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乃木坂46で「マリア様がみてる」配役を考える2023ver

乃木坂メンバーでマリみてをやる
双方を履修してきたファンなら一度は考えるであろうこの妄想、2023年時点のメンバーならどんなキャスティングが可能だろうか、を考えてみた。

「マリア様がみてる」は言わずと知れた百合コンテンツの古典。名門お嬢様学校のリリアン女学園で姉妹(スール)制度を軸にして繰り広げられる生徒たちの人間模様。当然、乃木坂(特に初期)との相性は抜群である。ぐるぐるカーテンのMV映像なんかはその傾向顕著ですし。

>東京都武蔵野の丘の上にある「リリアン女学園」。そこの高等部は「スール(姉妹)」制度を採用し、生徒会として「山百合会」(やまゆりかい)が活動していた。高等部に通う平均的な1年生福沢祐巳は、ある朝、憧れの先輩である"紅薔薇のつぼみ"小笠原祥子に呼び止められ、制服の身だしなみを正される。祐巳はこの事をきっかけに、高等部生徒会の山百合会本部である「薔薇の館」を訪れることになる。 

―――マリア様がみてる【Pixiv百科事典】


キャラクターによってビジュアル重視よりか内面寄りかがあったり、学年と期順が逆転してたりもします。
学年的には福沢祐巳・藤堂志摩子・島津由乃がいわば主人公学年。1つ上が小笠原祥子・支倉令、その上の学年がまた彼女たちの姉になる水野蓉子・鳥居江利子・佐藤聖。祐巳らの1年後輩の未来世代が松平瞳子・二条乃梨子・細川可南子。スールであっても1学年差とは限らず、佐藤聖と藤堂志摩子、島津由乃と有馬菜々のような1学年飛ばしの関係も。

福沢祐巳:与田祐希

自称・平凡なリリアンっ子。なのに学園のスター・祥子様の目に留まり、人たらし的魅力も開花させる主人公。タヌキ顔。与田の愛され力や、「量産型リコ」でも見せているモブと思わせてのスター性、素朴さがマッチしそうだ。

小笠原祥子:久保史緒里

かつてならまいやん以外ありえなかった祥子様。今なら…と考えて存在感・透明感・演技力で久保ちゃんに期待する。乃木坂への責任感の強さも、祥子様的な自負心の強さをおもわせる。

水野蓉子:山下美月 

祥子の姉(グラン・スール)で、紅薔薇姉妹のよき相談役。ビジュアル面は極めて似ているというわけでもないが、くぼしたの絆にスールの関係性を仮託したいところ。紅薔薇三姉妹を与田・久保・山下で揃えられるのは強い。

松平瞳子:川﨑桜

まず、独特のツインテールドリルヘアーが似合わないといけない。演劇部のエースで一筋縄でいかない性格。小悪魔的で、ちょっと猫っぽいところはさくたんっぽい。

島津由乃:弓木奈於

三つ編みのおとなしそうな雰囲気に反して猪突猛進型の由乃さん。黙っていればはんなりした美人の弓木による弓木ワールドな表現力に期待。

支倉令:清宮レイ

ボーイッシュな「ミスターリリアン」しかし由乃に押されっぱなしで中身は乙女の令ちゃん。元気印のレイちゃんがしばしば脆さを見せるというギャップは見ごたえがありそうだ。

鳥居江利子:井上和or梅澤美波

このあたりから消去法的配役が増えてくる。ヘアバンドでかためたデコ出しヘアがトレードマークで、自分が優等生だから面白いものが好きという黄薔薇様。ビジュアル重視なら和ちゃんだし、他の薔薇様(蓉子・令)に比べて一歩引いてるように見えて情にあついところは梅か。

有馬菜々:小川彩

鉄板配役。本編登場時点で中等部という妹キャラで勢いで由乃がスールに指名した。好奇心旺盛で頭の回転もいいので、あーやにぴったし。

佐藤聖:池田瑛紗

「日本人離れしたルックス」「人間関係に不器用」「スキンシップが独特」という共通項でてれぱんに。実写映画版の滝沢カレンがこの手の実写化にしてはベストキャスティングで様になっていた。やはり聖さまはまずビジュアルありきですよ。蟹名静がアルルならテレ×アルの関係性にもなる。

