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第1055回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/4/21)▲▲会社への忠誠は必要なのか、の話▲▲


仕事でお客様(どちらかというと経営層)にお会いすると、
社員が定着しない、とか、
すぐ辞めちゃう、という話は頻出です。


こういう話が出てくると、
社長の理念を浸透させることが大事、だとか、
リーダーシップの発揮が必要なのです、などと
教科書的な回答は出てくるものですが、
これが本当に正しい答えなのか?と
自問自答しています。


ちょうど日曜の日経に
リクルートHD社長の出木場さんの
インタビュー記事が掲載されていたのですが、
『会社への忠誠心は不要』
言い切っていらっしゃるのですよね。


それはリクルートのような大企業だから
という感想も聞こえてくるかもしれませんが、
そもそもリクルートは出ていくのも良し
戻ってくるのも良し、
という文化だと聞いたことがあります。

そこで再び、
大西康之さんの
『起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』
を読み返しておりました。

こんなことが書いてあります。

そもそも起業家とはいかがわしいものですから、
江副さんが特別というわけではありません。

リクルートが他のベンチャーと異なるのは、
江副さんという強烈なキャラクターの創業者が去った後も
会社として成長し続けたところです。
理論が好きな江副さんは、
創業メンバーと一緒に、
会社が成長し続ける「仕組み」を作りました。
リクルートの社員は、
江副浩正というカリスマではなく、
江副さんが構築した思想体系を信奉していたから、
江副さんがいなくなってもブレずに
目的合理的な資本主義を貫くことができたのです。


カリスマ性を真っ向から否定しています。

世の中にはオーナー企業と呼ばれる会社が
沢山存在していますが、
中には社長や会長を「天皇」のように
崇めていらっしゃる会社も実際にあります。

そのこと自体は否定しませんが、
その「天皇」が不在になったらどうするのか。
社員は路頭に迷いそうですよね。


これを見て、
私自分の考え方を改めようと思いました。

ついつい社長や会長の属人的な
パーソナリティなどに光を当てがちなのですが、
そのパーソナリティを仕組み化して
永年に稼働させていくことこそが
大事なのです。
会社の存続目的は、
創業者が生きていることではなく
「ゴーイングコンサーン」にありますからね。


時には忠誠を誓う場面もあるでしょうが、
その心だけでは生き残れないことを
肝に銘じておきたいと改めて思ったのでした。

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


会社が存続すべき理由はどこにあるのかを
改めて考えよ。
属人的な理由ではないはずだ。
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