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心を癒すための効果的な作業

PCデスクトップの片隅に いつでも開くことのできるように置いてある書類がある。それは文字ばかりのaiデータで 書類のタイトルは「○○書き写し」というもの。

データを開くとおおよそA4サイズ。横長の台紙に縦書きで 自分の決めた好きな本の内容を そのまま書き写していくだけの作成用データー。
これをいつから始めたのか、なんでそれを始めようとしたのかは 覚えていない。文章力をつけたいとか、どこかで誰かがこれをすると何かに対して効果があるよ、などのススメがあつて 自分も試してみようと 始めたのか、 全くもって忘れてしまっている。
そして今でこそ テスクトップに置いてあるものの
暫く前までは 仕事や作品など 分類した個人用ファイルの中での 忘れられたデーターになっていた。

ああ、こんなん作ってたんだー

思い出したのは、noteに対し きちんと取り組んでみようと戻ってきた
4月頃のことだったと思う。
忘れてしまっていたはずの書き写しデーターも共鳴したかのよう。
呼応し発見。やはり作成の意図は 文章力をつけたいためにはじめたのかな…?  いや、やっぱり思い出せないのだけど。

書き写しで 力がつくかどうかはわからないが 長く続けるためにと
丁寧な作りにしてある。データーを開いたとき、すぐに作業が始められるよう、気持ちがそこへ向くように 文字の選択、並べ方、行間のアキなど 
まんま紙の書籍を開いたシンプルなレイアウトで 我ながらモチベーション上がるなって 気がする。
なんでもないことのようだけど 文字の羅列が美しい。これ結構大事!

今 何もしたくない、頭を使いたくない。
クリエイティブなこと 凝った作業、なんだか今 する気になれない。
noteの記事も書けないし、取り組もうという元気がない。
そんな時はある。
本日 まさにこんな感じで だから「書き写し」が私を導いたかな。

このことで、この作業で 少しづつ心に落ち着きがやってきた
なんだか苦しかったモヤモヤを 少し回復できたように思った。

本を読み 書き写す文章を声にしたりと キーボードを叩くのは
単純な作業でストレスがない。
そして単純な作業だからこその心理的効果もあるのだろう
まるでリズムをとるように 楽しかったりもする。 
心の中で、または声にして繰り返す文章や言葉も 大好きな本を選び
写すからこそ再び感動したり また 自分の思いの確認は悪くない。

忘れかけてたけど やっぱりこの本 好き!

そんな思いに また出会うかな。


全ての書き写しには すごく時間がかかる。
実際に 今進めている本も まだ はじまりから30ページ程。
少し手を止めて 本の内容の大飛ばしで先を読みに行ってみる。
不覚にも涙が出て 泣いてしまったわ。

言葉に突き動かされて泣くことの出会いは 
ぐらぐらして、何もしたくなかった心の 単純作業よりも
確かな癒しになった。

こんなこともある。

好きなものとの出会いを再確認する

「書き写し」の効果はあるよ。


…。 ※     …。 ※   …。 ※   …。 ※   …。 ※   …。 ※   …。


ちなみに「○○書き写し」の「○○」を紹介したい。

タイトル:迷える女の子たちへの手紙
著者  :スザンナ・タマーロ

内面への歩みは、むかし火を起こすために人々がしていた作業に似ています。石と石を打ち合わせ、しんぼう強くそうやっていると、
そのうちに火が飛びます。火を起こすには木ぎれがいるけれど、
その火が燃えあがるためには風を待たなければなりません。
だからあなたのなかに つねに火を起こし、風を待ってください。
                     (本の中身より抜粋)  

ジャンルは エッセイ
エッセイを読んで泣くか!?  という私からの話ですが
日常から 導き出される言葉に 心の内面が響く。
ひとつひとつの言葉が優しく温かい。





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