藤堂志摩子:田村真佑

志摩子はほんわかとしていて、エッジの効いた山百合会メンバーの中で、一番裏表がなく万人に愛されるキャラ。雰囲気が一番合うのはまゆたんか。

二条乃梨子:冨里奈央

意外とおかっぱ姿が想像できるメンバーって少ない。千葉出身という共通点もあり。乃梨子は終盤に瞳子との友情がクローズアップされるので、5期同士だといいなあ。

ここから、非山百合会のサブキャラ・脇役キャラへいきます。

蟹名静:林瑠奈or中西アルノ

ビジュアル・内面双方で適任者が2人いたロサ・カニーナ!歌が上手くてミステリアスなトリックスター、というとこで、るるるとアルルをノミネート。聖さまや祐巳ちゃんとの絡みが多い。

細川可南子:遠藤さくら

鉄板配役その2。スラっと背が高く、家庭の事情から陰のあるキャラクター。さくちゃんのスタイルのよさと「陰」のアイドル性が合っている。
さくちゃん、特に髪型をいじったり何もしなくても、リリアンの制服姿が一番似合うメンバーでもあると思う。余談だが、「トラックガール」で彼女がかぶっていた猫耳つきのかぶりもの、かなり似たキャップを可南子がかぶっている挿絵が原作にある。

久保栞:掛橋沙耶香

かなりハードルが高い役。というのも、「儚さ」がないとできない役ナンバーワンだと思うので。前髪ぱっつんでロングヘアという正統派美少女な容姿であり、何人か候補は浮かびつつ儚げ要素が足りん…と思ったらさぁちゃんがいた!
ちなみにこの通り久保ちゃんと同姓同名なので、そんな名前の子が乃木坂にいるのも乃木オタと化した一因。初期の彼女ならそのままこの役ができただろう。

武嶋蔦子:筒井あやめ

カメラちゃん。生徒の美しい瞬間を捉えることに情熱を燃やす、しかしパパラッチではなく写真家気質なのが蔦子さん。写真カメラ趣味持ちのあやめんをセレクト。素のあやめんだと蔦子さんにしてはフェミニンすぎるかもしれないが…我が道をゆく格好いいキャラなので誰が演じても楽しめそうだ。

内藤笙子:松尾美佑

ハーフアップツインをピンクのリボンで結んでいる、マリみての隠れた正統派美少女キャラ。出番は少ないが、ハーフアップツインが似合うキラキラ感は美佑ちゃんが最適かと。蔦子とはスールではないが、よき後輩としてなついている関係にある。

築山三奈子:佐藤楓or梅澤美波or賀喜遥香

「リリアンかわら版」を発行する新聞部の部長。確か原作小説のイラストにはなくて、アニメでビジュアル初公開だったはず。生徒のスキャンダルを狙っていて騒動を引き起こすにぎやかしキャラだが、根は悪い人ではない。
最初ビジュアルででんちゃんが思いつき、リリアンの内部事情に精通から梅、文才(画才)からかっきー、とノミネートさせていただいた。

山口真美:阪口珠美

ショートキャラ、というビジュアル寄りでの配役。原作では利き腕に関する描写はないけど、左利きな珠ちゃんがやると映像的にアクセントになるかもしれない。

高知日出実:柴田柚菜or中村麗乃

ほぼビジュアルだけで選びましたごめん!新聞部キャラって学年が下がるにつれて正統派寄りになっていく…

桂さん:岩本蓮加

「桂」は苗字ではなくファーストネーム(なのでリリアンの風習に従って必ずさん付けで呼ばれる)。祐巳のクラスメイトでミーハーな陽キャ寄り→時々ギャルになるれんたん、と連想ゲームで。

田沼ちさと:金川紗耶

由乃(弓木)との相性でやんちゃんに。最初はミーハーな令ファンとして登場し、由乃のライバル兼悪友的存在になるので。途中から髪をバッサリ切ったり、剣道部に入部してきた由乃をバシバシ鍛えたりする。


うーん、必ずしも清楚でお嬢様的でもなくなってきた今の乃木坂でも何とかいけるやん、みたいな結果かと。
このほか加東景・内藤克美・鵜沢美冬といった1~2話だけ登場し印象を残していくキャラもおり、また祐巳らとほとんど絡まない生徒だけによるサイドストーリー的短編も原作にはあったり。
原作もアニメも10年以上前に完結し、マリみてもそろそろ「歴史」になっていく作品だと思うので、こんな坂道と接点多めのカルチャーがあったんですよ、という備忘録でもある。




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