見出し画像

百日紅 さるすべり

百日紅の花びらが舞い散るとき。

夏だからなのか花の持つ意志の違いなのか。儚さはなく、確かに、華やかな舞台を終えて堂々と散ってゆく気がする。

花びらが散った後も地面を彩る。風に凪がされころころと転がる愛らしい様は、金平糖のようだ。

夏の陽射しと合わさると幾重にも重なる花がさらに美しい。雨の後も色香を放つ。

花からは、女性を感じ。幹の滑る滑らかさは、男性を感じる。恋人、番い、一本の木で様々な表情を魅せる。

信頼しあう命の姿。

荒ぶることなく、枝垂れ嫋やかに魅せる。

「私も見習わなくてはなぁ」と笑った。

スキ❤やコメントを頂けるだけで、十分幸せを噛みしめておりますヽ(^o^)丿 もし、サポート頂けましたら、読書の為の購入資金、他の皆さんへお届けしますヽ(^o^)丿