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第259回 【筋トレ日誌 その他日々是】250(2021/12/26)▲▲厄介者もうまく活かせば▲▲

当地は土曜から雪がひどくなっており、
少し目を離した隙にガンガン積もり始めています。


子供にとって雪は『やったー!』という事になるのかもしれませんが、
大人(少なくとも私)にとっては
寒い・車は動かない・雪はねしなくてはいけない、等々、
何も喜ばしい事がありません。
喜ぶ大人は、スキーを楽しむ人くらい?でしょうか。


『やっかいもの』な雪ですが、
うまく雪を活用して生活しているのが雪国の方たち。
お隣の新潟県では、
実にバラエティに飛んだ活用を昔から試みていた模様。


いくつかその例を紹介すると、
① 紙や布の『雪晒し』
雪上に和紙の原料の楮(こうぞ)を晒すと白くなる
という話は昔から聞かれるところですが、
白くなるのは雪の白さが影響しているわけではなく、
雪が溶ける際に発生する水素イオンの漂白効果による。


② 雪中貯蔵
野菜を雪の中で保存する事で
糖度が増すらしい。


③ 冷房
先日もワインを購入した上越市の『岩の原ワイナリー』では、
ワイン樽の温度を下げる為に雪冷房システムを活用。

④ 雪売り
正に雪を売って生計を立てていた人たちがいた。
夏場まで雪室で保管し、夏に売って儲けていた。


とまあ、探してみたら色々ある訳です。
普通は厄介者と思われる雪も、
発想を転換して上手く使えば金になる、わけです。


こういう例は枚挙にいとまがない訳でして、
富山では『ゲンゲ』と呼ばれる魚がいますが
かつては網に引っ掛かるものも利用価値のない
厄介者として浜に捨てられていたといいます。


しかし今や、『幻の魚』とまで呼ばれ
高級食材の仲間とされています。


自分の身の回りで『厄介者』と認識されているものがあったとすれば
如何に有効的な活用をするか、
を考えたいものです。
(出来ればマネタイズできる利用方法がいい)


巷に転がっている『厄介者』も
実は『金のなる木』になり得るかもしれません。


常に各方面へのアンテナを高く張って、
煙たがられるものからも価値を生む感覚を
忘れないでいたいものです。


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