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【#1】小説を読んでもらいたいのでツイ活する【日記】

ツイ活とは終活の読み違いではなく、twitter活動のことである。
twitterを中心にインターネットで何かしらの表現を積極的に行い、多くの人にフォローしてもらうことで大きな情報拡散能力を獲得すること。

小説書きにとっては、自作小説を読んでくれる人たちや創作仲間を探すことを意味している。

そんなツイ活を、これから本腰を入れてやっていこうと思う。

背景:書いた小説を読んでもらいたい


思い返せば、ドワンゴさん主催の『第二回IIVクリエイターアワード』で小説&優秀賞をいただき『ベツ☆バラ!』で商業デビューを果たしてから早くも二年が経過していた。


この二年間で、色々なことをしていた。

・編集さんとやり取りをしながらベツ☆バラの続きを書いたり、
・映画を毎日見まくって面白い作品について勉強してみたり、
・過去に好きだった作品を読み返してはその面白さの理屈を再解釈したり、
・新作を書いてみては頭を抱えたり、

ひたすら創作のことばかりやっていたが、まだ二作目を世に出せていない。
何というか、色々上手くいかなかったのだ。

それでも、この日々は決して無駄ではなかった。
少なくとも自分には小説が書けるのだという最低限の自信と技術をこの二年で培うことができたのは、とても大きな出来事だったと思う。

かと言って、全く無駄がなかったとは言いきれない。

と言うのも、これまでの自分には「書くこと」しか見えておらず、今の時代に読者を獲得し「読んでもらう」ことまで全く考えが行き届いていなかったと、ふと気づいたのだ。

頑張って書いても読まれなければ意味がない。
いや、意味がないどころか、作品づくりに協力してくれたあらゆる人に対して申しわけないことになってしまう。

『ベツ☆バラ』が三巻(実質的には三話、文庫本一冊分ぐらい)で終わってしまったこともあり、「読んでもらう」ということがただ「なるべく良い物を書いて発表する」だけでは成り立たない凄い現象なのだということを痛感させられた。
賞をもらったという事実も、「読んでもらう」ことには直接的には作用しないこともその時に思い知った(そもそも商業小説の大半は、何らかの賞を取った人or影響力がある人が書いているので当たり前だ)。

加えて、かねてから自作品に感じていた『時代性』や『キャッチーさ』『サービス精神』『華やかさ』『話題性』などが足りていないという弱点も、「読んでもらう」という意識の欠落からきている節がある。

このままでは、いくら努力して作品を書いても、誰にも読んでもらえずに人生が終わってしまう。そんな気さえする。

だから、今からでも意識的に「読んでもらう」努力をしてみようと思う。
大好きな「書くこと」の概念を「読んでもらう」ところまで拡張し、さらに面白い創作表現ができるように。
より多くの人に自分の小説を読んでもらえるように。
そしてあわよくば、小説のお仕事をもらえて飯が食えるように。

その努力の手始めとして、ツイ活を始めようと思う。

方針:なぜツイ活なのか?


イントネーションがちょっとアイカツに似ていてスポ根っぽいからである。

……というのは冗談だが、正直なところを言うとまだ手探り段階なので、本当にツイッターでやっていくかどうかすら微妙なところだ。
ただ、「なろう」や「カクヨム」みたいな小説投稿サイトを併用するにしても、やっぱりツイッターのお世話になるんじゃないかと思う。
なろうやカクヨムで活動している作家さんもツイッターから各小説サイトに導線を強いている人が多く、情報の拡散力、総合的なコミュニケーションではやはり右に出る者がいない。

気になるのは、ツイッターという媒体そのものが短文中心で小説に不向きな点だが、そこは小説を画像形式で掲載することでクリアできるように思う。

(↑ツイ活で運用予定の小説アカウント。2022年12月22日現在のフォロワーは7名様。まだ本垢におんぶにだっこ状態である)

ちなみに画像のフォーマットは主にフリー素材(一部はクレジット表記不要の有料購入素材)を組み合わせて自作した。文章もふりがなも手打ちなので1ページ作るのにも手間がかかるが、かなり見栄えは良いはずだ。

