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媚びねぇで 書けよ てめぇの 作品を

昔からそうでした。

初めになーーんにも考えずに書いた作品がランキングに乗り、そのあとは閑古鳥が鳴くというのが日常茶飯事で。
しかも、どの媒体でもこんな感じで。

え? ビギナーズラック???


このnoteだってそうです。

未だに、ライタースクールの方からは、一番初めのこの記事が印象に残ってる、好きだ、と言われることが多くて。


もちろん嬉しい、ありがたい、一生足向けて寝られない、感謝の気持ちは大大大大大前提×1億回として、

実は、これが悩みでした……。


この後、約50記事(今数えてビックリしました)投稿しており、一応こんなんとか、

こんなんとか、

こんなんとか、

こんなんとか、

こんなんとか(もういいよ!!)、


あるにもかかわらず、
やはり変わらずこの「ハンバーガー作ってたら人生が変わった」記事ばかりが「印象に残ってる」と言われる。

これは、贅沢な悩みなのは間違いない。モチーフ的に「ハンバーガー」が印象的なのもわかる。

でも、どうせなら最近書いたもので評価されたい。(まぁ、上に挙げた記事も古めなんですけど……笑)

というか、願わくば、「このハンバーガーもよかったけど、別のアレもよかったよね〜」とか言われたい。贅沢おばけに祟られそう。全知全能の神に怒りの鉄槌を落とされそう。

でも、過去の私が書いたものは、あくまでも「その時の私」が書いたものであって、いわば「別人が書いたようなもの」なんだと思う。私にとっては。


さて、先日、「創作を続ける上ではメンタルを整える心構えも大事だよね〜」、という話から、Twitterの相互フォロワーさんがすばらしい心の俳句を考えてくださったので、シェアしたいと思います。

こびねぇで かけよてめぇの さくひんを

※掲載許可済み

思わず記事タイトルにしてしまうくらい心に刺さった……。

そしてこの名言を見て思ったんです。

pixivにしてもprologue(小説投稿サイト)にしてもnoteにしても、なぜいつも初期の作品だけがウケるのか。それはたぶん、読み手に忖度しちゃってるからなんだろうな〜と。

たいしたマーケティング力もないくせに、こう書いた方がウケそう、こう書いたら嫌われそう、みたいなことをだんだん無意識に考えながら書くようになる。
自ら視野が狭まっていく。作品の自由度が消えていく。

その結果、文字通り中身がらんどうの、スッカスカでのっぺりした文章ができあがっていくのだろうなと。

個人的には、おもしろけりゃがらんどうでもいいと思っているんですが、読みに来てくれた人が
「ふーん。……で?」
と、なんの感情も抱かずにブラウザバックしてしまうような文章になっているのかなと(つらい……)。

中途半端にライティングを学び、モノにしないまま半端な知恵だけをつけてしまったのもいけない。ウホウホと木の実を取っていただけのチンパンジーが、使えもしない火を振り回しているような状態なんですたぶん……。ハヤクニンゲンニナリタイ。

私はいつか、立派な原始人になれるのでしょうか……。

いや、前もこんなこと言ってた気がするな。成長しないのかお前は?


未来を作るのが自分なのであれば、今日のぼやきも明日への一歩になると信じたい。未来の糧になるよう歩き続けたい。

こびねぇで かけよてめぇの さくひんを。

己を信じ、自分が「いい!」と思ったものを、人にも「いい!」と思ってもらえる原始人になれるよう、強い気持ちで筆を止めずに試行錯誤し続けたいと、そんなことを思う、今日この頃です。


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