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記録媒体の歴史/自費出版のあれやこれや#23

今回は「記録媒体の歴史」について。

記録媒体とは、パソコンで入力した文字や写真データなどを記録させて持ち運んだり、他のパソコンなどに移したりできるものです。
私が社会人になった頃は、フロッピーディスクが活躍していました。
フロッピーに変わり台頭してきたのがMOディスク(光磁気ディスク)。私も初めて買ったiMacに128メガバイトのMOドライブを装備しました。128メガって…。
仕事ではデータのやりとりはMOやCD-ROMなどをバイク便で届けたり、直接持参したりしていました。今じゃ考えられませんね。

フロッピー

MO写真

ちなみに「バイト」とはコンピュータで扱うデータサイズの大きさを表す単位です。1バイトで半角英数字1文字分とされています。
1024バイトで1キロバイト、1024キロバイトで1メガバイト、1024メガバイトで1ギガバイト、1024ギガバイトで1テラバイトになります。3.5インチのフロッピーの容量は1.44メガバイト、CD-Rは約700メガバイト、BD-Rは1層なら25ギガバイトです。

私はしばらく印刷・出版業界から離れていて、戻った時にはMOもフロッピーも跡形もなく消え、世は「〇ギガバイト容量のUSBメモリ」などフラッシュメモリが席巻していました。データの持ち運びも直接手渡さなくても大容量のデータ転送サービスなどを利用すれば、メールで瞬時に送れます。便利な世の中になりました。

音源や動画の記録媒体も似たような変遷をたどっています。レコードからカセットテープ、CDになってMDに、そして今はダウンロードです。聞きすぎて音がノビノビになったカセットテープが懐かしい。動画はビデオテープからDVD、ブルーレイにダウンロード。今ではダウンロードもしないで見たい時にストリーミング。もうついていけない……。

昨年末に「地銀でフロッピーディスクの取り扱いを終了」とのニュースで、「フロッピーって何?」と思われた方もいたようです。「まだ生きてたのか」と思われた方もいたとか。MDやカセットテープ、ビデオテープも若い人は見たことがないかもしれませんね。

自費出版のご相談には、「フロッピーに保存してあるけど取り出せる?」という質問が多くあります。小社にはWindowsで保存されたフロッピーを読み取る機器がありますので、取り出すことが可能です。
印刷会社ではワープロで保存されたフロッピーのデータも取り出し可能なところがありますので、ぜひご相談ください。

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