この一手間のおかげで「URLでサイトまで飛んでもらい」「目次から読みたい話を選んでもらい」「読み終わったらページを閉じてツイッターに戻る」という3アクションを「画像で見る」という1アクションに畳み込むことができる。
このフォーマットさえあれば、小説でもツイッターの土俵に立てるのではないかと思う(漫画やイラストと同じ画像媒体で戦うことにもかなりの難しさはあると思うが、それは小説書きがいつかは直面しなければならない問題なので仕方ない)。

また、もう一つの懸念点としてツイッターには小説をアーカイブ化してまとめ読みする機能が付いていない(あったらごめんなさい)ことがあげられるが、その点は小説投稿サイトに本文をプールしておくことで解決できるように思う(サイトに投稿すること自体も宣伝になるのでGOOD)。

つまり、ツイッターに直接小説を掲載して発表することは、多少面倒なだけで、できないことではないはずだ。

実際、かの有名な『ニンジャスレイヤー』はtwitter連載で成功を収め、さらにはありがたいことにそのノウハウを後進に向けて残してくださっている。

半ば希望的観測だが、twitter上における画像形式での連載は、小説書きにとって成功例のあるブルーオーシャンとなり得るのではないだろうか。

そう考えたら、やる気が出てきた。
うん、やっぱりツイッターでやってみよう。
少なくとも、何もしないよりは何百倍も良い。

方法:具体的にやること


ひとまず自分はツイッターがそこまで上手くないので、偉大なる先駆者ニンジャスレイヤー公式さんが残してくれた↑のアーカイブを参考に、現在連載中の『蠱竜陀』を更新していこうと思う。
『蠱竜陀』は自分の好きな物事を詰め込んだ「書くこと」に偏った小説ではあるけれど、それゆえに「読んでもらう」努力の出発点としてはこの上ないはずだ。

具体的には、

小説用アカウントをtwilogに登録する(登録済)。
・週2~3回のペースでアカウントを更新し、『蠱竜陀』を最後まで書ききる(全部で三十話前後を予定しているため、十週間ぐらいかかる)。
・↑に並行して、作品に興味を示してくれた人or示してくれそうな人を恐れずにフォローしていく。
・作品以外のことはつぶやかない(他の人とのコミュニケーションはアリかも)
絶対に虚無感に負けて途中でやめたりしない(ニンジャスレイヤー公式さんですら虚無の暗黒に呑まれるのだから、虚無とはそういうものだと意識して耐え抜くほかなし)
・定期的に数字を確認し、短期~中期的な目標を立てる。

辺りが、ひとまず自分のするべきことだろう。


目標:宣言しておけばきっとやる


今から具体的な数字を目標にするのはあまりに性急すぎるので、『蠱竜陀』の連載が終わるまでを期限に、やっておきたいことを記しておく。

・恐れずに知らない人もフォローする(営業を頑張る)
・ツイッター連載ではどんな作品が好まれるか(ジャンルだけでなく、一話の長さや物語全体のスケール感、文字の大きさや更新頻度、画像のフォーマットについてなど)を肌で感じておく。
・次回作のネタを考える(『蠱竜陀』が終わった後も、なるべく間髪を開けずに次の作品を開始したい)
・ツイッター猛者たちの振る舞いを研究する(ジャンル問わず)

辺りだろうか。
これらに加えて別クチで電子書籍で同人誌を造る準備もできたら最高だが、あんまり一度にやりすぎるとパンクするタイプなので、ひとまずは置いておく。

とりあえず1アクション、やり遂げることが何より大事な目標だ。

最後に:この記事を読んでいる人へ


ここまで読んでくださりありがとうございました。
ツイ活に支障が出ない程度の頻度でまたこうした記事を書いていきたいと考えているので、また読みに来ていただけますと幸いです。

最後に……

小説アカウントをフォローしてもらえると、ツイ活の過程が見られてライブ感を楽しめるかもしれません。作品もおススメです。
よろしくお願いいたします。

2022.12.22 節兌見一

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