種イベント②
↓「種イベント①」はこちら。
効率を求めた結果がこんな農業の仕組みになっているので、楽な生活になった今、好き好んで不便な生活を選択する人はなかなかいません。
楽で効率のいい仕組みは続いていく、、どころか、更に更に楽な仕組みを作ろうという社会の動きは止まりません。
ただ、それに待った!!
をかけようとしてる人、好き好んで不便な生活を選び、かつその不便な生活を楽しむ人が増えています。
そんな不便な生活を選ぼうとしてる人、選んだ人が企画して、そういう不便な生活をしてこうかなという人が集まるイベントのように思いました。
【映画:種子】
ラテンアメリカで起きた、種子を取り巻く出来事を描いたドキュメンタリー作品。
映画について詳しくは下記サイトへ。
ラテンアメリカで実際に起きた、種を取り巻いた人々の戦い。
環境を変えようとしてしまう法律が出来た事により、それまで築いてきた先祖代々を繋ぐ農業が変わってしまう事の危機として反対する人々、、、
日本人にとっては、ラテンアメリカという遠く離れた土地で、今自分がしている生活とは全く違う生き方をされてるため、心情を深く理解する事が難しく、残念ながらあまり実感が湧きづらい。
でも彼らの言っていること、していることが真っ当で正しい。育てる事、自然から離れすぎた生活ではそれが本当に実感しずらい。
種から作物を育て、そこから種をとって植える。
持っていない種は、種を交換して手に入れて。
種を守り、代々きちんと受け繋いでいく。
昔々から今に至るまでこういう生活をしているなんて凄い事なのに、日本人の今の生活と掛け離れすぎているから、実際にありのままをドキュメンタリーで見ても伝わらない。
どこか遠い国の人が、何か大変だったそうだ、で終わり。共感するものがないと人間の脳にはあまり響かない。
解説もついてたんですが、淡々と語りすぎていて、そうなのか。。で終わりました。
【食べる】
ジョンさんの育てた古代小麦を使ってのランチ。
古代小麦が何か知らないで参加したのですが
結局何か分からなかった(笑)
ネットは便利です。下記リンク
https://www.makoto-sencho.com/entry/2018/02/12/
どうやら注目の小麦らしい。
人工的な品種改良がほとんど行われていなく、小麦アレルギーを発症し難く、味も美味しい!
ただ調理法にコツがいるみたいなので、今回料理研究家の方がアレンジしてくださいました。
ピザに使われていたソースと野菜が美味しかったです。
【ジョンさんのトーク】
ジョンさんは日本語がカタコトなので、
最初の説明は「図書館」と呼ばれる女性の方がパワポで説明してくださいました。
とても分かりやすく種について解説。
そのあとのジョンさんの話は。
一人一人の目を見て語りかけるような感じで、一言一言にすごく胸を打たれた。
みんなme、me、meの考え方。これ私のもの、これ私が使う、これ私したい。だからこんな世界になった。自分のものにしちゃだめ。weの考え方になりましょ。
今日聞いたこと、知ったこと、そしてドースル?これからドースル??知って何もしないがサタンだよ?アクションしないが1番よくない。
これから農家さんは実験しないとだめ。気候が変わっている、同じものは育たない。今実験しないと。それが農家さんのすべきこと。
人間の脳は3つある。頭と、胃と、腸。植物はどこだと思う?根。土の中は凄いよ、助け合い。森の中の植物は、水の足りない植物に水を水のたくさんあるとこからパスパスパスして送る。栄養もそう。土はすごいよ。
人間の目で見えるものは本当にわずか。植物の葉が緑に見えるのは、1番必要の無い色だから。人の目なんて頼りないものだよ。
などなど。
すごく面白かった ( *˙ω˙*)
実際に高知の人里離れたところで
種を育てているみたいで
そこにいるおばあちゃんしか採ってない種がある
らしい。おばあちゃんがいなくなったら
種もいなくなってしまう。
そうして、
20世紀に94%の種がなくなってしまった。
残り数%の種をどうするか
全て企業にもってかれるのか
在来種を確保するのか
今、本当に私たちの生き方次第になっています。
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