少年の詩。

後藤啓介選手を100%支持する訳ではないですが、サッカーファミリーとして彼の姿に魅了されました。
ベガルタ仙台サポーターの方には不愉快な内容になっているかもしれません。


ベガルタ仙台対ジュビロ磐田戦での後藤啓介選手のゴールパフォーマンス。
あちこちで大きな反響を起こしました。
この事象に於ける全ての行動の良し悪しはサッカー観やマナー、モラルなどによって受け取る人によって大きく異なります。
そのため、この騒動は波紋を呼び、これからのジュビロとベガルタの間に軋轢を生むことになるでしょう。
それはクラブにとって大きな損失だし、彼の取った行動は軽率だったと言えます。

しかし、この少年が起こした『危うい正義』は鋭く尖りながらも儚い美しさを持ち、魅了されます。
もしもこれが成熟した大人の起こした行動だとしたら、醜く感じていたことでしょうし面白さの欠片もありません。
アウェイの地で恐らく10,000人を超える敵陣の前でゴールパフォーマンスを敢行した彼の脳内に迸るアドレナリンよ。
想像しただけで胸が激る想いです。

インタビュー時に本人も謝罪していますしクラブサイドも厳しく注意したと思いますので、この少年だからこそ持つ根拠の無い万能感が起こした美しい蛮行は今回限りで見納めだと思います。
逆に、これを擦り倒すようなフットボーラーにはなって欲しくないです。
そして、これよりももっともっと素晴らしいプレイや言動でサッカーファミリーを驚かせるような選手になって欲しい。

美しく、汚れながら、真っ直ぐに自分を貫け!
頑張れ!後藤啓介選手!

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