未来の職業用

今後10年で生まれる「未来の職業」とは?

今回のセクションCのブログでは、今後10年で生まれる「未来の職業」について書いてみます。

新たに生まれる職業は?


最近AI技術やロボットによる自動化でなくなる仕事が頻繁に話題に上ります。技術の進歩で単純な作業を機械がやってくれるようになる未来は確実に来るけれど、江戸時代には存在した飛脚という仕事が郵便配達や宅急便に置き換わっているように、技術の進歩で新しく生まれる仕事もあるに違いありません。ではどんな職業が新たに生まれるのでしょうか?
未来の予測は常に難しいですが、ITサービス企業コグニザントが、新たに作られると考えられる21の職業(引用元:https://www.cognizant.com/whitepapers/21-jobs-of-the-future-a-guide-to-getting-and-staying-employed-over-the-next-10-years-codex3049.pdf)を発表しています。

人工知能事業開発責任者や、エッジコンピュータ専門家、散歩・会話の相手、フィットネス・コミットメント・カウンセラー、AI支援医療技師、ゲノム・ポートフォリオ・ディレクター、量子機械学習アナリスト、人工知能ビジネスディベロップメントマネジャー、拡張現実旅行構築者、個人記憶キュレーター、遺伝子の多様性責任者等の職業が、今後5年間~10年で生まれる可能性があるそうです。人工知能ビジネスディベロップメントマネジャーや、拡張現実旅行構築者は確かにもう身近にいてもおかしくない気がします。

ゲノム、人工知能で生まれる新たな職業


ゲノム・ポートフォリオ・ディレクターは、前回のブログ(引用元:http://sectionc.tokyo/blog/genome-editing/)でご紹介したゲノム編集の技術の進展や、ワトソンが癌の診断を行ったことでAIの応用領域として注目を集めている臨床診断の現場への応用研究の盛り上がりを考えるとなるほどと頷けるものがあります。高齢化著しい日本の社会課題を解決できる有望な職業なので、今から将来のゲノム・ポートフォリオ・ディレクターを目指して勉強してみるのも面白いかもしれません。

量子機械学習アナリストは、そもそも量子って何??と想像がつかない方が多いのではないでしょうか。半導体の微細化が限界を迎え、今度こそムーアの法則が終焉を迎えるのではといわれる中、次世代のコンピュータ技術として注目されている一つが量子コンピュータ。数年前に商用化が開始され、GoogleやNASAが機械学習のために共同購入する等、機械学習への応用が注目されています
(引用元:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/23/news031.html)。
量子コンピュータは、もともと日本でも盛んに研究されていて2017年11月には、NTTやNII、東京大学等が世界発の「常温量子コンピュータ」の動作を実現しています(引用元:http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/122200045/112100277/)。交通渋滞等の社会課題を解決できる可能性がある有望技術。ただ、さすがにまだまだ一般に普及して職業といえるレベルまで来るには時間がかかりそうな気がしています。

これからの時代、目指すべき職業は?


この予測が当たるか当たらないかは神のみぞ知るわけですが、増えると予想されている仕事は以下のコンセプトを基に予測されています。

仕事というのはいつも変化していく
マシンは人を必要とする
人の創造性を低く見積もらない
テクノロジーが社会課題を解決し、そして新しい社会課題を作る
自分や子供達の将来の職業を考えてみたり、では今度の時代の変化に合わせてビジネスが提供できるのか、大学教育機関で必要な教育はどのように変わるのか?ということに想いを馳せても面白いなと感じました。

この記事をお読みいただきありがとうございました!

株式会社セクションC HPへのリンク

http://sectionc.tokyo/blog

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