プラットフォームはWindows(Steam)、Linux(Steam)、 PlayStation 3、Xbox 360(PS3/XB360版は『The Orange Box』に収録)。

現在Steamでは基本プレイ無料化されています。


2.TF2の特徴


TF2の特徴として、様々なキャラクター/クラスが存在しています。
また様々なゲームルールも存在しており、多様な遊び方ができます。
これらは後にBlizzard社からリリースされた「Overwatch」シリーズにも承継されています。

今までFPSというジャンルは、このTF2が登場するまで様々なものがあったものの、基本的に対人要素が強く「初心者お断り」仕様の強いゲームでした。

簡単に言うと、「弱いやつは邪魔だから参加するな」という無言の圧力が強いゲームでした。Call Of DutyシリーズやBattle Fieldシリーズなど多人数参加型のFPSには未だに色濃くこの風潮が残っています。

TF2はそれまでの概念を覆したゲームです。
Kill/Death Rate(※いわゆるキルレ、敵を倒した数と倒された数の比率。高ければ高いほど優秀とされる。)に囚われず、チームが勝利さえすれば良いとされるゲームバランスに作り上げました。
つまり対人でありながら、co-op(協力)要素の強いゲームなのです。

特に敵を狙って倒す(エイミング)のが苦手な人には味方チームの回復やサポートを専門とするクラスが存在するなど、多様性に溢れたキャラクターを選択することができます。


3.各キャラクターの魅力


・Heavy

ヘビー(ヘビーウェポンガイ)
巨漢でハゲのロシア人。サーシャという愛称のミニガンを愛用。
ヘルス300と全職中最大、しかし移動速度は全キャラ中最低。
高威力のガトリングガンをバリバリ撃ちながら前線維持をする味方の盾となるクラス。特にエイミング技術を必要としないので初心者向け。

・Scout

スカウト
見て分かる通り、軽薄でノリで生きてる陽気な若者。
全クラス最速のスピードを持ち、キャプチャー速度に関しても一人で二人分の働きが出来る。
哨戒や囮役・電撃戦等のスピードが求められる任務には最適だが、ヘルスが125しか無く正面突破能力が低い為、相手の動きをかわす能力がプレイヤーに必要とされる。
プレイに慣れてないと即死するタイプなので熟練プレイヤー向け。

・Soldier

ソルジャー
独力で第二次世界大戦に参加した歴戦の兵士らしい。
ただし相当頭がおかしい。
移動速度・弾速ともに遅いが中距離までで高い攻撃力を持つロケットランチャー、ヘルスは全クラス中2位のタフネスである。
扱いやすさや目的のわかりやすさはピカイチで、近距離から遠距離、初心者からベテランまでオールラウンドな実力を発揮する前衛戦闘職であり、
適当にロケラン撃ってるだけでもそれなりの戦果をあげられる。

・Pyro

パイロ
防火服に身を包んだ放火魔でサイコパス。
ガスマスク着用のせいで何を言っているのか分からない。
ゲームに慣れれば慣れるほどなぜか使われなくなるクラス。
でも、とりあえず火炎放射器をぶっ放してるだけでも楽しい。
あとかわいい。「ホロホロホー」

・Demoman

デモマン
常にウイスキーを飲んでいる、隻眼のスコットランド人。
Demolition(破壊)の名前通りに爆発物取り扱いのスペシャリスト。
初心者向けとされるが、射撃武器が基本的に鈍い(セカンダリーウェポンの粘着爆弾が動き回る敵と相性が悪く、メインウェポンのグレネードランチャーも弾速が遅く山なりに飛ぶため遠距離で直撃させるのは難しい)ため、このクラスで戦果を勝ち取るには相応の熟練を要する。

・Medic

メディック
熱狂的な「医療殺人」の支持者であるドイツ人医師。
見て分かる通りだいぶ頭がおかしい。
味方の体力を回復させることが可能という、地味ながら重要な職。
ここぞという時に味方と自分を無敵化させるスキルを持つ、実は主役級のクラス。その代わりに敵に真っ先に狙われる。

・Sniper

スナイパー
オーストラリアから来たプロの殺し屋。
スナイパーライフルのヘッドショットに全ての存在意義があるクラス。
それだけにヘッドショットを決めるエイミング力と、誰から狙うのかという状況判断力がこのクラスでの戦果を完全に決める事になるので、下手な人がやるとエンジニアと並んで邪魔と呼ばれる職。
上級者向け。

・Engineer

エンジニア
テキサス出身の、非常に頭のいい技術者。
味方を防衛するセントリーガン、味方の体力や弾数を回復するディスペンサー、味方をワープさせるテレポーターの建造が可能な防衛屋。
マップを熟知した上で効果的な施設をどれだけ早く敷けるかが勝敗を決めることにもなるので、上級者向け。
ただ、セントリーガンでの大量キルはとても楽しい。

・Spy

スパイ
背広に覆面と言うシュールないでたちの、諜報活動の達人。
このゲームにおけるバイプレイヤー。
変装によって相手に紛れ込む、エンジニアの建造物を無効化・破壊するエレクトロサッパーの設置、相手の背後からのナイフ攻撃を行い一撃死させることが出来る、敵を騙してヘルスを回復させられる、透明マントによって姿を隠せるなど、非常にトリッキーかつ嫌らしい職。
巧みに相手プレイヤーの心理を突いて敵陣に紛れ込めるかがすべてを握る。
上級者向け。


4.ふざけた設定の中に隠れた意図


こういった様々なプレイキャラクターのバックグラウンドプロモーションムービーを作ったのも、TF2が先駆けです。
ムービーの内容としてはだいぶふざけているものの、
とにかく「初心者お断り」の壁をできるだけ低く、
どんな人でも気軽に遊べるようなゲームにしたい、という開発側の意図が透けて見えます。

現在の主流とされる「バトル・ロワイヤルゲーム」にしても、
「格闘ゲーム」にしてもやはり、
「初心者お断り」の壁が立ちはだかります。

マルチプレイヤーゲームである以上、
プレイヤーの腕次第で優劣が決まるのは必然ではありますが、
いかに「初心者お断り」の壁を低くするかでゲームプレイ人口を大きく変えることができると、わたしは思っています。


本音を言えばもっと昔ながらのco-opゲームが復刻して欲しいな、と…。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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20.スライム缶磨き動画(サムネ2)


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